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<5段階評価>

あらすじ(Amazonより)

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。

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雑誌・ダ・ヴィンチなどでも紹介されていたので読んでみて、読み終わった日に本屋大賞の受賞が発表された。
が、私にはどうも合わなかった。
私の読解力に難があるのかもしれないけど。

ロード・オブ・ザ・リングやナルニア国物語を思い起こさせる、完全な架空の世界が舞台。
なので、人物名・国名・一部の固有名詞などが作者の創作なのでややこしい。
登場人物が多いうえに似たような名前で、後々考えるとさほど重要と思えない人にも名前がついてたりするので、人物相関がごちゃごちゃしてる。
たくさんの国や民族が出てくるんだけど、その力関係や政治背景がなんかややこしくて、ぐちゃぐちゃしてて、それに加えてたくさんの登場人物がいるから、誰がどこの人でっていうのがわかりづらくてこんがらがりそうになる。
そういう幾重にも重なった複雑さを頭で整理しながら読まなくてはならなかったので、最後まで物語の世界観に入り込めなかった。
そのうえ、重複する説明や重複するセリフや不必要と思える描写やテンポの悪いセリフ回しが多くて、全体的なリズム感が合わなかった。
2巻にわたる長編だけど1巻分くらいの長さで表現できたんじゃないかな。

黒狼病から生き残ったヴァンとコナ、必死で黒狼病の治療をする医師のホッサル、病をきっかけに表面化する国や民族間の争いなど、テーマとしてはすごく面白いと思うので、その分残念に感じる部分が多かった。

たくさんの人の投票で受賞した本屋大賞だから、この作品を楽しめなかったのは単純に私の側の問題だと思う。




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by wakabanokimochi | 2015-04-09 00:15 | 読書 | Trackback | Comments(0)