ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

趣味のことをいろいろと


by wakabanokimochi
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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
凄惨な殺害方法と幼児が書いたような稚拙な犯行声明文、五十音順に行われる凶行から、街中を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件”。
それから十ヵ月後、事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの犯行声明文が見つかる。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった埼玉県警の渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし…。
破裂・溶解・粉砕。
ふたたび起こる悪夢の先にあるものは―。
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第一弾よりもさらに凄惨で生臭く、思わず顔をしかめたくなるような殺人現場の描写がすごいです。
なかなか生々しくてすごいです。

ちょっとだけ、主人公の古手川刑事の行動に「ん?」と思う部分がありました。
「なぜ、そう思っていたならそう動いた?」みたいな。
ちょっとだけ、そう感じる部分もありましたが、物語の展開も前回よりスピーディーでスッキリしていて、だれるようなことはなく楽しく読みました。
最後の最後で「へー!」ってなりました。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-11-09 01:05 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。
それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。
そして書いたのは誰なのか。
謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。
圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!
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人の命を奪うことには一切のためらいがなく淡々としているのに、愛する者に対しては純粋なまでの執着心を見せる。
サイコパスと思しき人物の書いた殺人の告白文は、生々しさと同時に純粋さえも感じてしまいました。
どんな人間でも、“狂気”もしくは“狂気めいたもの”を必ず内包していると思っているのですが、沼田さんの作品を読むと、“自分でも気づいていなかった自分の中の狂気”に気づかされてしまう感じがします。
自分の内面をものすごく揺さぶってくる作家さんです。



<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-10-31 20:06 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。
無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは? 正体とは?
警察は犯人をとめることができるのか。
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猟奇殺人鬼による凄惨な殺人事件、それを追う刑事たちの苦悩と焦り、刑法39条の壁……。
最後まで展開の読めない、サイコスリラー・エンターテイメントでした。
ちょっとだけ気になったのは、格闘シーンの長さ。
途中で少し飽きてしまって、その部分は読むのに苦労しました。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-10-22 23:45 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。
一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。
千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。
けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。
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いわゆる“毒親”と言われる母親に育てられた二人の女性の共依存の物語。
傍から見ていると、「そんな親からは離れてしまえばいいのに」と思うけれど、幼い頃からの呪縛でそれができないのが、この問題の闇の根深さなんだろと思います。
終わったように見えて実は終わりの来ない呪縛の関係が空恐ろしく感じました。
こういう経験はないので共感はしなかったけど、母親のワガママっぷりと娘たちの卑屈さにイライラしてしまうくらいには、物語に入り込みました。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-10-15 15:19 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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<個人的好き嫌いを5段階で表示>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
幼子の名はミハル。
産廃処理場に放置された冷蔵庫から発見された、物言わぬ美少女。
彼女が寺に身を寄せるようになってから、集落には凶事が発生し、邪気に蝕まれていく。
猫の死。
そして愛する母の死。
冥界に旅立つ者を引き止めるため、ミハルは祈る。
「アミダサマ!」――。
その夜、愛し愛された者が少女に導かれ、交錯する。
恐怖と感動が一度に押し寄せる、ホラーサスペンスの傑作。
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デヴィッド・リンチ映画のように、現実とうつつを行ったり来たりするような、正常と狂気の狭間をさまようような、そんな悪夢みたいな作品でした。
悪夢さ加減というか、鬱々加減が私の好きなテイストではなかったので、読み進めるのに時間がかかってしまいました。
今まで読んだ沼田さんの作品は全部好きだけど、この作品は少し雰囲気が違うように感じました。
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by wakabanokimochi | 2018-10-06 23:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たち。
静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。
裸の体で、秘密の心を抱える彼らはそれぞれに深刻な欠落を隠し合っていた。
決して交わることなく、お互いを求め合う4人。
そして翌朝、宿には一体の死体が残される──
恋という得体の知れない感情を、これまでにないほど奥深く、冷静な筆致でとらえた、新たな恋愛小説の臨界点。
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最初から最後まで漂い続ける不穏さ。
登場人物の全員から感じる精神の不安定さ。
それらが相まって、終始、落ち着かない気分にさせられる作品でした。
何かが始まっているような、まだなような。
いや、何かが終わりに向かっているような……。

西さんは、やっぱり、人の心を揺さぶるのがうまいです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-09-29 23:12 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
いつも通りの夏のはずだった。
その事件のことを知るまでは…25年前の祖父母の心中事件に隠された秘密とは。
残された写真、歪んだ記憶、小さな嘘…。
海辺の町を舞台とした切なくてさわやかな青春ミステリー。
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寂れた海辺の町に住む中学生男子の、田舎で生まれ育った自分は何者にもなれるはずないという、鬱屈した諦めのような感情に強く共感しました。
だけどそれは、何者かになる努力をしていない自分を正当化するための言い訳にすぎないことが、私の年齢になるとわかってしまうから、共感してしまった自分自身に対して、ちょっとだけ苦しかったです。
サスペンスめいた展開と思春期の少年の心理描写のバランスが面白かったです。
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by wakabanokimochi | 2018-09-04 22:14 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。
その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。
少女が生活していたマンションの浴室から、大量の血痕が見つかったのだった。
やがて、同じ部屋で暮らしていた女も警察に保護される。
2人は事情聴取に応じるが、その内容は食い違う。
圧倒的な描写力で描く事件は、小説でしか説明する術をもたない。
著者の新しいステージを告げる衝撃作!
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誉田さんのサイコっぷりに度肝を抜かれました。
映像ではなく文字なのに、グロいのが苦手な人はたぶん駄目です。
匂い立ってくるような生々しさがスゴイです。
若干、吐き気がしました。
しかも、ずーっとモヤモヤすっきりしない感じもさすがです。
誉田さんは狂人です。(褒め言葉)
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by wakabanokimochi | 2018-08-31 14:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。
間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。
走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。
触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった――。
恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか?
ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。
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西さんの作品は、私の心の奥の、自分でも気づいていない何かを鷲掴みされる気がして、意味もなく泣きたくなります。
登場人物が自分に似ているわけでもなく、似たような経験をしたわけでもなく、似た環境にいたわけでもなく、とにかく、自分の人生とはほぼ無関係な物語にもかかわらず、自分の記憶のどこかが刺激されるような気がするのです。
ものすごく懐かしいような、そんな気分になります。
あの場面のあの文章が、とかいう具体的な描写ではなく、沸き立つ雰囲気のようなものが私の奥を刺激するのです。
語り口なのかなぁ……?
西さんの作品はいくつか読みましたが、その多くで、そんな気分になります。
不思議な作家さんです。

この作品も、なんだか胸がキューっとなって苦しいけど、清々しいさも感じました。


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by wakabanokimochi | 2018-08-14 22:52 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
仕事の成功、円満な家庭―ただ、幸せになりたいだけだった。
加藤翔子は、20年前にワクチン製造会社・ブリッジを起こし、会社は大きな成長を遂げた。
ブリッジが製造する“ワクチン”は、「人生を変えたい」と願う人間にとって必需品だったが、ある日突然、原材料が死に始める。
原因は不明。
ワクチンの効果は20年で切れるため、このままだと接種者がパニックに陥る可能性がある。
だれよりもそれを恐れたのは、ワクチン接種第一号である翔子だった…。
成功とは何か、幸福とは何か価値観をゆさぶる感動傑作。
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世界初の特別なワクチンを製造・販売する女社長と、そのワクチンを接種した人たちを巡る物語です。
この“特別なワクチン”というのがこの作品の肝だと思うのですが、ワクチンが物語に与える影響が弱い気がして、このワクチンを物語の中心にする必要性をあまり感じませんでした。
女社長が奮闘・暴走する話なら、わざわざ架空のワクチンじゃなくてもいいだろうし、ワクチンを主役にするなら、もっとワクチンによる出来事が起きた方がよかったのかなと思います。
ちょっと荒唐無稽さが悪目立ちした気がしました。


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by wakabanokimochi | 2018-08-03 21:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)