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★★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
小さい頃、私は「永遠」という言葉にめっぽう弱い子供だった――。
10歳から18歳まで。
ナイーブでしたたかで、どこにでもいる普通の少女、紀子の成長をめぐる、きらきらした物語。
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森さんは私よりちょっと年上だけどほぼ同年代。
だからか、この主人公の少女が抱く思春期特有の感情がわかりすぎるくらいわかって、なんだか、自分の思春期を見せられているような錯覚に陥りました。
彼女と私の身に起きる出来事は当然ながら全然違うものなんだけど、彼女の思いや取り巻く空気感や、そういったものがすごく似ていて、ノスタルジーがすごいです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2017-10-06 00:19 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。
人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、渾身の大長編。

小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。
女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。
ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。
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昭和36年から平成にかけての、塾を営む家族の歴史の物語。
NHK朝ドラのような趣で、決して順風満帆ではない家族の悲喜こもごもはとても読み応えがあった。
登場人物たちがすごくていねいに人間臭く描かれていて、良い人だけの人も嫌なだけの人もいないのがいい。
人間ドラマとしてとても秀逸で、ドキュメンタリーのような臨場感を感じる。
塾とか教育とかちょっと堅苦しいのかなと最初は身構えたけど、そんなことは全然なかった。
久しぶりに、読み終えるのが寂しい・もったいない、と思える作品だった。
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by wakabanokimochi | 2016-12-15 21:11 | 読書 | Trackback | Comments(0)