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【映画】 ザ・ファブル


【★★★★(個人的好みを5段階で)】


コメディとちょっとのシリアスが混在したアクションエンタメ。
見どころは何と言っても岡田くんのアクションで、アクション俳優・岡田准一を存分に堪能できる作品です。

ひとつだけ気になったのは、そのアクションシーンの場所が暗くてゴチャゴチャしていたこと。
もしかしたら、目の老化で私だけが見にくかったのかもしれませんが、それにしても、黒っぽい鉄筋がむき出しのごみ処理施設のバックヤードのような空間に、全身黒ずくめの岡田くんの姿が同化してしまって、せっかくのアクションが目立ってなかったように思います。
しかも、そんな狭い場所で大人数でわちゃわちゃしているのがゴチャゴチャして見にくかったです。
今のごみ処理施設ってとても清潔で近未来的な作りだったりするから、映画・バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチが戦っていた、蛍光灯が眩しい真っ白な通路くらいの明るい場所だったらメインのアクションシーンがもっと映えたのにと思いました。

原作は未読なのですが、人間ドラマの部分も面白い作品なんだろうなと思います。
だけど、その人間ドラマの部分はあまり詰め込まず、映画の尺に収めるためにアクションをメインで描いたのは潔いくて見やすかったです。
原作に要素をあれこれ詰め込みすぎて中途半端になってしまう作品も多いですから。

アクションを重点的に描いたこの作品が面白かったので、同じキャストで人間ドラマの部分を深く描いたバージョンも見てみたいと思いました。
連ドラとかで見てみたいです。
岡田くんと佐藤浩市さん演じるボスの関係も見たいけど、安田顕さん演じるヤクザと柳楽優弥くん演じるその弟分のドラマを見たいと思いました。


【◆作品データ → 映画.COM


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by wakabanokimochi | 2019-08-03 23:38 | 映画 | Trackback | Comments(0)

【映画】 来る


【★★★(個人的好みを5段階で)】


私はこういうホラーものにはあまり興味がないのでめったに観ないのですが、原作の『ぼぎわんが、来る』と著者の澤村伊智さんが好きなので観に行きました。
こういう作品に岡田准一くんが出るのも珍しいので、それも観たくて。

原作と映画ではけっこう違う部分がありましたが、小説の映像化というのはそういうものなので気にはなりませんでした。
以前の私は、小説が映像化されるときの改変がすごく気になっていたのですが、最近は、原作と映画は別物と割り切って楽しめるようになりました。

“あれ”についての解釈が違っていたりラストが違っていたりしたのですが、それはは映像として見せるための改変だったように思います。
文章で表現して読者に自由に想像させる小説をそのまま映像化するのは、必ずしも正解ではないと思います。
特にこういう作品ではむしろ無粋です。

よくわからい不気味さと禍々しさ。
無邪気な子供が内容する邪悪さ。
大人たちが日々の生活の中で鬱積させていく澱のような感情。
そういうおどろおどろしさに満ちた、エンタメホラーでした。


【◆作品データ → 映画.COM】


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by wakabanokimochi | 2019-01-18 23:53 | 映画 | Trackback | Comments(0)



映画データ (映画.COM)

★★<5段階評価>

作品紹介----------
ヒマラヤ山脈を望むネパールの首都カトマンズで、山岳カメラマンの深町誠が発見した1台の古いカメラ。
そのカメラは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーが、1942年6月8日にエベレスト初登頂に成功したのか否かという、登山史上最大の謎を解く可能性を秘めたものだった。
カメラの過去を追う深町は、その過程で、かつて天才クライマーと呼ばれながらも、無謀で他人を顧みないやり方のために孤立した伝説のアルピニスト・羽生丈二と出会う。
深町は羽生の過去を調べるうちに、羽生という男の生きざまにいつしか飲み込まれていく。
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原作は未読なので、純粋にこの映画を観た感想になります。
ネタバレ、少しあります。

登山に興味のない人が観たら。
人生を投げ打ってまでエヴェレストにこだわってしまう感覚とかが伝わりにくいんじゃないかと思う。
羽生さん(阿部寛)が山に取り憑かれた天才クライマーという描写はあるけど、クライマックスの、山男の熱い想いみたいなものが、山に興味のない人には暑苦しいだけに見えてしまわないかと感じた。

登山知識がある人が観たら。
羽生さんや深町さん(岡田准一)がエヴェレストにアタックする後半シーンにいくつか見られるリアリティのなさが気になってしまうんじゃないかと思う。
映画なんだし、エンタメ作品なんだし、そんな細かいことを気にするのは野暮っていう思いもあるんだけど、少しだけ気になってしまった。
羽生さんが挑もうとする前人未到の挑戦に、羽生さんほどの技術はないと思われる深町さんが何の準備もなく同行することに無理があるとか、足手まといになるであろう深町さんの同行を許す羽生さんとか。
エヴェレストなのにわりと軽装で、しかも深町さんは思いつきで登ることを決めた感じが否めなくて、そのせいで、山男たちがエヴェレストに感じている畏怖や敬意や憧れみたいなものが希薄になってしまっているのが残念。
羽生さんが無謀な挑戦をしているというのが表現しきれていない。
それと、ベースキャンプで二人の帰りを待つ尾野真千子さんが天候が荒れ始めたエヴェレストに向かって言う「何人の命を奪えば気が済むんですか!?なんでこんな目に会わなくちゃいけないんですか!?」ってセリフも気になった。。
エヴェレストからしてみたら、勝手に登ってきて勝手に死んでいくだけなんで、とても違和感を感じるセリフだなぁと。
山に興味はないけど待つ身、としては言いたくなるのかもだけど。

原作未読の人が観たら。
登場人物の心境の変化についていけなくて、展開が唐突に見える。
おそらく原作ではもっと深く濃厚に人物像が描かれているんだろうけど、それを映画では描ききれていないのでそう見えるんだと思う。

原作を知っている人が観たら。
私は未読だけど、大ベストセラーだし山岳小説の金字塔と言われる作品なんだからきっとかなり面白い小説なんだと思う。
それを2時間の映画に収めるのは無理があるよ~って感じちゃうんじゃないかな。
かなりの描写がはぶかれているだろうから。

結果、人間ドラマとしても中途半端だし、山岳映画としても中途半端になってしまった印象。
圧倒的に時間が少なすぎたと思う。
だけど、この映画を観たおかげで俄然原作が読みたくなった。

カトマンズの雑多な雰囲気とか、エヴェレストの美しさとか、山に魅了された羽生さんの迫力とかはすごくよかった。
山男二人の熱い想いにグッとくるシーンもある。
山に登りたくなった。

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by wakabanokimochi | 2016-04-12 13:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)