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【★★★★(個人的好みを5段階で)】


宮部さんのかなり初期の作品みたいです。
だけどもう『宮部みゆき』が完成されていて、最近の作品と言われてもわからないほど出来上がっています。
宮部さんって本当に天才なんですね。

これは、短編集なんですがひとつひとつが濃厚で、物語がすぐに完結してしまう短編小説はあまり好きではない私でも楽しく読むことができました。
特に、表題の『我らが隣人の犯罪』は秀逸です。



作品紹介(Amazonより)--------------------------
僕は三田村誠。中学1年。
父と母そして妹の智子の4人家族だ。
僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。
僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐”したのだが…。
表題作以下5篇収録。
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【これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2019-07-28 01:28 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
嵐の晩だった。
雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。
何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。
「僕は超常能力者なんだ」。
その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。
それが全ての始まりだったのだ……
宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。
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自称・サイコメトラーの青年が、主人公の雑誌記者とともにある出来事に巻き込まれていく。
サイコメトリーの能力を使って事態を好転させようとするのにうまくいかない。

サイコメトラーという非現実的な人物がキーパーソンなのに、その力がうまいこと機能しないことでものすごくリアリティのある物語なのが面白いです。
古い作品だけど古さは全然感じません。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-12-24 23:24 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰!
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。
塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。
亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。
屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。
百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。
人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!
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宮部さんの作品のなかでも特に大好きな三島屋シリーズの第5弾。

どれも、良くも悪くも人の心の隙間につけ入るような話で、日常の中の“ゆらぎ”のような不可思議さが面白いです。
私は、人情ものの「だんまり姫」が一番好きでした。
あと、話しの聞き役のおちかの、新たな展開にじんとしました。
第二期が楽しみです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-12-04 20:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。
訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。
亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。
「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの客の身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が……
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この百物語シリーズは妖怪とか幽霊とかのオカルトな話なのに、恐ろしさよりも切なさを強く感じるので大好きなシリーズです。
第二話のひだる神さまがどこか可愛らしくて好きです。

心に深い傷を持つ主人公のおちかが、少しだけ前向きになれたようなのが良かったです。
今後の展開が気になります。

宮部さんはサスペンスもファンタジーも、そしてこういう人情物も、全部うまいですよね。
スゴイです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-04-09 23:25 | 読書 | Trackback | Comments(0)