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by wakabanokimochi
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タグ:塩田 武士 ( 3 ) タグの人気記事

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★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
雨の夜、市議会議長が殺害された。
波山署の本宮は県警捜査一課の若手・平原優子と組み捜査にあたるが、意外な容疑者が浮かび上がる。
その影を追ううち、本宮たちは一人の青年の心の闇に出会う―。
八〇年代のバブル経済に呑み込まれた男女と、それを見つめた彼らの子どもたち。
ある家族の崩壊と殺人事件を通して、時代を生きる人間を鋭く描き出す、傑作刑事小説。
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骨太の刑事ものサスペンス作品。
くたびれた中年刑事と若いけど愛想のない女刑事。
それぞれが傷を抱えているからこそ、少しずつバディとしての信頼感が深まっていく過程が好きだった。
主人公たちが感じる虚しさがせつなかった。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚

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by wakabanokimochi | 2018-02-22 23:17 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」の第一幕は社長の誘拐から始まった。
会社施設への放火、菓子に毒物を混入し企業を脅迫。
身代金取引の電話では子供の声が使われ「かい人21面相」などと名乗った挑戦状が送りつけられるという陰湿な事件だった。
『罪の声』はこの事件をモデルにしたフィクションである。
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父親の遺品から事件に関係すると思われる品を見つけてしまう男性と、特集記事のために事件のことを調べる新聞記者。
それぞれが独自に調査を始めた二人が違う方向からじわじわと事件の真相に吸い寄せられていく様子に、読んでいるこちらもじわじわと静かに興奮した。

犯人は捕まらずに時効になった事件なのでほぼフィクションの物語なのに、まるでドキュメンタリー作品を読んでいるようだった。
作中の事件の概要や印象的だった脅迫状の文面などは実際とほぼ同じなのでものすごくリアリティがある。
それだけではなく、この事件に翻弄された人々の人生もやけに生々しさを感じた。
読み応えのある肉厚のサスペンス作品。
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by wakabanokimochi | 2018-02-04 22:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
大手出版社で雑誌編集長を務める速水。
誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。
ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。
斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!
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大泉洋くんをモデルに主人公を「あてがき」したというので話題になったけど、読み進めるうちに洋くんよりもっと狡猾なイメージの人が私は頭に浮かんだ。
とはいえ、もし映像化されるならぜひ洋くんで観たい。

出版業界の裏側を描いたサスペンス作品で、最後の最後まで気が抜けない。
雑誌などの紙媒体がウェブマガジンなどに押されて廃刊になっている現状など、業界の苦しさに塩田さん自身も苦しんでいるんだろうなというのをひしひしと感じた。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-01-12 22:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)