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★★★<5段階評価>

織田信長に崇拝に近い思いで慕い従っていた家臣の太田牛一は、本能寺の変で突然信長が死んでしまったことを深く悲しむ。
織田信長という稀有な武将がいたことを後世に残したいと考えた太田牛一は、伝記『信長公記』の執筆を開始し、自分が仕える以前の信長のエピソードの収拾に奔走する。
さらに、本能寺の変の真相究明と発見されていない信長の遺体の捜索に、残りの人生をかけて挑む。

史実を考察した上で書かれたフィクション作品。
歴史に疎い私は、どの部分が本当でどの部分がフィクションなのかわからないので、違和感なく単純に楽しめた。

『信長公記』を書いた太田牛一は実在の人物で、遠い昔に必死になって本を書いた人がいて、それが今では重要な資料となっていることにロマンを感じる。
織田信長のことを後世に伝えたいという太田牛一さんの想いが、ちゃんと伝わってるのってなんかすごいと思う。
太田牛一さんは信長に傾倒するあまり、信長のことをちょっと美化して書いてるふしがあるらしく、残酷な描写などは極力避けようとしたところなんか、人間臭くていい。


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by wakabanokimochi | 2015-05-15 23:58 | 読書 | Trackback | Comments(0)