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★★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。
秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。
それから3年。
あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。
僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
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思春期の青臭さを抱えて、さらに、若さゆえの有り余るエネルギーを持て余す青年の姿に、すっかり中年の私はノスタルジーを感じてしまいます。
無遠慮で無配慮で勢いだけで、だけど、それがなんとも羨ましく、なんとも愛おしい。
住野さんが書く主人公たちは、若者特有の繊細さと儚さを持っています。
産まれたての雛や孵化する前の蛹のような、柔らかくて壊れそうなのにエネルギーを秘めている感じが好きです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-07-29 21:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。
みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。
別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。
クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。
ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度 1の青春小説!
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中高生はものすごく共感するんじゃないかな。

今の学校生活、空気を読んだりクラスメートの顔色を確認しながら過ごすことが必須なんじゃないかと思うんだけど、そのせいで気を遣い過ぎたり消極的過ぎたり、逆に元気キャラで疲れたり。
そんな風に過ごすのはクラスで浮いたりいじめられたりしないための対策でもあるけど、仲のいい友達を思いやってのことだったりもする。

これは、仲の良い5人の少年少女たちが、お互いを大切に思っているからこそ時には傷ついたり悩んだりする優しい物語です。
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by wakabanokimochi | 2017-09-25 23:42 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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★★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
夜になると、僕は化け物になる。
寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。
ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。
誰もいない、と思っていた夜の教室。
だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。
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本当のバケモノとは誰なのか。
いじめられている特異な少女なのか、イジメの中心人物たちなのか、それを見て見ぬふりするクラスメイトたちなのか。
学校という閉ざされたコミュニティの中で生き抜かなければならない思春期の少年少女たちの苦悩が、痛いほど伝わってくる作品。
ただ、イジメが題材ではあるけど、苦しいだけではなく一筋の光明みたいなものも感じる、いい物語。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚 
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by wakabanokimochi | 2017-05-13 23:24 | 読書 | Trackback | Comments(0)