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2015 F1 中国GP

面白くないことに、またメルセデス勢の圧勝だった。

予選Q3、ベッテルはメルセデス2台に食らいつくも、約1秒の差を開けられる。
それでも3番グリッドを獲得。

決勝、ベッテルはスタートのときに攻められればよかったんだけど、マシン性能の差なのか前のメルセデスに及ばず。
最初のタイヤ交換でアンダーカットを狙ったけど、マシンの速さが違うので成功せず、バトルらしいバトルもさせてもらえないまま、最終的にはトップのハミルトンと10秒以上の差を開けられてしまった。

残り3周、マシントラブルでフェルスタッペンのマシンがホームストレート上でストップしてしまい、セーフティーカーが入る。
ということは、10秒以上の差がほぼゼロになるってことだから、今のうちにタイヤ交換をして、残り1周でもレースが再開したときにバトルを仕掛けようかとフェラーリ陣営が慌ただしくなる。
でも結局、ストップしたマシンの撤去に手間取ったのでレースが再開することはなく、ベッテルもタイヤ交換せず、そのままセーフティーカーの先導でチェッカー・フラッグとなった。

優勝・ハミルトン、2位・ロズベルグ、3位・ベッテル
4位はライコネン

圧倒的な強さのメルセデスを相手に確実に3位に入ってきてるベッテルは素晴らしいと思う。

トラブル続きだったマクラーレンは、初めて2台揃って完走。
ポイント圏外だったけど、着実にレースごとに良くなってきているという印象。


ポイントランキングはこちら → TN ポイントランキング

<写真:ESPN F1
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# by wakabanokimochi | 2015-04-15 14:57 | F1 | Trackback | Comments(0)

神々の住まう国・出雲

一生に一度は行ってみたかった出雲大社に行ってきました。
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みーちゃんと女子旅♪
いつもは車でいくんだけど、さすがに島根は遠い。
今回は列車旅です。

岡山まで新幹線のぞみで。
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顔がカッコイイ。

岡山から出雲市までは特急で。
列車旅は眠れるし、読書できるし、ちょっと飽きちゃうけど快適。

出雲市駅からバスで出雲大社へ。
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あいにくの雨です。
雨に濡れそぼる神社も乙なものです。

まずは拝殿でお参り。
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本殿のある敷地内には入れないので、その手前にある八足門でお参りをします。
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奥の山に霧がかかって雰囲気がいい。

本殿を囲ってある塀の周りをグルっと回ります。
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本殿や他の社の屋根がチラッと見えます。

本殿を真後ろから見たところ。
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因幡の白兎にちなんでたくさんのウサギの象があります。
本殿にお参りしているウサギの象。
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ハートを持ったウサギ。
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因幡の白兎の一場面を模した象。
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松の参道の横にある広場にいたウサギと桜。
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神話の神様がいらっしゃる出雲大社は空気が凛としていて、弥生時代を思い起こさせるシンプルな社殿は卑弥呼とかを連想させる神秘さに満ちていました。
本殿に関する記述で一番古いものは659年だそうで、1300年以上も変わらずにこの空間がここにあり続けていると思うと、そして、そういう場所に自分が立っているのだと思うと感慨深いです。
1300年前にも私と同じように願い事を胸にこの場所に立っていた人がいたわけで、歴史の悠久さにクラクラします。
引いたおみくじにはいいことしか書いてなかったし、すごいパワーをいただきました♪

ただ、日本一の大しめ縄がある神楽殿に参拝していないことに帰ってから気づいた。Σ( ̄ロ ̄lll)
拝殿のしめ縄も大きかったので勘違いしてました…。
本殿にはちゃんとお参りしたから、まぁ、いいか(笑)。(´Д`)


出雲そばが有名らしいんだけど、私はそばを食べるとちょっとだけ気分が悪くなるので「縁結びうどん」をいただきました。
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九州のうどんとは違って、出汁は甘め、麺は弾力があって少し半透明でこんにゃく麺みたいな食感。
よく考えたら九州以外のうどんってあまり食べたことがないので、その違いに少し驚きました。
土地が変わるとこんなに変わるんだね。
美味しかったです。

デザートはぜんざいとほうじ茶のセット。
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出雲はぜんざい発祥の地らしく、ぜんざい屋さんがたくさんあります。
甘くてうんまい♪


夕方からはレンタカーを借りて日御碕灯台に行きました。
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東洋一の高さを誇る灯台で、世界の灯台100選にも選ばれたらしいです。
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真っ白でキレイ。
火サスみたいな断崖絶壁に立っていて、下を見ると「うひゃー! ((((;゚Д゚))))」ってなります。
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初めて見る日本海は思ったよりも穏やかでした。

日御碕灯台のちょい手前にある日御碕神社は道路から見ました。
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鬱蒼とした森の中に佇む社殿が神秘的でした。

日御碕の海岸線を宿に向けて車で走っていると虹に遭遇!
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年に一度神様が集まる海岸線で虹を見るなんて、もう、いいことが起こる気しかしない(笑)。

その先の稲佐の浜では、雨が少し小降りになって夕焼けが見られました。
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稲佐の浜は年に一度集まる神様をお迎えする場所です。
写真には写らなかったけどこの手前の岩には鳥居があります。
そんな場所で見る夕焼けは荘厳できれいでした。


さて、2日目。
朝は小雨だったけどだんだん晴れてきました。

松江城に行ってきました。
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天守閣から見た宍道湖と松江の街。
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桜がまだ咲いていました。
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白い桜(?)とピンクの桜と松江城。
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青空のもと、桜に囲まれた黒い松江城はカッコよかったです。
お城マニアの人の気持ちがちょっとわかる。
戦いを想定して作られた要塞であるお城が持つ機能美。

このあと、八重垣神社にお参りしました。
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縁結びの神社で結婚式発祥の地らしいです。

この神社で有名なのが、鏡の池に半紙を浮かべる良縁占いです。
やっぱりこういうのは女の人の方が好きですね。
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なんだかここも神秘的なところです。
私も占ってきました。

社務所で買った半紙を鏡の池に浮かべると、言葉が浮かび上がってきます。
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「よろこび事ある 西と北 吉」
と書いてありました。
真ん中に10円玉か100円玉を乗せます。
遠くの方に流れて行けば遠くの人と縁があり、早く沈むと早く縁づくらしいです。
15分以内に沈めば早い方で、30分かかれば遅いそうです。

私の場合は浮かべたところからほぼ移動せず、5分くらいで沈みました。
あらら♪ 縁づいちゃう?(ノ∀`*)
結婚とかには相変わらず興味がない私だけど、良縁あり、と言われると悪い気はしない(笑)。

帰り、宍道湖畔にある公園でお茶しました。
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天気が良くなったので気持ちいい。

マイナー県として有名な島根だけどすごくいいところでした。
のんびりゆったりしていて日常を忘れられます。
知らない場所に行くのは楽しいです。
また、旅したいなぁ。
# by wakabanokimochi | 2015-04-12 21:15 | 旅・お出かけ | Trackback | Comments(0)

【読書】 鹿の王 / 上橋菜穂子_a0220528_092848.jpg

<5段階評価>

あらすじ(Amazonより)

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。

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雑誌・ダ・ヴィンチなどでも紹介されていたので読んでみて、読み終わった日に本屋大賞の受賞が発表された。
が、私にはどうも合わなかった。
私の読解力に難があるのかもしれないけど。

ロード・オブ・ザ・リングやナルニア国物語を思い起こさせる、完全な架空の世界が舞台。
なので、人物名・国名・一部の固有名詞などが作者の創作なのでややこしい。
登場人物が多いうえに似たような名前で、後々考えるとさほど重要と思えない人にも名前がついてたりするので、人物相関がごちゃごちゃしてる。
たくさんの国や民族が出てくるんだけど、その力関係や政治背景がなんかややこしくて、ぐちゃぐちゃしてて、それに加えてたくさんの登場人物がいるから、誰がどこの人でっていうのがわかりづらくてこんがらがりそうになる。
そういう幾重にも重なった複雑さを頭で整理しながら読まなくてはならなかったので、最後まで物語の世界観に入り込めなかった。
そのうえ、重複する説明や重複するセリフや不必要と思える描写やテンポの悪いセリフ回しが多くて、全体的なリズム感が合わなかった。
2巻にわたる長編だけど1巻分くらいの長さで表現できたんじゃないかな。

黒狼病から生き残ったヴァンとコナ、必死で黒狼病の治療をする医師のホッサル、病をきっかけに表面化する国や民族間の争いなど、テーマとしてはすごく面白いと思うので、その分残念に感じる部分が多かった。

たくさんの人の投票で受賞した本屋大賞だから、この作品を楽しめなかったのは単純に私の側の問題だと思う。




<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
# by wakabanokimochi | 2015-04-09 00:15 | 読書 | Trackback | Comments(0)



吉井さんの最新アルバムについてちょいと語ります。

およそ3年半ぶりにリリースされたオリジナルアルバム。
発売されて約半月、毎日毎日聴いています。
時には大音量で、時にはヘッドフォンで、時には一緒にデカイ声で歌いながら♪

ソロになってからの作品の中で最高傑作じゃないでしょうか。
少なくとも私にはそう。
心の奥が沸々と興奮すると同時に、時々発動する負のスイッチが押されそうになる。
ハイとノッド、相反する感情が湧いてきて精神衛生上たいへん危険。
それくらい心を揺さぶられる作品です。

聴き始めの頃の印象は、単純に「カッコイイなぁ!」でした。
だけど、聴けば聴くほど心に刺さって、鼻の奥がツンとする。

「音」のことは正直わからなくて、「サウンドがどう」とか「ギターがどう」とかを語るほどの知識も耳もないんだけど、ただ、なんだかすごく自然で、全然力んでなくて、耳から入った音楽が何にも引っかからずにスーッと心まで届くような曲ばかりだと感じました。

文章を読んだり書いたりするのが好きな私だから、やっぱりどうしても言葉に意識がいってグッときます。
特に好きなのが、

“互い違いの魂が入れ替わるほど抱き合った”

って、この一節だけで主人公の歴史が見える。

50歳手前になった吉井さんが、これまでの人生を振り返って「良いことも苦しいこともあったなぁ」と思いながら、「さて、これからどんな風に生きようか」とワクワクしている、悩んでいるんじゃなくて楽しんでる、そんな風に感じるアルバムです。
頭に浮かんだ風景は、周りが見渡せる山の稜線(久住連山でいうところの、扇ヶ鼻みたいなところ ← わかる人が限定されちゃう喩え)を歩いている男が、ちょっと立ち止まって後ろを振り返って辺りを見渡してから、また山のてっぺんに向かって歩きだす、そんな様子です。

当然、いろんな年齢層の方が聴いてると思うんだけど、それぞれの年齢で感じ方は違うんだろうな。
私は吉井さんよりはちょっと年下だけど同じ40代。
後ろ向きな感情と前向きな感情が混在する40代特有の混沌をさらにかき混ぜられちゃって、なんだかザワザワします。
人生を折り返しちゃった人が感じる希望と絶望。
吉井さんと近い年齢でこの作品を聴けることがものすごく幸せです。

このアルバムを引っさげてのライブが、ソロ史上最高になるのはまちがいなしでしょう。
楽しみすぎます♪
ただねぇ、素晴らしすぎるが故に消えてしまいたくならないか、ちょっとだけ心配です(笑)。

吉井和哉 7th Album 『STARLIGHT』_a0220528_23183911.jpg

# by wakabanokimochi | 2015-04-06 23:34 | 吉井和哉 | Trackback | Comments(2)

【読書】 寡黙な死骸 みだらな弔い / 小川洋子_a0220528_1633271.jpg

★★★<5段階評価>

肉親や恋人や他人や、様々な死に対峙した人々の物語を集めた短篇集。

小川さんの作品は本当に静か。
防音の部屋にいるような、映画館の中のような、完全な静寂ではない心地よい静けさ。
セリフが少ないわけでも音の描写が少ないわけでもないのに、どうして「静か」だと感じるんだろう?
そして、寂しさと温かさが同居していて、グロテスクな場面もあるのに不思議と優しい。



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# by wakabanokimochi | 2015-04-04 16:36 | 読書 | Trackback | Comments(0)