ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

趣味のことをいろいろと


by wakabanokimochi
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<   2018年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧


【捕まえたい背中】(加筆済み) <pixivのページにジャンプします>


pixivにアカウントを作っちゃいました(笑)。
pixivは、小説投稿用にちゃんとページが作られているし、一度にアップできる文字数もこのブログの3倍あるので便利です。
自作小説みたいなものは、今後そちらにアップして、ここでお知らせします。
お目汚しですが、よかったら覗いてみてください。(。-人-。)

ひとつ書き上げたことで調子に乗ってしまいまして、今、書くのがめちゃめちゃ楽しいです。
たぶん、書くことでしか書くスキルはアップしないし、友達も、クオリティなんかきにせずとにかく書け、と励ましてくれるので、楽しいと思えている今のうちにたくさん書こうと思います。もしよかったら、暇つぶしにでも読んでみてください。
書く励みになりますので。(〃▽〃)

先日、ここで発表した作品を少し加筆して、もう少し描写を具体的にしてみました。
これが、今の私の描写力の限界のようです。
もっと上手くなるように頑張ろうと思います。
上のリンクからpixivのページにジャンプします。


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by wakabanokimochi | 2018-06-29 23:52 | 自作小説(みたいなもの) | Trackback | Comments(0)
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★★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
「あのね。よく聞きなさい。昨日、団地で男の人が殺されたの」知っている。
わたしが殺したのだ。
母は続けてこう言った。
「警察に里子ちゃんが連れて行かれたの」友梨、真帆、里子。
大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見える。
傑作長編エンタテインメント。
-----------------------------------------------

華やかさはないけれどそれほど貧しいわけでもない、高度経済成長のころの団地。
コミュニティの親密さゆえに起きる人間関係の密着と疎外。
古き良き時代の素朴さよりも不穏さをまとった空気感の中で、無知で無力な少女たちを翻弄する数々の出来事が起こる。
行間から滲み出る不穏さにものすごく惹きつけられて、最後まで目が離せない。
彼女たちが翻弄されるように、読み手のこちらも作者に翻弄され、思いもしなかった展開に最後は本当に「マジか!?」って声が出た。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-06-28 23:46 | 読書 | Trackback | Comments(0)


★★★<個人的好き嫌いを5段階で表示>

ピーターラビットの絵本などをちゃんと読んだことがないので、絵本との世界観の違いなどはわかりませんが、うさぎと人間の本気の殺し合いが面白いです。
手加減抜きの本気なのがいい。。
血みどろの残虐さはないので、その点はお子様連れでも安心です。

ピーターたちうさぎのモッフモフ感はすごい!
服を着て言葉を喋って二本足で歩くけど、本物のうさぎと見間違えるほどにうさぎです。


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by wakabanokimochi | 2018-06-27 11:31 | 映画 | Trackback | Comments(0)
 武川さんからメールが来たのは、あのホテルの夜の三日後だった。一次面接のお疲れ会をしてやるから、今夜、飯でも行こうという。
 ものすごく会いたい気持ちと、どんな顔をすればいいのかわからないという思いが喧嘩する。今までのように平常心で笑える自信がない。
 スマホを握ったまま、なんと返信しようか考えていると、また武川さんからメールが来た。
『19:00にこの店で』という短い文章に、店の地図が添付されていた。
 この前、武川さんたちを見かけた店だった。俺の胸にもう一つの感情が湧く。……これは嫉妬だ。恋人と行く店に俺と行く。
 武川さんにとって、俺はどんな存在なんだろう。この人は、俺が誘いを断るなんて考えてもいない。呼べば必ず来る後輩。慕ってくれる、ただの後輩。
 恋人の代わり……、なんてことはないか。あの人と俺じゃ比べものにならない。
 武川さんに会える嬉しさよりも、惨めさの方が増した気持ちを抱えて武川さんに返信を打つ。
『ありがとうございます!ごちそうになります!』

      ◆

 約束の時間ちょうどに店に行くと、武川さんはもう来ていた。
「今日はありがとうございます」
「いいから、とりあえず飲め。ビールでいいか?」
「はい」
 運ばれてきたビールで乾杯をする。
 今夜の武川さんはいつもより楽しそうで、前より充実しているように見えた。仕事中に突発的なトラブルがいくつかあったこと、それを、尊敬する上司の指揮でうまく乗り切ったことなどを嬉しそうに話してくれる。
「お前も早くこの会社に来いよ」
 自分たちの仲間に入れと言ってくれているようで、素直に嬉しかった。
「で、うちの営業所に配属になればいいな」
「俺も早く、武川さんと一緒に働きたいです」
「そしたら俺がビシビシ鍛えて、さとりのお前を一人前にしてやるよ」
 武川さんは、ことあるごとに俺を『さとり』といじってくる。今までは俺も笑って受け流して来たけど、今日はその言葉がやけに癇に障る。武川さんと一緒にいたあの人を思い出して、また惨めな気分になって俯いてしまう。
「どうしたんだよ?」
 たぶん俺は、少しふてくされた顔をしていたんだと思う。
「さとり、に傷ついたか?」
 武川さんがまた冗談めかして言う。
 だめだ。今日の俺は顔が引きつって、いつものように笑って受け流すことができない。武川さんはいつもの冗談を言っているだけなのに。
「なんだよ?どうした?」
 武川さんが本気で心配してくる。
「俺……」
 もう、自分を止められない。
「俺、この前、武川さんがホテルに入るのを見ました」
 俺は俯いたまま言葉を続ける。
「えっと、……男の人と」
 上目遣いで武川さんを見ると、眉間にしわを寄せた顔をしていた。でもこれは怒っているんじゃない。
 ……傷ついている?
 俺はまた俯く。
「その、あの人はやっぱり……、武川さんの……」
 それを知っても自分が苦しいだけなのに、つい聞いてしまう。
 長い沈黙。
 もう一度、チラッと武川さんの表情を伺う。俺を見ている武川さんの視線とぶつかった。俺は目を逸らす。
「気持ち悪いだろ?」
 俺はハッとして武川さんを見る。武川さんは自嘲気味に笑っていた。
「男同士なんて気持ち悪いよな」
 武川さんの顔には、諦めの薄い笑顔が張り付いている。
 ああ……。俺はこの顔を知っている。
 本当の俺が友達にバレた時に、俺がいつも作ってきた顔だ。
「……うん、まあ、あれだ。その、黙ってて、すまん……」
 いつも自信たっぷりで、いつも理路整然としていて、言い淀んだことなんかない武川さんが言い淀んでいる。俺なんかに対して言い淀んでいる。
 違う。俺は武川さんにこんな顔をさせたいんじゃない。
「違います!」
 武川さんが困惑の表情になる。
「俺も、……武川さんと同じ側の人間です」
 今度は真っ直ぐに武川さんの顔を見る。
 武川さんの顔に張り付いていた薄い笑顔が溶ける。
「そうか……」
 そして、驚きと安堵の顔になる。
「なんだ……、そうか」
 武川さんは何度も笑顔で頷きながら、握ったままだったビールのグラスに口をつける。
「俺、武川さんが好きです」
 武川さんは目を見開いて、口に含んだビールをゴクリと飲み込んだ。そして、真っ直ぐに武川さんを見る俺の視線から逃げるように、目を伏せた。
 ああ、たぶん、それが答えだ。
「牧、俺は今……」
「あの人は恋人なんですよね?」
 武川さんの言葉に被せるように聞く。武川さんは答えない。俺を傷つけないようにと考えてくれているんだろう。
「すみませんでした!」
 場の雰囲気を変えるように、俺は努めて明るい声で謝った。
「勢いで告っちゃいました。気にしないでください」
「牧……」
「今までどおり、またご飯とか誘ってください。お願いします」
 俺は、顔に貼り付けた薄い笑顔を武川さんに見られないように、深々と頭を下げた。

      ◆

 土曜日の午後。
 自分の部屋でパソコンに向かっていると、ポケットのスマホがメールの着信で細かく震える。俺はすぐに取り出して、誰からか確かめる。
「長谷川か……」
 武川さんじゃなかった。
 武川さんに思わず告白してしまった日から十日。あの日から連絡がない。もうすぐキャンペーンが始まると言っていたから忙しいんだろうけど。
 会いたい……。
 俺の思いを受け止めてもらえなくても、やっぱり会いたい。
 武川さんのことを頭から追い出すために、長谷川からのメールを確認する。
『頼む!一生のお願いだ!今夜の合コンに参加してくれ!』
 人数が揃わずに困っているんだろう。確かに、男の方が少なくて女の子があぶれる合コンなんて、最悪だ。
『今度、飯おごれよ』と返すと、『すまん!サンキュー!』という文章とともに店の地図が送られてきた。

      ◆

 合コンはそれなりに盛り上がっている。
 長谷川と斉藤、それから斉藤の地元の友だちの……、村山っていったっけ。
 女の子たちは全員、近くの女子大の2年生らしい。みんなふわふわした柔らかい色合いの洋服で、喋り方もどこかふわふわしている。普通に幸せに、健やかに育ってきた子たちなんだろう。男たちの、小学生並みのくだらない話にも楽しそうに笑ってくれる。
 俺は、そんな楽しげな空気を壊さないように、誰も不快にさせないように、にこやかにみんなの話を聞いている。
 テーブルを挟んで男女が向かい合っていたのも最初だけで、ある程度場が和んだと判断した幹事・長谷川の掛け声で、男女が交互に座るように席替えをした。
 俺の隣にはおっとりした口調の松岡さんが座った。女の子たちの中で、一番ふわふわして見える子だ。女友達と行った旅行先のスイーツが美味しかったとか、そんなことをひとしきり喋っている。
 俺は、ちゃんと話を聞いていることの証明のために、相づちを打ち、時々質問を挟む。こうやっていれば、女の子たちはいつまでも楽しそうに話を続けてくれる。おかげで俺は、自分のことを話さなくて済む。
 旅行先の、雰囲気のいい旅館のことに話が移ったあたりで、松岡さんが急に喋るのをやめて真顔で俺のことを見つめてきた。
「わたしの話、聞いてます?」
 図星を指されてドキッとしたのを「聞いてるよ?」と笑ってごまかす。
 彼女は悪戯っぽく微笑むと、その口元を俺の耳元に寄せてきた。俺は身構える。
「牧さんって、わたしに興味ないですよね?」
「そんなことないよ」
 動揺が伝わらないことを願って、努めてさりげなく言う。
 気がないように見えたなら、どちらにしても失礼だ。迂闊だった。楽しそうにしているつもりだったんだけど。
 だけど、そんな俺の反省なんか関係なく、彼女は耳元でさらに続ける。
「っていうか、牧さんは、女の子に興味がないですよね?」
 全身の毛穴が一気に開いたようなざわつきが体中を走る。
 松岡さんは俺の耳元から顔を離すと、俺の真正面でニコッと笑う。そして、「そんなに怖い顔、しないでくださいよ」と、全然怖くなさそうに言う。
「わたし、そういうの、いいと思いますよ。恋愛は自由です」
 周りのやつらに聞かれていないか、俺は目だけでみんなを見回す。大丈夫。みんな、自分たちの話に夢中で聞こえていなかったみたいだ。
「ここではその話、しないでもらえるかな」
 俺は平静を装って言う。
「牧さん、全然楽しそうじゃないから。我慢して、辛そうに見えますよ。楽しそうなふりしてるの、見ててわかるから」
 松岡さんはさっきまでの笑顔を引っ込めて、少し怒った顔をした。
 そんな彼女の言葉と態度に、俺の動揺は薄らいで、代わりに無性に腹が立ってきた。
 俺のことなんか何も知らないくせに!
『恋愛は自由だから。男とか女とか関係なく。人の目とか気にせず。自分に素直になって。堂々と生きればいい』
 なんの不自由もなくみんなに愛されて、深く傷ついたこともないこんな子だから、そんな綺麗ごとが言えるんだ。好奇の目、蔑みの目、同情の目。そんな目で見られたことなんかないくせに。その視線がどれだけ痛いか知らないくせに!
 怒りなのか悔しさなのかわからない感情が爆発するのを寸前で抑えて、俺は偽物の笑顔を貼り付ける。
「俺はちゃんと楽しいから」
 まだ何か言いたそうな松岡さんの目を見据えて「この話はもうやめよう」と、俺は逃げるように席を立つ。
 客たちのいるフロアからは死角になって見えない、トイレに続く通路へと足早に向かう。トイレで気持ちを落ち着かせよう。
 通路へと逃げ込んだ俺はぎょっとした。
 男子トイレの前で、男二人がもつれ合うように抱き合って激しいキスをしている。
 彼らを見ないように、俺は咄嗟に回れ右をする。
 人が来た気配に二人は慌てて離れて、何事もなかったように俺の前を通り過ぎてフロアへと歩いていく。その時に、二人の顔がはっきりと見えた。
 俺と同じくらいの若い男と、もう一人は、武川さんといたあの人だった。

      ◆

 天空不動産の最終面接が終わった。
 堂々と受け答えできたし、うまくやれたと思う。
 ちょっとの手応えと、極度の緊張からの疲労を抱えて、俺は天空不動産本社の入ったビルのエントランスを出ようとしていた。その時、後ろから誰かの声が聞こえた。
「ねぇ、君!」
 エントランスに響く大きな声の主が気になって振り向くと、背の高い男が、にこにこと手を振りながら俺の方に駆け寄ってきた。武川さんといた、あの人だった。俺は唖然として立ち尽くす。
「君、うちの面接受けたんだ?」
 驚きすぎて声が出ない。
「君、政宗……、いや、武川さんと一緒にいたよね?」
 え……、なんで……?
「僕、綾野。今から外回りなんだけど、よかったらちょっとだけお茶しない?」
 思考回路が停止したままおそるおそる頷いて、俺は、綾野と名乗るこの人の後ろについて行った。

      ◆

 わけがわからないまま、綾野さんに連れられて近くのカフェに入る。窓際の席につくとウェイトレスが注文を取りに来た。
「僕はアイスコーヒー。君は?」
「俺、あ、僕もアイスコーヒーで」
 かしこまりました、とウェイトレスはカウンターの中に入っていった。
 俺はまだ激しく混乱していた。この人は、天空不動産を「うち」と言った。ということは、武川さんの同僚? 俺が武川さんと一緒にいたことも知っていた。俺が二人を見かけたように、この人もどこかで俺たちを見かけたのか。
 だけど、なんでこの人は俺に声をかけたんだ?
 この人は、ほんのちょっとだけゆっくりしたテンポで話す人だった。
「僕も天空不動産なんだ。武川さんの後輩。僕は、今は本社勤務なんだけどね」
 そのテンポが、優しげな雰囲気と、少しのミステリアスさを醸し出していた。そして、相変わらず色気のある目をしている。不思議な空気をまとった人だ。
 確信する。……この人には、俺は敵わない。
「あの……、牧といいます。えっと……、武川さんの大学の後輩です。OB訪問でお世話になりました」
 最近はあまりおどおどしなくなってきていたのに、この人の前では弱気な自分に戻りそうになる。
 ウェイトレスが、アイスコーヒーを二つ、俺たちの前に置いて立ち去った。綾野さんがそのコーヒーを一口飲む。俺も飲む。
「武川さんのことが好きなの?」
 あまりにも直球すぎる問いかけに、俺は「え?」と固まってしまう。
「武川さんのことが好きだから、うちの会社に入りたいんでしょ?」
 馬鹿にしているような言い方ではない。むしろ優しい声だ。だけど、俺は、いきなり自分の心を見透かされた恥ずかしさで、体がカッと熱くなる。
「不純な動機だな。……でも、嫌いじゃないよ、そういうの」
 そう言いながらふふっと笑って、綾野さんはまた一口コーヒーを飲んだ。
 俺は、勇気を出して聞いてみる。
「あの、綾野さんは、……その、武川さんと、付き合ってるんですか?」
 綾野さんはさっきの微笑みのまま「うーん」と考える顔をした。
「俺、あの、綾野さんが別の男と、……その、キスをしてるの、見ました。なのに……、武川さんとは、ホテルに……」
 綾野さんは相変わらず優しい顔で「ああ」と納得したような声を出した。
「僕は、付き合ってなくてもホテルに行くし、キスもするよ」
 そんなの当たり前じゃないか、という言い方だった。腹が立った。
 その腹立ちが顔に出ていたんだろう。
「牧くんは真面目なんだね」
 やっぱり馬鹿にしているような言い方ではない。
「真面目なのも純情なのも好きだよ。だけど、僕は、真面目じゃないんだ」
 真面目に生きるのはやめたんだ、そう聞こえた。
 この人の目が持つ優しい光は、俺が本心を隠す時に貼り付ける薄い笑顔と同じものなのかもしれない。
 何も答えられないでいる俺に、綾野さんは続けて言う。
「武川さんもね、君と同じ真面目な人だよ」
 綾野さんはまたふふっと笑う。
「君たち、お似合いかもしれないね」
 俺はなんだか無性に悲しくなった。
 武川さんはきっと真面目に綾野さんに向き合っているのに。そして、そんな武川さんの気持ちを綾野さんは知っているのに。
 俺は自分のコーヒーを一気に飲み干す。
 この人はたぶん、いろいろ乗り越えてこの生き方を選んだんだろう。それを悪いとは思わない。
 だけど、この人じゃ、武川さんは幸せになれない。
 さっきの確信は、一度忘れることにする。
「俺、武川さんが好きです」
 俺は深く一礼して席を立つ。
「ありがとうございました。失礼します」
 店を出た俺は、武川さんにメールを送る。
『最終面接、終わりました。話がしたいです。夜7時に海港公園で待ってます』

      ◆

 夜景が綺麗な夜の海港公園には、何組もの恋人たちがデートを楽しんでいる。
 7時ちょうど。武川さんが歩いてくるのが見えた。俺は頭を下げる。
「呼び出したりしてすみません」
「いいよ。で、面接はどうだった?」
「うまくやれたとは思うんですけど、正直、……わからないです」
「……そうか」
 俺は意を決する。
「俺、ちゃんと言います。俺と、付き合ってください」
 俺がこう言うのを武川さんは予想していたんだろう。驚いた顔はしなかった。
「二十近くも歳が違うんだぞ」
 笑いながら武川さんは言う。だけど、俺は笑わない。
「そんなの、関係ないじゃないですか」
 初めて見せる俺の強気な態度に、武川さんが一瞬たじろいだのがわかった。
「俺が武川さんと付き合えないのは歳のせいですか? それとも、……あの人のせいですか?」
 武川さんは俺から目を逸らす。
「あの人じゃ、武川さんは幸せにはなれません」
 武川さんは眉間にしわを寄せて、俺を睨む。
「あの人は、武川さんには似合いません」
「お前が彼の何を知ってる?」
 言い方は静かだけど、怒っている。
「今日、あの人に会いました」
 武川さんの顔に戸惑いの色が浮かぶ。
「面接が終わったあと、あの人、綾野さんから声をかけられたんです。綾野さんは、俺が武川さんと食事に行ってるのを知ってて、それで声をかけてきたみたいです。そのあと、少し話をしました」
 武川さんは何も言わずに聞いている。
「綾野さんはかっこいいです。俺とは比べものにならないくらい、かっこいいです。だけど、俺、だからって、武川さんのこと、諦めたくないです」
 涙が滲んでくる。だけど、泣くのはかっこ悪い。
「俺、武川さんに出会えて救われたんです。武川さんが、いつも俺の背中を押してくれるんです。俺、武川さんじゃなきゃ駄目なんです」
 堪えていたのに、最後は涙声になってしまった。
「牧……」
 俺は、子供がするみたいに、ごしっと腕で涙を拭う。
「返事は今すぐじゃなくていいです。天空不動産から内定をもらえたら、……その時、返事、聞かせてください」
 武川さんに何も言う隙きを与えないよう、俺は一礼してその場を走り去った。

      ◆

 どの会社も、面接を受けてからだいたい一週間前後で、なんらかの通知が届く。
 キャンパスに行くために家の玄関を出た俺は、就活を始めてからの習慣で外の郵便受けを覗く。
 天空不動産から封書が届いていた。その場で急いで封を切る。
 内定通知だった。
「やった……!」
 嬉しかった。
 単に、就職が決まったから、というだけではない。特にやりたいこともなく、自分に何が向いているのかもわからず、自分に自信なんて全然なかった俺が、会社という大きな組織に必要とされているという嬉しさ。
 だけど、武川さんは俺を必要としてくれるだろうか。
 さっきまでの嬉しさが、嘘のように冷めていく。

      ◆

 結局、武川さんに連絡をしないまま内定式を迎えた。武川さんからも連絡はない。それが答えなのか、とも思う。
 内定式のあとの懇親会で、俺はまた綾野さんに声をかけられた。
「うちに決まったんだね。おめでとう」
 綾野さんは、相変わらず優しい目で、妙にセクシーで、そして、なんだか寂しそうだった。
「ありがとうございます」
 平静を装ってみるが、この人の前だと、本心を見透かされそうでどんな顔をしていいのかわからない。
「武川さんに何か言った?」
 この人は、なんでいつも、こんなに直球なんだろう。
「えっと……」
 なんと答えよう。
 綾野さんは、俺の言葉を待たずに言う。
「武川さん、もう、僕とは会わないんだって」
 俺は弾かれたように綾野さんを見る。
「僕、振られたよ」
 綾野さんは、ふふっと優しく笑った。
「あの……。ちょっと失礼します!」
 挨拶もそこそこに俺は会場を飛び出し、武川さんに電話をかける。
 2コール、3コール、4コール目の途中で「もしもし」という武川さんの声が聞こえた。
「急にすみません。俺です。ほんと、急なんですけど、今から会えませんか? っつうか、会ってください! お願いします!」
 息継ぎもせずに一気に言う。
 電話がブツッという音を立てて切れる。
 切られた……? なんで……?
「もう来てるよ」
 スマホを握ったまま呆然としている俺の後ろから、武川さんの声が聞こえる。
 振り向くと、走ってきたのか、髪の毛が少し乱れた武川さんが肩で息をしながら立っていた。
「武川さん……」
 俺に向かって大股で歩いてきた武川さんに、俺は、その勢いのまま、ガシッと抱きしめられる。
 武川さんの体の熱と、心臓の音が伝わってくる。
「俺も、お前に救われた」
 武川さんの声が耳のすぐ近くで聞こえる。
「お前は俺の背中を引っ張ってくれた。お前が、不毛な恋愛から俺を引きずり出してくれたんだ」
 武川さんが、さらに強く俺を抱きしめる。
「俺も、お前じゃなきゃ駄目だ」
「武川さん……」
 俺も、すがりつくように武川さんの体に腕を回した。
 やっとこの背中を捕まえた。
 決して離さないように、捕まえた腕にぎゅっと力を込めた。


<了> 前のページの前編はこちら


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by wakabanokimochi | 2018-06-23 15:59 | 自作小説(みたいなもの) | Trackback | Comments(2)
ドラマ『おっさんずラブ』にハマったという話は何度かここでしましたが、ハマり過ぎて、なんとわたくし、二次創作で小説みたいなものを書いてしまいました。( 艸`*)

昔から文章を書くのは好きで、だから、こんな風にブログを書いたりしてるんですが、過去には小説みたいなものを書きかけたこともあるんです。
だけど、全然書き上がらなくて、「読書も大好きだけど、読むのと書くのは大違いだな」と、物語を書くのは向いてないと思っていました。

だけど、今回、『おっさんずラブ』の物語の素晴らしさに触発されて、私も物語を作りたくなって、ちょっと頑張って書いてみました。
初めてにしてはまあまあの出来だと思うんですが、どうでしょう?
今後の参考にするので、ぜひ、読んでダメ出ししてください。
だけど、ダメ出しの前にちょっとだけ褒めてください(笑)。
ダメ出しだけだと、たぶん、心が折れちゃうんで(笑)。

ドラマ『おっさんずラブ』の前日譚で、ドラマを見てない人でも大丈夫なように書いたつもりです。

では、どうぞ。(〃▽〃)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『捕まえたい背中』


「なあ、牧。合コンの人数が足りないんだけど、お前は参加……、しないよな?」
 ゼミの教室で隣に座った長谷川が、それほど期待していないという顔で聞いてくる。
「うん。俺はいいや」
 あまり素っ気なくなりすぎないように注意して断る。
「凌太はイケメンなのに人見知りだよなー。合コンにでも行かねーと、彼女、できねーぞ」
 長谷川の向こうに座った斉藤が、本気で心配そうに言う。
 余計なお世話、という思いが心の中に浮かんだことをほんの少し申し訳なく感じながら、「だね」と、俺は苦笑いをしてみせる。
 高校の時の別れの痛さを引きずったまま大学生になった俺は、もうすぐ4年生になるというのに親友と呼べる友達は作らずに過ごした。
 それなりに仲のいい奴はいる。長谷川や斉藤もそうだ。ゼミで会えばくだらない話で笑い、週末には居酒屋に繰り出したりもする。こいつらから見たら『人見知りで奥手、人畜無害の牧凌太』そう見えているんだろう。だとしたら思惑通りだ。そう見えるように、本当の自分を出さずにいるのだから。
 こいつらのことが嫌いなわけではない。一緒にいて馬鹿騒ぎをするのは楽しいし、むしろ好きだ。だけど、それと、本当の自分をさらけ出す、ということは別だと思っている。
 もし「俺が好きなのは男なんだ」とここで言ったら、こいつらはどんな顔をするだろう。素直にさらけ出したからといって受け入れられるとは限らない。

      ◆

 春休み。周りの奴らが着実に自分のやりたいことを見つけているなか、俺はまだ、やりたいことも、自分が何に向いているのかも見つけられないでいた。どうやって見つければいいのか、その方法さえわからない。就職そのものが俺には向いていないんじゃないかとか、そんな思いさえ湧いてくる。
 みんなに取り残されるという焦りだけが日に日に募っていくなか、俺は、自分の部屋のパソコンで企業情報を漁っていた。
 情報が全然頭に入ってこないまま見ていた、あるページの社員紹介の中に、その言葉はあった。
『自分の好きな仕事をするんじゃない。自分の仕事を好きになるんだ』
 天空不動産の、――武川政宗。
 この、武川さんの言葉が、やりたいことさえ見つけられない不甲斐ない俺を、そんなお前のままでいいんだと励ましてくれているように思えた。
 武川さんは、うちの大学のOBだった。俺はさっそく、OB訪問のアポを取り付けた。
 俺が、自分から積極的に誰かと会おうとするなんて、大学生になって初めてかもしれない。

      ◆

 慣れないスーツに身を包んだ俺は、武川さんが勤務する天空不動産の営業所を訪ねた。
 案内された応接スペースの椅子に座っていると、すぐに、スラッと背の高い武川さんが現れた。俺は慌てて立ち上がる。俺とは違って、スーツがビシッと決まってかっこいい。仕事に妥協を許さない厳しさと神経質さをまといながらも、眼鏡の奥の切れ長の目は後輩の訪問を歓迎してくれているようだった。……途中までは。
 勢いでアポを取ってここまで来たものの、極度に人見知りの俺は、できる男のオーラが眩しい武川さんを前にして頭が真っ白になってしまった。
「えっと……、今日は、あの、わざわざ時間を、えっと、作っていただいて……、ありがとうございます」
 しどろもどろになりながらも、なんとかお礼の言葉は言えた。
「そんなに緊張しないでいいよ。どうぞ、座って」
 ガチガチの俺をほぐそうとしてくれるように、武川さんは優しい声で椅子を勧めてくれる。
「……失礼します」
 ほとんど蚊の鳴くような声で言って座った俺は、もう次の言葉を継げないでいた。
 固まっている俺に武川さんは、
「なんで不動産志望なの?」と聞いてくれる。
「いや、ま……、特に……、その、不動産がいいというわけでは……」
 やりたいことが見つからずに悶々としていていた時に武川さんの言葉に出会ったこと、そして、その言葉がものすごく俺の背中を押してくれたこと、そんなことを伝えようと何度も頭の中でシミュレーションしたはずなのに、喉が詰まったようになって言葉が全然出てこない。
 うまく喋れない俺を見た武川さんは困ったように笑って、迷子の子供に話しかけるような口調になる。
「えーっと、……うちでどんな仕事したい?」
 そんなこと考えてもいなかった。
 俺に何ができる? 何を言えばもっともらしく聞こえる? 考えれば考えるほど何も思いつかない。
 はっきりしない俺に、武川さんが明らかにいらつき始めたのがわかった。優しいOBの仮面がはずれて、眉間にしわの寄った険しい目で俺を見てくる。俺は、ここから逃げ出したい気持ちを必死に抑える。
「あのねぇ。僕は今、貴重な時間を割いて君に会ってあげてるんだよ。失礼だと思わないの?」
「すみません」と言おうと思うのだけど、怒っている武川さんの雰囲気に気圧されてますます声が出ない。
 武川さんみたいな人は、俺みたいな奴が一番嫌いだろうと思う。
 トンっとテーブルを叩いて、武川さんが椅子から立ち上がる。俺の心臓が跳ねる。
「そんなに嫌なら就職なんかやめろ」
 武川さんは真っ直ぐに俺を見て、真っ直ぐに俺に怒っていた。
「帰れ」
 するどい声で一言言うと、武川さんは自分のデスクへ戻ってしまった。
 一人取り残された俺は泣きそうになっていた。恥ずかしさと申し訳なさと不甲斐なさ。そんなさまざまな感情が胸の中をぐちゃぐちゃにしていた。
 それとは別に、真っ直ぐに俺に怒っていた武川さんの目に驚いてもいた。
「……失礼しました」
 きっと誰にも聞こえていない囁き声のような挨拶をして、俺は逃げるようにそこから立ち去った。

      ◆

 夏のうだるような暑さのなか、俺はキャンパスを出て駅へと向かっていた。
 あのOB訪問から数ヶ月が経っているのに、俺はまだ傷ついていた。思っていることをちゃんと言えなかった自分の弱さと、初対面の人を怒らせてしまったということに。あの時のことを思い出すと胸の奥がズンと重くなる。人と関わることは極力避けようと決めていたのに。柄にもないことはするもんじゃない。苦い思い出はとっとと忘れて、封印してしまえばいい。
 しかし、それと同時に、その感情の奥に温かみみたいなものを感じていて戸惑ってもいた。この気持ちはなんだろう?
 そんなことを考えながら歩いていると、道行く人にチラシを配る武川さんの姿が、俺の目に飛び込んできた。分譲マンションの大きな広告を体の前後につけたサンドイッチマンの格好で、額に汗を浮かべてチラシを配っている。
 その姿を見た時、俺の胸の奥の温かいものが、何故だかストンと腑に落ちるのを感じた。
「そうか……」
 俺は嬉しかったんだ。武川さんに怒鳴られたことが。初対面の俺なんかのために本気で向き合おうとしてくれたことが。俺は、誰とも向き合おうとしていないのに。
「あの……」
 俺は思わず武川さんに声をかけた。お客さんに声をかけられたと勘違いしてにこやかに振り向いた武川さんは、相手が俺だとわかると途端に険しい顔になった。
「なんだよ。邪魔だ。あっち行け」
 一瞬、怯みそうになる。だけど、踏ん張る。
「俺にも配らせてください」
 言葉でうまく言えないなら行動で見せるしかない。
「は?」
 武川さんの手からチラシを奪い取る。
「よろしくお願いしまーす」
 俺はぎこちなく声をかけながら道行く人にチラシを差し出す。
 そんな俺のことを、武川さんは戸惑ったような顔で見ていた。

      ◆

 持っていたチラシを配り終わると、武川さんは首筋に流れる汗をハンカチで拭きながら、歩道の脇の花壇の縁に腰掛けた。俺の顔は見てくれない。このまま無視されるのだろうか。それならそれでもいい。
「俺、知らない人にあんなに怒られたの、初めてです」
 武川さんは、ペットボトルの水を一口飲んでからチラッと俺を見る。
「ゆとり世代か?」
 よかった。無視されなかった。
 嬉しくなった俺は「さとり世代です」と食い気味に答えて、武川さんの横に並んで腰を下ろす。
「知らねえよ」と突き放すように言った武川さんは、未開封の水のペットボトルを俺に差し出してくれる。
 俺はそれを受け取る。
 OB訪問の時に言えなかったことを、今、ちゃんと言おう。
「周りがやりたい仕事とか会社をどんどん見つけていくなかで、俺は特にそういうのはなくて……。でも、たまたま、御社の社員紹介ページで武川さんが書いていたことに感銘を受けて……」
「それでOB訪問に来たのか?」
「はい」
「悪いけど、何書いたか覚えてない」
 そんな些細なことでOBを訪ねるなんて迷惑だ、という顔だ。
 確かにそうかもしれない。俺みたいなウジウジした奴に来られても嬉しくもなんともないだろう。だけど、俺には大事な言葉だったんだ。
 俺は、武川さんの顔を真っ直ぐに見ながら言う。
「自分の好きな仕事をするんじゃない。自分の仕事を好きになるんだ」
 俺の背中を押してくれた大事な言葉。
 武川さんは少し照れたようにふっと笑って、そしてもう一度チラッと俺を見た。
「……覚えてないな」
 俺が、武川さんのその言葉を大事にしていることが、ちゃんと武川さんに伝わったのを感じた。
 もう、武川さんの前でも緊張せずに笑うことができる。
「武川さんが覚えていなくても、俺はあの言葉のおかげで一歩踏み出せたんです。武川さんのおかげです」
 武川さんは嬉しそうに微笑んで、俺を真っ直ぐに見ていた。
「俺、武川さんといっしょに働きたいです」
 一番言いたかったことが、ちゃんと言えた。

      ◆

 そのあと、堰が切れたように喋り出した俺を、眉間にしわを寄せた武川さんが遮る。
「悪いが、俺はこれから営業所に戻らなきゃいけないんだ」
「あ、すみません……。俺……」
 武川さんがあまりにも嬉しそうに微笑んでくれたから調子に乗ってしまった。我に返って落ち込む。
 武川さんは、しょうがないなという顔で俺を見る。
「今夜、暇か?」
「はい!暇です!」
「じゃあ、飲みながら話そう。さとりでも、酒、飲めるんだろ?」
 俺たちは連絡先を交換した。
 あとで連絡すると言って、武川さんは営業所のある方へ歩いていった。俺は、その後ろ姿を、見えなくなるまで見送っていた。

      ◆

 チラシ配りの夜に食事連れて行ってもらったのをきっかけに、武川さんはそのあとも頻繁に俺を誘ってくれるようになった。
 武川さんに連れられて行く店はどこもおしゃれだ。敷居の高い高級店という感じではなく、OLが少し贅沢な女子会をするような、ほどよいカジュアルさのある店。俺たち大学生がいつも行くチェーンの居酒屋とは雲泥の差だ。
 こういう食事の時の俺は、たいてい、武川さんの語る仕事論の聞き役だ。大学という生ぬるい中に浸かっている俺には、仕事のことを熱く語る武川さんの姿が眩しい。
 俺の就活の愚痴も聞いてくれるが、そのうち決まってダメ出しが始まる。
「お前の自信のなさは、自分を信じてないからだよ」
 俺が、胸の奥に隠しているかさぶた。武川さんは時々、そのことを知っているんじゃないかと思うようなことを、さらっと言う。かさぶたが少しだけズキンとする。
「お前は、お前が思っているほど駄目な奴じゃないぞ」
 明日は晴れらしいぞ、くらいの、なんでもないような口調で武川さんは言う。
 ああ、この人は。
 いつもこの人は、なんてさらりと俺の背中を押してくれるんだろう。
 変に「だから頑張れ!」なんて熱く励まされていたら、たぶんシラけた気持ちになっていただろう。
 泣きそうになるのを、俺はグッと堪える。
 俺はまだ、自分の何を信じればいいのか全然わからないけど、俺のことを信じてくれるこの人を信じようと思う。
 「ありがとうございます」
 俺は武川さんのようになりたいと、強く思う。

      ◆

 今日は天空不動産の一次面接だった。全然うまくやれなかった。ほかの会社の面接をいくつも受けてきて、だいぶ面接慣れしたと思っていたのに、本命の天空不動産だというプレッシャーで緊張してしまった。どうして俺は、大事な時にいつもこうなんだろう。
 駅に向かって歩いていると、酔っ払った三人連れのサラリーマンの一人に肩をぶつけられる。思わず「すみません」と謝ってしまうが、三人組は気にもとめずに行ってしまった。
 前を見ていなかったのはあっちの方なのに。
 けっこう年配だったから、部長とかクラスの人たちだろう。俺たちが就活で疲れ切っているというのに、いい気なもんだ。
 このまま家に帰っても落ち着かない。俺はスマホを取り出して武川さんの番号を画面に出す。
 俺の方から電話したことなんて今までなかったけど、いきなりかけたら失礼だろうか。まだ夜9時過ぎ。そんなに遅い時間じゃない。もう仕事は終わってるよな。
 番号を見つめたまましばらく考える。
 結局、画面を待ち受けに戻してスマホをポケットにしまう。
 ……武川さんに会いたい。
 あてもなく歩いていると、大通りを挟んだ向こうの通りに、前に武川さんに連れて行ってもらった創作和食の店を見つけた。……一人で入ってみようか。
 逡巡していると、店から人が出てくるのが見えた。
 武川さんだった。あまりの偶然に鼓動が早くなる。
 すると、続いてもう一人、男が出てきた。武川さんよりは少し年下だろう。30代前半。武川さんと同じくらいの背の高さで、ダークな色合いのスーツ姿がかっこいい。緩いパーマの前髪が妙に色気のある切れ長の目にかかって、整えられた顎ひげがさらにセクシーさを醸し出している。
 さっきよりさらに強く、俺の心臓がドクンと鳴った。
 二人は談笑しながら駅とは反対の方向に歩き出す。思わず俺も同じ方向に歩き出す。大通りを挟んでいるから、武川さんに見つかることはないだろう。
 友達や同僚という以上に親密そうに見えるのは気のせいだろうか? なんだかとてもお似合いな二人だ。妙に胸がザワザワする。
 そのまま二人はシティーホテルへと入っていった。怪しく見えない程度のさりげなさでホテルの中を伺うと、武川さんがフロントでルームキーを受け取っているところだった。
 そして、エレベーターの箱の中に二人で消えていった。
 俺は立ち尽くしたまま、今、目の前で起こったことの意味を考える。男と一緒にホテルの部屋へと上がって行った武川さん。答えはひとつしかない。
 武川さんはこちら側の人間だ――。
 胸の中がカッと熱くなる。
 武川さんはこちら側の人間だった!
 喜びに似た感情が胸を満たす。でもそれも一瞬のことで、すぐに暗くて重いものが、喜びを押し潰すように沈んでくる。一緒にいたあの人は、武川さんの恋人? ……だよな。
 すごくかっこいい人だった。色気があって自信満々で。たぶん仕事もできて。きっと俺とは真逆の人だ。
 俺は努めて冷静に現実を見つめることにした。
 俺が入り込める隙間があるなんて、とても思えない。
「……何やってんだ、俺は」


<つづく> 次のページの完結編はこちら

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by wakabanokimochi | 2018-06-23 15:45 | 自作小説(みたいなもの) | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
元デザイナーで小説家の「僕」は、知人友人からよく相談を受ける。
「ナッちゃんはそういうの駄目な口やろ」と笑いながら、デザイン学校時代の年上の同輩、御木さんは奇妙な話を始めた。
十三歳のときに山崩れで死んだ妹が、年老い、中学の制服を着て、仕事先と自宅に現れたというのだ。
だが彼の話には、僕の記憶と食い違いがあり―(「クラス」)。
この現実と価値観を揺るがす、全9篇の連作集。
-----------------------------------------------

オカルトのようにも思えるし、当事者の気の迷いのようにも思えるし、深刻な精神疾患のようにも思える、不思議で奇妙で面妖なお話。
面白い!


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-06-18 21:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
二度目の務めを終えた及川頼也は、その酒乱を見るに見かねた若頭に、アルコール依存症を治すよう命じられる。
検査の結果、「良心がない」とまで言われた男がどのように変わっていくのか。
名著『明日の記憶』の著者が、再び「脳」に挑む。
-----------------------------------------------

荻原さんの作品の多くは家族の温かさみたいなものが描かれていて、そのふんわりじんわりする優しさが好きです。
が、この作品は粗暴で残忍なヤクザの男が主人公だったのでかなり驚きました。
残虐な暴力シーンもけっこうあったりして、いつもの荻原ワールドとはまったく雰囲気の違う世界に最初は戸惑いながらも、すぐに物語の中に引き込まれてしまいました。
こちらを前のめりにするほどのサスペンスタッチのストーリー展開も面白いし、読み進めていくうちに温かい優しさにも出会えます。
ハードボイルド・人間ドラマといった作品でした。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-06-15 22:49 | 読書 | Trackback | Comments(0)
@福岡サンパレス


ライブ、最高♪
吉井さん、最高♪
セクシーだったわぁ…。
イエローモンキーのときとは、やっぱりどこか佇まいが違うな。

今回は3階だったので細かな表情は見えやしなかったけど、位置的には吉井さんのド正面で、私の前の席が座って楽しむ方だったので、ずーっと吉井さんの姿を見ていられました。ヽ(*´∀`)ノ

時々、声を出しづらそうにしていたのが心配です。
冒頭から声がかすれてたし。
体調が悪いんじゃなければいいんだけど。


---セットリスト---

01.シュレッダー
02.Do The Flipping
03.WEEKENDER
04.CALIFORNIAN RIDER
05.ヘヴンリー
06.CALL ME
07.母いすゞ
08.HATE
09.クランベリー
10.点描のしくみ
11.LOVE & PEACE
12.血潮
13.ONE DAY
14.(Everybody is)Like a Starlight
15.BELIEVE

<アンコール>

16.BEAUTIFUL
17.ルビー
18.VS
19.ビルマニア
20.WINNER
21.HEARTS
22.Island


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by wakabanokimochi | 2018-06-13 21:52 | 吉井和哉 | Trackback | Comments(0)
吉井さんのソロライブ・福岡公演がいよいよ明後日6/12に迫りました♪
モンキーが復活してからのソロの吉井さんってどんな感じなんだろうとワクワクします。

復習のために最近は、ソロになってからのアルバムを最初から順に聴いています。
モンキーが復活してからはモンキーの曲ばかり聴いていたのでソロ曲は久しぶりなのですが、改めて聴くと吉井さんの心境の変化をビシビシと感じます。

当時は私も同じ時間の中にいたので、吉井さんの変化やテンションに多少一喜一憂しながらも、発表される曲やアルバム全体をそのまま受け入れて、吉井さんの変化を楽しみに過ごしてきました。
だけど、私としては青天の霹靂のようなイエローモンキー復活があって、モンキーとしての新曲をいくつか聴いて、モンキーの過去曲もヘビーローテーションで聴いて、その上で改めて吉井さんのソロ曲を聴くと、ソロの頃の吉井さんはLOVINSONの頃だけではなくずっと精神的に不安定だったんじゃなかろうかと感じてしまいました。

最初の頃はもちろんそうです。
イエローモンキーを意識するあまり「モンキーっぽくないように。モンキーのエキスを一滴も入れないように」という慎重さと頑なさに満ち満ちている気がします。
『TALI』や『at the BLACK HOLE』は曲もそうですがジャッケットからも苦悩が滲み出ています。
ソロでの活動が長くなるにつれて、“苦悩”だったものがそれでないもっと前向きな違うものに変化はしていくのですが、ときどき“もがき”みたいなものも潜んでいる気がして、聴いていて少し苦しくなりました。

吉井さんの中で一度何かが吹っ切れたのが、『BEAUTIFUL』が発表された2006年頃だと思います。
この『BEAUTIFUL』を初めて聴いたときは衝撃だったし、カップリングの『MY FOOLISH HEART』を聴いたときに“あっ、イエローモンキーの復活はもうないな”と感じたのをよく覚えています。
ものすごく悲しかったのと同時に、“吉井さんが精神的に立ち直った!”という安堵が混じった複雑な感情でした。
この頃からライブステージでの吉井さんの雰囲気もガラッと変わりました。
その次に変化を感じたのが2012年のライブ『.HEARTS TOUR』のとき。
MCのときとかになんて優しい顔をするんだろうと思いました。
なんだかんだでいい恋愛してんだな、ちくしょう…、と。

ソロライブを前に、こんな風に吉井さんをいろいろ振り返ってみられた良かったな。
ソロ縛りのカラオケも歌ってきました、一人で約5時間、途中休憩あり(笑)。
私は、最初の2枚のアルバムと一番最後のオリジナルアルバム・『STARLIGHT』の頃が、歌っていて気持ちいいです♪


『TALI』のジャケット
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by wakabanokimochi | 2018-06-10 21:47 | 吉井和哉 | Trackback | Comments(0)
とうとう『おっさんずラブ』が終わってしまいました…。
最初から最後まで見どころだらけの最終回の、クライマックスではおおいに泣かされ、ラストのラストで息の根を止められました。
布団の上でゴロンゴロンと身悶えました。
すごいラストでした!
私の心はまだ冷静さを取り戻せず、仕事にもあまり身が入らず、風船でも飲み込んだような胸を圧迫される苦しさで毎日しんどいです。

もしまだ観ていない人はぜひ観てほしい。
全人類に観てほしい素晴らしいドラマでした。
愛に満ち溢れた作品でしたね。

ボーイズラブであることが取り沙汰されていますが、それが人気の要因のひとつでもあるとは思いますが、その部分だけをピックアップして興奮しているわけではないんですよね。
私たちが思春期からずっと観てきた少女漫画・恋愛ドラマの王道が、これでもかこれでもかと詰め込まれた純愛ドラマだから心が震えるのです。
今まで何万回と観てきたベタで王道なシーンの数々を、制作陣が茶化さず冷やかさず真剣に作り込んで、それを個性派・本格派の俳優さんたちが本気で全力で演じている。
そのどストレートさがどストレートに心に響いたと感じます。

悪意の人がひとりもいないのもいい。
それぞれが自分の恋愛にまっすぐで、ライバルを貶めようなんて意地悪は考えない。
それどころか、愛するひとのために自分は傷ついても身を引いたりしちゃう。
“人を愛するとは”ということが実直に描かれているので、そのピュアさに観ている側の心まで浄化されそうです。

続編も観たいし映画化もしてほしいです。
いろんなパターンの続編やスピンオフが作れる作品だと思うので、『渡る世間は鬼ばかり』みたいにシリーズ化してもらえませんかね。

それと、これは個人的な嗜好なんですが、ドラマの中で登場していない時間帯の牧くんが観たいです。
例えば、蝶子さんと春田くんが部長を尾行しているときに牧くんは何をしていたのかとか、春田くんがわんだほうで一人飲んでいるときに牧くんは何をして何を考えていたのかとか、春田くんと別れてからの牧くんとか、旅に出る準備をしている牧くんとか、ドラマでは描ききれていない牧くんの24時間×7話分が観たいです。
漫画とか描ける人はこの欲求を二次創作とかで埋めていくんですね、羨ましい。
私は妄想の世界に入り込むことにします。

円盤の発売が決定したのでさっそく予約しました。
夏くらいには公式からグッズがいくつか発売されるようで楽しみです。
天空不動産の社員証のピンバッチと、緑の竜のグッズもほしいな。
私の『おっさんずラブ』熱はまだまだ冷めそうにないです。


◆◆◆◆◆◆
これから下は、1話ごとの好きなシーンや思ったことをひたすら書いて発散していきます。
馬鹿みたいに長文だし、興味のない人にとっては(もしかしたら興味のある人でも)気持ち悪くて頭の悪い独り言が延々と続きますので読まなくて大丈夫です。ヽ(*´∀`)ノ
◆◆◆◆◆◆


【episode1 OPEN THE DOOR!】
  • この第1話はほぼコメディ回。

  • 全話を通して、登場人物の中で唯一春田だけがモノローグで自分の気持ちを吐露するので、彼の戸惑いがダイレクトに伝わってくる。
    このときのクルクル変わる表情で可笑しみ倍増。

  • トイレでの部長の「見た?」のシーンとか、フリスクをザラザラ出してガリガリ噛み砕きながら春田に近づいていくシーンとか、とにかく部長が面白すぎるw

  • 春田と外回りをしている牧が、春田の人柄の良さを知っていくシーンが好き。
    大雑把だけどおおらかで人当たりが良くて周りの人にすぐ気に入られる春田は、武川さんとは真逆の性格なんだよなぁ。

  • 「部長から告白された」と春田に聞かされるちずが、相手が男性であるということをあまり気にしていないというのはこのドラマの肝かもしれない。
    男同士の恋愛ということに敢えてあれこれ言及せず、サラッとただの恋愛ドラマとして描こうとしているのが、ややこしくもないし変にシリアスにならなくていい。
    ちずの「誰かに想われるってありがたいこと」って言葉は深い。
    このドラマの根幹かもしれない。
    性別・年齢・肩書に関係なく、誰かを想い誰かに想われるドラマ。

  • 春田のキャンペーンチラシのミスが発覚したときに、無神経な麻呂の言葉に何か言いそうになる牧の顔が好き。

  • 春田が病院に運ばれたときの、春田を心配して春田にキレる牧の顔がいい。
    そして部長と春田がただならぬ関係だと気づいた牧の顔も。
    第1話から“牧のせつな顔”が見れます♪

  • 無意識で思わず部長の頭をクシャなでしてしまう春田の、あの手付きと顔が一瞬セクシー♪
    でも、あれはダメだよ、春田…。部長が勘違いしちゃってもしかたないよ…。

  • ラストのキスシーン!牧の顔!
    牧に「巨根じゃだめですか?」とか言わせているからコメディの香りは残っているんだけど、その後の展開いろいろを観たあとでは、ここはシリアスでせつない気持ちになる。
    初見のときは若干面白シーン扱いだったと思う。



【episode2 けんかをやめて】
  • ずぼらな春田のために牧が準備したと思われるネクタイが、色違いの似たようなチェック柄。
    春田を恋愛対象と意識し始めたのでおそろコーデにしちゃったのかな♪

  • 普段はすごくダンディなのに、春田のことを考えるとついついにやけちゃう部長がカワイイ。

  • 残業しながら春田からのメールの返信を待つ牧、せつなさ全開。
    牧は悲しいときほど笑ってごまかして、強がって感情を押し込めちゃう。
    きっと子供の頃から“人とは違う自分”にコンプレックスを感じて、いっぱい悲しいことも経験してきて、だから一歩引いて我慢しちゃう癖がついちゃったんだろうな。
    強がりの笑顔が見ていてツライ…。

  • 思わずしてしまったキスのせいで春田が動揺しているのを感じた牧が、あのキスを冗談にしてしまおうとするのがまたなんともせつない。
    春田の「男同士でキスとかマジありえねぇから」のときの牧の顔!
    コメンタリーで遣都くんが「最低」とつぶやいているのも必聴。

  • 部長と春田が本社の屋上でランチミーティングしている日、この日も春田と牧のネクタイは色違いの似たような柄。
    それぞれのネクタイの中から似たようなのを選んでいる牧の姿を想像すると健気でかわいい。

  • 「春田の好きなところを10個言えるのか?」という部長の挑発に「悪いところ10個言えますか?」と返す牧。
    二人の人の愛し方の違いが垣間見える。

  • 居酒屋わんだほうで牧と言い争いになって暴言を吐く春田。
    動揺しているのはわかるけど、ちょっとその言葉はひどい。鈍感すぎる。ちずにビンタされて当然。

  • ケンカのあと、探し回ってやっと牧を見つけた春田が「さっきはごめん」と謝るシーン。
    春田は牧と違って思っていることをちゃんと言えるのがいい。
    こうやってちゃんと謝ることができるのって春田のいいところだと思う。

  • 「春田さんってなーんにも見えてないですよね」って牧は言うけど、牧が見せてないんだぞ?牧の臆病さも悪いんだぞ。

  • 友達のところに行くという牧を腕を掴んで止める春田の、この腕の掴み方が好き♪

  • 「可能性がないなら優しくしないでください」と涙目でいう相手に「友達として今まで通り普通に暮らせないかな」と言っちゃう春田。
    それは残酷だよ、春田…。
    「ずるいです…」ってそりゃ、牧も言うよ…。
    素直にこういうことを言っちゃうところが春田のいいところでもあり悪いところでもあり。

  • 牧から春田へのおでこのキスは、けじめのキスなのかな?最後のキスなのかな?せつない…。
    ただ、美しいキスシーンだ。

  • “考え方の違う者同士が一緒に住むということ”がこの第2話のテーマだった。



【episode3 君の名は。】
  • あんな風にケンカしてギクシャクしていた春田と牧だけど、トラブル勃発でついついはずみで牧に泣きついてしまう春田。
    いつものクールさで「知らないですよ」とあしらう牧。
    「もう普通には戻れないです」と言われたことを思い出した春田は、いつもと変わらない牧の態度にたぶん少し安心して「けっこう普通じゃん」とつぶやきます。
    そういうとこだぞ、春田!牧くんは頑張って普通にしてるの!心の中はまだグチャグチャなの!これが鈍感春田の鈍感なとこ!

  • 牧の、いつもは目上の人にはきちんと敬語を使って礼節をわきまえてるんだけど、ちょっとイラッとすると「うるせぇ」とか「ばか」とか舌打ちとかタメ口とかの暴言がついつい出ちゃうとこが好き。

  • 会社の飲み会、春田と牧がルームシェアしていることをみんなの前で言う舞香さん。
    武川さんの顔をチラッと見る牧。
    このときの微妙な雰囲気に、初見の私は気づいてなかったかのしれないなぁ。

  • 春田を見下ろしながら怒って文句を言う牧も好き♪



【episode4 第三の男】
  • この第4話は他にも増して名シーンが多いと思う。

  • キラキラふんわりエフェクトのかかった、朝食を作る牧の可愛らしさといったら!

  • 「作りすぎちゃったんで」とぶっきらぼうに春田に弁当を渡す牧。
    鈍感でデリカシーのない春田に怒っている牧だけど、好きな気持ちは変わらないからお弁当を作っちゃったんだね。
    素直になれない癖のせいで「作りすぎた」とか言っちゃうんだね。

  • 春田に対して急にグイグイくる武川さんが面白い。

  • ちずにお願いをする春田と嫌がるちず。幼馴染の二人の距離感が見ていて微笑ましい。

  • 家で夕食を食べながら春田と蝶子さんの話をしているときの牧。
    春田へのいろいろな想いを抱えて言い方はぶっきらぼうだけど、春田のことを心配して親身に考えているところが健気で好き。
    このときの顔とか佇まいが、この作品の中で1、2を争うほど好きだなぁ。
    前髪の感じとか猫背の感じとか、あといつもルームウェアがちょっとだけオーバーサイズで萌袖なのが萌える♪

  • 部長にはっきり言わない春田さんも悪いと言う牧。
    「付き合う意志はない。恋愛対象としてまずない、ってちゃんと言いました?はっきり言わないことは優しさでも何でもないですよ」と。
    これってそのまま牧自身にブーメランとして返ってくる言葉なんだよね。
    だからつい伏し目がちになっちゃう。
    春田はそんな牧の気持ちに気づきもしないから、正論言いやがってうるさいなぁ、くらいにしか思ってない。鈍感春田。

  • 牧が片付けようとする食器にちょっかいを出す春田の仕草がなんか好き。

  • 居酒屋わんだほうでの会社の飲み会。鉄板でやけどをして「あちっ!」って騒ぐ春田を心配してとっさに体が動いちゃう牧、愛だね♪
    恋人同士のふりをしてやたらとイチャイチャする春田とちずの様子に、心中穏やかじゃない牧、顔がせつない。

  • 春田とちずのイチャイチャを見て、気にしていないふりをしながらもせつなさが滲み出てしまう牧と、新たなライバル出現に悔しさをむき出しにする部長。本当に対象的な二人。

  • テーブルの下で、誰にも気付かれないように牧の手をギューって握る武川さん。
    それを偶然見てしまって驚く春田。
    私も春田と同じくらい驚いて動揺して胸がギューンってなってしまった。
    テーブルの上では、仕事の話を熱く語る武川さんとそれをみんなと一緒に真剣に聞いている牧という形なんだけど、テーブルの下ではギューっと握られた手。
    濡れ場くらいのエロさを感じてしまった。
    よく見ると、牧はその手から逃れようとしているのに武川さんが逃さないようにしている強引な雰囲気もなんかエロい。
    ここ、すごく好きなシーンです。

  • 居酒屋わんだほうの鉄平が悪徳業者に騙されたと知った春田がちずを心配するシーンの牧の顔!

  • 春田の家に避難してきたちずに、牧がパスタを作ってあげたあとのやり取りは名シーンです。
    「牧、俺も食べたい」からの「あげないよ」は何回観てもニヤニヤしちゃうでしょ♪

  • 春田とちずの間に時々ふっと漂う雰囲気に、私までドキドキしちゃうけど、牧のことを考えると複雑な気分。

  • 「牧、武川さんと手つないでた」とちずに話す春田。
    その言い方や表情からは、安心感よりは寂しさが見て取れるんだけど、春田自身は自分のそんな感情に気づいてない。

  • そんな春田とちずの会話を聞いてしまう牧の顔がまた!
    風呂上がりで髪が濡れてるから捨て犬感が増してせつなさも倍増。
    武川さんと手を繋いでいるところなんか絶対に見られたくなかっただろうし、相手が自分じゃなくて良かったって安心しているように聞こえただろうし、ちずとの仲の良さもツライ。

  • 武川さんが「お前は今、不毛な恋愛に足を突っ込んでる」と牧に言う場面。ここも名シーン。
    武川さんとしては、牧を取り戻したいという気持ち半分、愛する牧には傷ついてほしくないという気持ち半分なんじゃないかと思うのです。
    そんな武川さんの気持ちを、きっと牧は丸ごとわかっている。
    「俺ならあいつと違ってお前を傷つけたりしない」という武川さんに、淋しげな微笑みで「ですね」応える牧。
    武川さんに戻れたらこんなに辛くないのにっていうのは牧自身が一番わかってるけど、春田を想う心をどうすることもできないんだもんね。
    牧がもう自分には戻ってこないと悟った武川さんもせつないなぁ。

  • 春田に「ごめんなさい」と言われて号泣する部長が可哀想で、私ももらい泣きで大号泣してしまった。
    「ダメなのは俺が上司だから?それとも男だから?」との問いかけはせつない。
    「人としても上司としても尊敬しているけど恋愛感情ではない」と春田に言われて、最後泣くのを我慢して我慢して、春田の尊敬する頼りがいのある上司に戻って立ち去っていく姿が健気で、また泣いた。

  • 鉄平を騙した悪徳業者の事務所に直談判に行く春田と牧、久しぶりにネクタイがおそろコーデ。
    冷徹バージョンの牧もカッコイイ♪

  • 悪徳業者との契約は無効になったことをちずに電話で報告する春田と、その会話をそばで聞かされる牧。
    悪徳業者の事務所では冷静で冷徹であんなにクールだったのに、春田のことではすぐに心が乱れちゃうね。

  • 春田とちずが付き合えば幸せだろうと牧の中で勝手に結論を出して、春田から離れようとする牧。
    武川さんとこに行くって言うけど、このタイミングで武川さんのところに行くっていうのは元サヤに収まるということなわけだから、牧は本気で春田を忘れようと思ったんだな。
    そして、武川さんが元カレだと聞かされて動揺する春田。
    からの、半裸バックハグ!いやぁ~ん♪名シーン!



【episode5 Can you "Coming Out"?】
  • 武川さんのところに出ていこうとする牧を、思わず半裸のバックハグで引き留める春田。
    構図が素晴らしい♪
    まさか春田の方から抱きしめられるなんてことがあるとは思ってもいない牧の動揺した顔とか、立っているのがやっとというよろめき具合がいい。

  • 「俺と付き合ってください」と勢いで言ったら思いがけず「はい」との返事をもらって、これまた驚いている牧の顔♪
    今夜の牧は思考が追いついてないと思う。

  • 「牧にとって俺は彼氏なの?彼女なの?」と春田がゴニョゴニョと訊いてくる感じに「何言ってるんですか?」と嬉しそうにニヤついてる牧の顔がかわいい!
    お風呂でニヤニヤしちゃうかな?嬉しくて泣いちゃうかな?急な展開に呆然としちゃうか、春田は状況に流されてOKしただけだとまた勝手に決めつけてせつない顔をしてるかな?

  • 付き合いだしたものの、人の目を気にする春田の言動のせいで牧はまだまだ心からの幸せを感じきれないね。

  • 「えー!檸檬ちゃん、付き合ってんの~!!」とウダウダ言う春田を、蔑むような目で見る牧のドS感がいい♪

  • 「飯、行こうか?」のときの武川さんの足~w

  • 武川さんと牧が出会ったエピソードのときの牧は、今の牧より少し幼く華奢に見えるのがすごい。
    そして、自分に自信がなくて縮こまってて内向的な雰囲気が今の牧とは全然違うのもすごい。
    自信があって仕事に対する信念みたいなものもあって冷静でクールでドSな牧は、武川さんとの恋愛の中で出来上がっていったんだろうな。
    別れてしまったけどいい恋愛だったんだろうと思う。

  • 「俺があいつじゃなきゃダメだから、牧から手を引いてください!」と春田に対して土下座する武川さんの本気に胸打たれる。
    武川さんは部下に土下座するなんて屈辱的なことは大嫌いだろうに、どんなに無様を晒しても牧のことが好きなんだね。

  • 春田を好きな夫のために離婚を受け入れて、振られて落ち込んでいる夫を慰めて、その恋を応援する蝶子さん。
    彼女もまた自分の恋心に一生懸命向き合おうとするひとり。

  • 春田の服を買うためにショッピングに出かける春田と牧。
    全話を通してせつなさや辛さや悲しさばかりの牧が、このときは幸せそうで楽しそうでこちらまで幸せになるよ。
    「牧と行きたいラーメン屋があったんだ。行こう」と言われたときに、春田には見えないところで嬉しそうにほころぶ牧の顔がいい。
    だけど、ホント、数少ない幸せな時間なのを私は知ってるから少し悲しみがよぎっちゃう。

  • ちずの話をする春田、そして「あんまりくっつくなよ」と人の目を気にしてしまう春田に傷ついて怒っちゃう牧。
    「俺は春田さんにとって恥ずかしい存在なんですか!?」ってこんな悲しい問いかけ、ある?

  • パンケーキ屋さんでデートする麻呂とちずだけど、ちずは春田の話ばかり。
    傷つく麻呂だけど、「春田さんみたいな超絶鈍感な人にはどストレートに言わないと一生伝わらないですよ」とちずの背中を押して「じゃ!」と颯爽と去っていく。
    麻呂、めっちゃいいヤツだった!
    空気が読めないただのチャラ男だと思ってた!ごめん!

  • ちずが春田のことを好きだと自覚した矢先、春田から牧と付き合っていると打ち明けられるなんて、王道だけどせつない。
    「春田も好きなの?」とちず聞かれた春田が「…うん」とはにかんだ顔、傷ついたまま仕事に言っちゃった牧に見せて安心させてあげたい。

  • 「世間はいつだってうるさいです。でも、結局は、今の自分たちにとって一番大事なのは何かってことだと、僕は思います」という牧のセリフにグッときた。
    牧にとって一番大事なのは春田の幸せなんだよね。

  • 蝶子さんを慰める麻呂、さりげない優しさがちょっとカッコイイ。

  • 「ちゃんと好きになってもらえるように、俺、頑張りますから」って言う牧から、すぐに傷つかずに強くなろうって前向きさを感じる。
    そして「俺にとって牧と一緒にいることは全然恥ずかしいことじゃないから」って言われたときの牧の顔に、“ちゃんと相思相愛になった”っていう安心感が一瞬よぎったように見えて、牧の恋がちゃんと成就したようで観ていて嬉しかったな。

  • 帽子をポン、からの、牧のはにかむ顔、からの、追いかけっこの流れとか、キュンキュンするわ♪

  • ラスト、いきなりカミングアウトした春田に手を掴まれて、動揺でよろめく牧。
    すぐに動揺するし、すぐに傷つくし、我慢して感情を押し殺しちゃう、それが牧の本質なんだろうな。
    冷静で仕事ができるクールさは、本心をさらけ出さないための牧の鎧なんだろうなって感じた。



【episode6 息子さんを僕にください!】
  • 牧が倒れる直前の、さりげなく体調悪い感じが自然で、どこかアンニュイですごく好き♪

  • 風邪で寝込んだ牧のために、料理とかしたことない春田がおかゆを作ってあげようとするなんて、春田、牧のことめっちゃ好きやね?
    春田も牧も気づいてないかもしれないけど、めっちゃ好きやん。
    で、春田が作った得体の知れないものを不味そうに食べる牧も、春田のことめっちゃ好きやん♪

  • 春田に長文メールを送って悶々とする部長がかわいい。

  • 「牧の代わりにお客様とモデルルームに行ってほしい」と春田に指示する部長が、嫉妬で“牧”という名前を口に出したくない感じもかわいい。

  • 「人を好きになるのに歳も性別も関係ない」っていう麻呂の言葉はこのドラマの本質だよね。

  • 風邪で休んだ牧のところにこっそりお見舞いに来る武川さん。
    二人だけしかいないところでの会話や仕草で、この二人の付き合っていたときの関係が垣間見えちゃうね。
    牧は「政宗」って呼び捨てにしてたんだね。
    そのうち春田のことも「創一」になるのかな?

  • 自分の幸せより春田の幸せを考えている牧を目の当たりにして打ちのめされる武川さん。
    牧もせつない。武川さんもせつない。

  • 春田に猛烈アピールを開始した部長が健気でかわいい。
    おもむろにリンゴをむき出す部長と、それを真顔でみる春田の、この二人の間とか空気感が面白い。
    「相手が牧なんだもん。男なんだもん。そりゃ、火がついちゃうでしょ!」ってなんてかわいいセリフ♪

  • 春田に告白してもいいかと牧に尋ねるちず。
    付き合っている二人の邪魔をするつもりはないけど、自分がすっきりするためにただの自己満足で告白したいんだと。
    ちずが告白なんかしたら春田はちずの方へ行ってしまうかもしれないから、本当は、告白なんてしないでください、僕たちをそっとしておいてくださいって言いたかったと思うんだよね。
    だけど自分がそれを言う権利はないし、選ぶのは春田だからと思っているし、ちずを選ぶことが春田の幸せっていうのもいつも心のどこかにあるから、だから「俺は大丈夫ですよ」って言っちゃうんだよね。
    だけどちずを見送る牧の顔は、やっぱり「告白なんかしないで!」って泣きそうじゃん。
    こっちまで泣きたくなるわ。

  • パジャマでベッドで本を読んでる牧の姿が、まぁ可愛らしい。
    そのあとの「腹減ったんで俺も一緒に食べようかな」の仕草も、まぁ可愛らしい。
    なのにそのあと春田に無理やりキスする豹変ぶりに、ズキュンとやられる…。
    春田の首筋に添えられた手!

  • 無理やりキスされて動揺しまくっている春田を見て、また少し寂しくなっちゃう牧の顔がまた…。
    このテーブルで向かい合って話すシーンは全部好きだなぁ。

  • 「春田さんは本当に俺でいいんですか?相手が俺で」って訊いたときの春田の「いいよ、それは」って言い方がすごくいい!
    牧を気遣って言ってるんじゃなくて春田の本音だって感じがちゃんと伝わってくるからいい!
    牧もこれを訊くのってすごく勇気がいったと思うんだ。
    嬉しくてニヤつくのを我慢している牧が可愛いね♪

  • 「春田さんが初めてなわけじゃないし」のあとのちょっと嫉妬が浮かんだ春田のふてくされ顔もかわいいね♪
    牧もあの顔を見たら嬉しくなっちゃうよね♪

  • 牧の実家でのくだり、面白いね~w
    お父さんが面白い!妹が春田のタイプのロリで巨乳なのも面白いw
    牧が春田の太ももをテーブルの下でギューってするイチャイチャがいい♪

  • 牧ママと妹が春田に、お風呂に行ったお父さんの背中を流しておいでって言ってるとき、牧はニヤニヤしながらその状況を楽しんでるのが面白い。
    “春田さんの言うとおり、そんなタイミングじゃないな”って顔してるもんw

  • 牧の家からの帰り道、牧の家族ともっと仲良くなりたいという春田の言葉がものすごく嬉しいのに、嬉しいのを顔に出せない牧の不器用さが可愛くもありせつなくもあり。
    妹が可愛かったなとデレる春田に「ほんっと、油断ならない!」と怒ることはできるのにね。

  • 春田が家族に会ってくれたことで少しは安心できたと思ったのもほんの束の間、春田にちずから電話がかかってきて、春田はわんだほうへ。
    一気にまた不安になってしまう牧。
    牧の幸せな時間はほんとちょっとだったな…。

  • 一人で家に帰った牧は、たまたま帰って来ていた春田のお母さんと遭遇。
    何も知らないお母さんは「早くちずちゃんと一緒になって孫の顔を見せてくれたらいいのに」と普通のお母さんの願望を言っちゃう。
    今の牧にとってその言葉は、春田と離れる決意を後押ししてしまうよね。

  • 泣き顔を見られまいとして「じゃあね」と行こうとするちず、その手を掴んで引き止めて泣き顔を見てしまう春田、「いや、これは違うから」と強がるちず、思わず抱きしめる春田。
    という一連の流れに、思わずこっちの胸がズキューンとしちゃったけど、その様子を牧が見てるから!
    もう!牧とちゃんと付き合おうとしてたんじゃないの!ちずの泣き顔にほだされるのもわかるけど!
    わかるからつらいな…。
    でも、やっぱり春田はちょっと優柔不断すぎ!牧が可哀想!

  • つらすぎるラスト。
    洗濯のこととか怒って言ってるようだけど、春田が一人になってもちゃんと生活できるように教えてあげてるんだよね。
    悲しさをごまかすために怒ったふりをしてるんだよね。
    怒った顔、怒った言い方は牧の鎧だからね。
    「春田さんといても苦しいです」ってなんて辛い言葉。
    泣きながら言う「春田さんなんて好きじゃないです」って言葉ほど説得力のある“好き”はないよね。
    だけど鈍感春田は、牧の言葉をそのまま受け取って牧を出て行かせてしまうんでしょ!
    もう!春田のバカ!

  • そして『1年後』のテロップのあと、台所に立つ部長とおちゃらける春田のショット!
    展開がジェットコースター過ぎて心がぶっ壊れるわ!



【Final episode HAPPY HAPPY WEDDING!?】
  • 最初から最後まで見どころだらけの最終回。ついに最終回…。

  • 牧は、自分と別れてすぐダメダメになった春田が、部長と暮らし始めたらだんだんちゃんとした人になっていくその変化を、どんな気持ちで見ていたんだろ。

  • モノローグで春田は「牧とは元の先輩後輩に戻った」って言ってるけど、牧の顔は全然春田を忘れてないよ。
    まだせつない顔してるじゃん…。春田には見えてないかぁ…。

  • ゴシップ好きの舞香さんが春田にズケズケと訊いてくれたおかげで、春田と部長は一緒に暮らしているけど付き合っているわけではなくてプラトニックな関係、というのが牧に伝わった!
    牧の、すこーしだけ嬉しさエッセンスが混じった驚き顔が印象的。
    舞香さん、ナイスです!

  • 部長と買い物に出かけている春田の私服が超絶ダサい!w

  • フラッシュモブのシーンも超絶ダサくて見てるのが辛かったw
    ちょっと前に話題になった“共感性羞恥”の傾向がある私は、あのシーンは直視できなかったw
    だけど、部長のプロポーズを覚悟が固まっていないのに春田がOKするには、フラッシュモブが最適なんだよね。
    あの状況では優しい春田は断れないもの。
    部長の作戦勝ち、経済力のなせる技。

  • 舞香さんが誰よりも早く、一番に恋愛成就♪

  • 麻呂と蝶子さんもいい雰囲気♪大人っぽく見える髪型にしている麻呂は健気だね。
    「好きすぎてヤバイから結婚するんですよね?」って麻呂の言葉に「まだ子供だね~」って笑う蝶子さんだけど、そういう純粋な麻呂と一緒にいて楽しそう。

  • 上海転勤になる春田の仕事を引き継ぐために、春田と一緒にお客さんへの挨拶回りをしている牧は、完全仕事モードで一見普通に見えるけど。
    「あとは電話で挨拶するわ」という春田に「できるだけ一緒に回りませんか。その方が俺も助かるんで」って、仕事に真面目なふりをして実は春田と少しでも一緒にいたいんじゃんね…。

  • 自分の気持ちを抑え込んじゃう牧の背中を武川さんが押してくれる。
    壁ドンや言葉は激しいけど、牧を想う気持ちはどこまでも優しい。
    「相手の幸せのためなら自分は引いてもいいとか、どこかのラブソングかよ。そんな綺麗事じゃないだろ、恋愛って」って言うけど、自分も牧の幸せを一番に考えてるじゃん。
    最高に素敵な元カレです。

  • 結婚準備を楽しそうにしている部長とまだ腹が決まっていない春田。
    春田の優柔不断は人を傷つける。その優しさが春田の愛すべきところでもあるんだけど。

  • 居酒屋わんだほうでの春田と部長の結婚前祝い飲み会、途中でこっそり抜ける牧。そりゃ、辛くていられないよね。
    追いかけてきてくれたちずに「見てるのが辛いんでしょ」と言われても「まさか」とごまかす牧だけど、「私は辛かったよ。だけどいつか春田なんか比べ物にならないくらいのイケメン執事と結婚するって決めてるから」と前向きなちずに慰められる牧。
    同じ男を想っていた戦友の前で「つれ~!」とやっと弱音を吐くことができた牧に私は感涙。
    弱音を吐けてよかった!

  • 牧は、ノンケの春田をこちらの世界に巻き込むのが怖くなって別れたのに、ちずと普通に結婚して普通に生きるのが春田のためと思って別れたのに、結局部長と結婚するとか、そんなん牧にとって残酷な展開だよね。
    悲しすぎる。辛い。

  • 牧の背中を押した武川さんが春田の背中も押してくれる。
    本当に素敵な上司で、素敵な元カレ。

  • 1年経ったら麻呂がお客さんにちゃんとお辞儀して挨拶とかできるようになってるw
    そして、“はるた”を下の名前だと思っていたことが判明w
    麻呂、面白すぎ!かわいいw

  • 牧から呼び出された春田が、スマホを会社に忘れて待ち合わせ場所に行こうとして、その途中で道に倒れた病人に出くわしてしまうとか、これ、絶対このあとせつない展開のやつじゃん…。絶対すれ違うやん…。

  • 結婚前夜の部長から春田への手紙は別れの手紙みたいだね…。

  • 結婚式で「誓いのキスを」と言われてから、牧とのキスや牧と過ごした日々が脳裏に蘇ってきてしまう春田は、やっと自分の気持ちに気づく。
    遅いよ、春田!早く気づいてよ!部長も可哀想じゃん!
    だけど、気づいてよかった!

  • 「神さまの前で嘘はつけないね」と言って春田を牧のところへ送り出そうとする部長は、披露宴をキャンセルしたとか自分は嘘をついて、なんてなんてかっこいいの!
    この人も春田の幸せを一番に考えて自分は引いて、なんて深い愛なんでしょう。

  • 披露宴会場で待つみんなの前で「振られちゃった」と笑って言う部長、素敵です!

  • 道の“あちら側”から牧を見つけて道の“こちら側”に走ってきた春田に牧が言う「俺といたら幸せになれませんよ」という言葉は、今までの身を引くための言い訳ではなくて「それでも俺でいいんですか!?」という覚悟を突きつける強さを感じる。
    牧も春田も、やっとちゃんとお互いに向き合えて自分の気持ちとも向き合えて、本当に良かった!

  • 牧の、今までの辛さを全部押し流すような声を出さない溜めた泣き方が、もう私の胸にガンガン響いて大号泣です。
    「ただいま」ってずっとずっと言いたかったんだね。言えてよかった!

  • 部長はもう春田の手には触らないんだ。
    でも、いい恋の終わり方だった。部長が大人だったからだね。
    武川さんも素敵だった。

  • 麻呂と蝶子さん、舞香さんと鉄平さん、ちずとイケメン執事、みんな新しい恋に踏み出してみんなが幸せそうで本当に素敵。
    愛で満ち溢れたドラマだ。

  • 最後のイチャコラ、マジやばーい!!
    「聞けよ!」って命令口調の牧とか、投げられた服を全力で投げ返す牧とか、「もう我慢しないって決めたんで」からのキスとか、はねのけられて少し寂しい顔をする牧とか、「んなわけねーだろっつうの」からの春田からいく優しいキスとか、もうマジやばい!!息ができん!
    悶々とするーー!



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by wakabanokimochi | 2018-06-08 13:42 | 雑記 | Trackback | Comments(0)