ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

趣味のことをいろいろと


by wakabanokimochi
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<   2018年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧

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★★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。
愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。
息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。
悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか――。
人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。
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こんなに凄まじい作家さんがいたなんて知らなかった。

女の体は、その表面を眺めるだけなら柔らかで優しげだけど、奥に分け入ればグロテスクでしかない。
醜悪なグロテスクさと慈愛に満ちた清廉さ。
女という生き物がその身と精神に隠し持っているその両面を、同時に見せつけられるような強烈さを感じた。

カテゴリとしてはサスペンスで、サスペンス作品としての緊迫感も素晴らしい。
だけど、ただのサスペンス作品ではない。
読後の感触は、生々しくて湿気を帯びた民話や古い怪談を読んだ後のよう。
『遠野物語』のような、なんだろう、業のようなものを感じる。
人間の奥の奥を見たような気になる作品だった。
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by wakabanokimochi | 2018-02-27 23:02 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
慶長五(1600)年九月十五日。
霧の中、石田三成・徳川家康は一大決戦に臨もうとしていた。
未明、松尾山の小早川秀秋の陣から、主の裏切りの気配を伝える密使が来た。
三成は、小早川の陣と毛利の陣へ使者を送る。
一方、家康は親・豊臣の福島正則らの動向に不安を抱いていた。
主家・豊臣家の為、義に生きるか。
旗色の良い側に鞍替えするか。
裏切りを決めた主に忠誠を尽くすのか、叛旗を翻すのか。
天下を取る。
友情に殉じる。
生きて妻のもとに帰る。
十数万の兵たちの欲が激突する、血の一日が幕を開けた。
戦国時代に情熱を注ぎ続けた著者の遺作長編。
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この戦いに関わった人たちの目線でリレー方式のように書かれている。
石田三成の陣営、三成の使者・土肥市太郎、市次郎の目線、小早川秀秋の陣営など、局所的な描写の集まりなのに結果的に戦全体をものすごく俯瞰で見渡すことができる。

それぞれの思惑が絡み合う糸のように交錯している様子が、面白くもあり切なくもある。
ただひたすらに我が主君のために戦おうとする男たちの姿に胸が震える。
関ヶ原の戦いはドラマティックだ。

<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-02-25 23:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
雨の夜、市議会議長が殺害された。
波山署の本宮は県警捜査一課の若手・平原優子と組み捜査にあたるが、意外な容疑者が浮かび上がる。
その影を追ううち、本宮たちは一人の青年の心の闇に出会う―。
八〇年代のバブル経済に呑み込まれた男女と、それを見つめた彼らの子どもたち。
ある家族の崩壊と殺人事件を通して、時代を生きる人間を鋭く描き出す、傑作刑事小説。
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骨太の刑事ものサスペンス作品。
くたびれた中年刑事と若いけど愛想のない女刑事。
それぞれが傷を抱えているからこそ、少しずつバディとしての信頼感が深まっていく過程が好きだった。
主人公たちが感じる虚しさがせつなかった。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚

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by wakabanokimochi | 2018-02-22 23:17 | 読書 | Trackback | Comments(0)
芦屋基地の航空祭に行ってきました。
毎年10月か11月に行われていたのですが、なぜか今年度は2月開催。
これからずっと2月なのかな?
寒かったけど航空祭日和のいい天気♪

芦屋まで車を運転するのは面倒だったので電車で行ったら、ちょいと一人旅気分で道中から楽しかったです。
9時前には基地に着いたのでT-4によるオープニングフライトから見ることができました♪

会場内を歩いているブルーのクルーさんに初めて声をかけてしまった!(ノ∀`*)
航空祭のときはいつも普通に歩いているクルーさんをお見かけするのですがなかなか声をかける勇気まではなく、今回はたまたま前から歩いて来られたので思わず呼び止めてしまいました。
写真をお願いしたらにこやかに応じてくださり、この爽やかな笑顔。
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かっこいいっ!かっっっこいいっ!はあ…、かっこいい……。(´口`*)
その時の様子を思い出してニヤニヤ、写真を見てニヤニヤ、悶絶してしまいます…。

これだけで来た甲斐があったようなものですがさらに基地内を散策します。
展示されている機体は航空祭のたびに見ているのに、何度見ても飽きませんね。
ずーっと見ていられます。

UH-60Jをまじまじと見たり。
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救難要請があったらいち早く飛んでいって要救難者を探すヘリ。
深い紺色でシュッとしてて男前。

レッドドルフィンを見つめたり。
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芦屋基地にいる教育隊の機体で、飛行経験の少ない訓練生が視認しやすいように訓練機のT-4を赤く塗ってあるのだそうです。
若くてフレッシュ!という感じがします。

C-130Hのパイロットさん(なのかな?)を撮らせていただいたり。
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機体の中にも入ったけど写真はきれいに撮れなかった。
輸送機なので無骨で優しい力持ちというイメージ。

ちびっ子とかと一緒に写真撮影をしていた、ファイター系(たぶん)のパイロットさん(たぶん)にカメラを向けたらカッコイイ立ち姿のポーズをくれました♪
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展示されているブルーインパルスを遠くから眺めたり。
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空ではT-4、T-7、F-2、F-15が飛行展示を繰り広げています。
この飛行展示も何度見てもゾクゾクします。
特に、F-2やF-15のファイター系のエンジン音がビリビリと体に響いてスゴイ。

そして、最後はお待ちかねのブルーインパルス。
風は少しあったけどものすごく天気が良くて、たぶんフル演技だったんじゃないかな。
いつも安いカメラで下手な写真をついつい撮っちゃって集中してないので、今回はちゃんとこの目で集中して見てきました。
5機のブルーがスモークで描く星だけ撮影。
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ブルーインパルスこそ、何度見ても感動するし、ずーっと見ていたいです。
その機体の機能美にも、繰り出されるアクロバットの技にも、人の心を捉えて離さない強い美しさがあります。
麗美で凛々しくて冴え渡った存在。
今回も素晴らしい演技に感嘆しました。
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by wakabanokimochi | 2018-02-19 14:39 | 旅・お出かけ | Trackback | Comments(2)
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★★★★★<5段階中>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
戦国の世、井伊家を背負って立った女がいた。

徳川四天王・井伊直政の養母、直虎。
彼女は先を視る不思議な力を持っていた。
戦国の世に領主となった女の熾烈な一生を描いた渾身作。
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大河ドラマ『おんな城主 直虎』の脚本家・森下さんは下調べでおそらくこの作品を読んだと思うけど、参考にした部分は多いんじゃないかと感じました。
ストーリー展開やエピソードの切り取り方や井伊家と小野政次の関係など、肉付けの部分は大河ドラマとは大きく違うんだけど、根底の部分ではこのふたつの作品はもの凄く似ていると思います。
井伊谷での出来事を別のアングルから見ているようで非常に面白かったです。
政次は悪者風に描かれていますが、やはり物悲しさをまとっていて最期はせつなかったです。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2018-02-14 23:28 | 読書 | Trackback | Comments(0)

豆田町散策♪

百大登山部での遅めの新年会は、日田市の豆田町散策と温泉♪
薫長酒蔵がたまたま酒蔵開きだったようで、小雪は舞っていたけど人で賑わっていました。

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by wakabanokimochi | 2018-02-12 22:32 | 旅・お出かけ | Trackback | Comments(0)


★★★★<5段階中>

あらすじ(映画.comより)-------------------------------
下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らす十和子(蒼井優)は、8年前に別れた黒崎(竹野内豊)のことを忘れられずにいた。
陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島(松坂桃李)と関係を持つ。
ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、黒崎が行方不明であることを告げられる。
「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。
黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。
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理屈っぽい私は映画や小説の感想がすぐ理屈っぽくなってしまうんですが、その理屈をあーじゃないこーじゃないとこねくり回すのが好きなんです。
だけどこの映画は理屈でどうこう言うようなものじゃなくて、感情をもの凄く刺激される作品でした。

登場人物たちに対する不快さ、官能的なシーンを執拗に見せつけられることでざわつく感情、陣治への疑いが深まり始めてからの恐怖感、十和子という怠惰で浅はかな女に対する憐憫、陣治の十和子に対する想い。
観終わったあとはそういういろいろな感情がごちゃまぜになって、悲しいんだか感動したんだか、なんだか自分でもよくわからない複雑な感情が渦巻いて、一言で言うなら戸惑ってしまいました。
感情をシェイカーでガシャガシャと振られた感じ。

最後の最後、鳥が3羽くらい飛び立つところがすごくよかったです。
あのワンシーンで、少しだけ悲しみが和らぎました。

「あなたはこれを愛と呼べるか」というコピー、真っ直ぐすぎる愛だと思います。


作品データ → 映画.COM


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by wakabanokimochi | 2018-02-10 23:50 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階中>

作品紹介(Amazonより)--------------------------
多くの謎を残したまま未解決となった「グリコ・森永事件」の第一幕は社長の誘拐から始まった。
会社施設への放火、菓子に毒物を混入し企業を脅迫。
身代金取引の電話では子供の声が使われ「かい人21面相」などと名乗った挑戦状が送りつけられるという陰湿な事件だった。
『罪の声』はこの事件をモデルにしたフィクションである。
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父親の遺品から事件に関係すると思われる品を見つけてしまう男性と、特集記事のために事件のことを調べる新聞記者。
それぞれが独自に調査を始めた二人が違う方向からじわじわと事件の真相に吸い寄せられていく様子に、読んでいるこちらもじわじわと静かに興奮した。

犯人は捕まらずに時効になった事件なのでほぼフィクションの物語なのに、まるでドキュメンタリー作品を読んでいるようだった。
作中の事件の概要や印象的だった脅迫状の文面などは実際とほぼ同じなのでものすごくリアリティがある。
それだけではなく、この事件に翻弄された人々の人生もやけに生々しさを感じた。
読み応えのある肉厚のサスペンス作品。
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by wakabanokimochi | 2018-02-04 22:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)