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【読書】 木曜日の子ども / 重松 清

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【★★(個人的好みを5段階で)】


少年犯罪をモチーフにした作品。
私は、重松さんのハートフル系の作品よりも、こういうダークな方がどちらかというと好みです。

10代の少年少女って、自分のその頃を思い返しても思うのですが、怖いもの知らずの厄介な生き物です。
体も成長して大人と変わらなくなるし、考え方も小学生とかの頃から比べるとずいぶん大人っぽくなったと自分でも感じるし、自分たちの感覚ではもう立派な大人だと思っています。
どこか刹那的で怖いものなしで、だから先生や親や周りの大人たちが臆病でダサく見えてしまう。
この年代のまだまだ経験値が少ないがゆえの暴走に、守るものができて臆病になってしまった常識的な大人は太刀打ちできないのではないか。
そういう怖さがじわじわと忍び寄ってくるような、得体の知れない気持ち悪さをはらんだ作品でした。

ひとつだけ気になったのは、クライマックスの場面が同じ描写の繰り返しでしつこく感じてしまいました。



作品紹介(Amazonより)--------------------------
7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。
結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。
前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は、毒殺事件の犯人・上田祐太郎と面影が似ているらしい。
この夏、上田は社会に復帰し、ひそかに噂が流れる―世界の終わりを見せるために、ウエダサマが降臨した。
やがて旭ヶ丘に相次ぐ、不審者情報、飼い犬の変死、学校への脅迫状。
一方、晴彦は「友だちができたんだ」と笑う。
信じたい。
けれど、確かめるのが怖い。
そして再び、「事件」は起きた…。
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by wakabanokimochi | 2019-06-25 23:54 | 読書 | Trackback | Comments(0)