2017年 05月 08日
【読書】 墨龍賦(ぼくりゅうふ) / 葉室 麟
★★★★<5段階評価>
作品紹介(Amazonより)--------------------------
武人の魂を持ち続けた絵師海北友松。
浅井家滅亡、斎藤利三との友情、本能寺の変…。
建仁寺の「雲龍図」で名を馳せた桃山時代最後の巨匠の生涯を描く歴史長編。
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海北友松という絵師の生涯と、彼の目から見た戦国の動乱が描かれている。
戦国ものはいくつも読んできたけど、絵師の目線というひと味違ったアプローチが私には面白かった。
絵師とか浮世絵師といった人たちの物語もいくつか読んだけど、己の技術一本で生きていこうとする人の生き様はカッコイイし羨望の感情に駆られる。