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【読書】 北の王国 上下巻 / 童門冬二

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★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)-----------
“愛”の一文字を兜の前立に掲げ、戦場を疾駆した男・直江兼続。
知略の限りを尽くし、主君景勝を補佐して乱世を生きぬき、のちの上杉鷹山に引き継がれる領国経営のもとをつくった戦国随一の知謀と信念の男の生涯を描く。
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有名武将の直江兼続。
私はよく知らない人物だったけどこの作品はわかりやすくて、直江兼続と上杉景勝の関係、信頼感とか主従愛みたいなものがとてもていねいに描かれている。
二人ともとても魅力的。
今ハマって観ているNHKの真田丸と同時代の物語なので、私としてはより面白かった。

織田から豊臣、徳川へと権力が移り変わる激変のとき、それぞれの武将・大名にドラマがあるのでこの時代は本当に面白い。

ひとつだけ気になったのは、所々で著者の歴史考察が入ること。
物語を中断するように著者の解説が入るので、真剣に観ている映画をいきなり一時停止して解説されるような、そういう鬱陶しさを感じてしまった。
その解説のおかげでよりわかりやすいという面もあるのだけど、物語にどっぷり入り込みたい私には少し邪魔だった。
そのせいで、結局最後まで作品の中にトリップしきれなかったのがちょっと残念。


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【読書】 北の王国 上下巻 / 童門冬二_a0220528_051745.png

by wakabanokimochi | 2016-07-31 00:06 | 読書 | Trackback | Comments(0)