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【読書】 また、同じ夢を見ていた / 住野よる

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★★★<5段階評価>

小学生の“私”には学校で仲の良い友達はいない。
だけど学校が終わったら、尻尾の短い小悪魔な“彼女”と一緒に“アバズレさん”や“おばあちゃん”の家に遊びに行く。
その時間はとても楽しくて、学校に友達なんかいなくてもいいという気持ちになる。
ある日、学校の授業で「幸せとはなにか?」を話し合うことになり、“私”は“アバズレさん”と“おばあちゃん”にも「幸せとはなにか?」と聞いてみる。
小学生の“私”にはまだちょっと難しいけど、“アバズレさん”と“おばあちゃん”は「幸せ」についての大事なヒントを教えてくれる。


こまっしゃくれた主人公の女の子が生意気なんだけど憎めなくて、、ギューって抱きしめたくなる。

人生とは選択の連続。
いくつもの分岐点で進む道を選択してきて今の自分がある。
あのときあっちの道に行っていたら?

そんなことがテーマになっている作品。
ライトな文体だから好き嫌いはあると思うけど、私はとても読みやすくて物語に入り込めた。

ただ、前作の『君の膵臓をたべたい』の方が好き。


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by wakabanokimochi | 2016-06-05 01:14 | 読書 | Trackback | Comments(0)