2015年 03月 08日
市川海老蔵 『源氏物語』
私はもともと平安貴族のような雅さは好きで、女性のきらびやかな装束ももちろんいいけど、男性の装束姿が美しくて萌えます。
ファッションに敏感で教養を重んじすぐにさめざめと泣いちゃう平安男子。
私の平安に関する知識は漫画の『あさきゆめみし』から得たものがほとんどだけど、優雅できらびやかで情緒があって奥深い世界観が好きです。
私自身は市川海老蔵のことを特別好きとかはないですが、舞台で光源氏を演じる海老蔵は美しかった!
今回のこの『源氏物語』の舞台は創作歌舞伎で、歌舞伎と能とオペラを融合させた斬新な作品でした。
大掛かりなセットはなく、桜の木が2本立っているだけとかのシンプルなもので、だからその分見る者の想像力を掻き立てる作りになっていました。
能のお謡とイタリア語(なのかな、たぶん)のオペラは何を言っているのか正直全然わからなかったんだけど、六条御息所の情念と嫉妬を能が表現し、光源氏の苦悩をオペラが物悲しく歌い上げる演出は、言葉の意味はわからなくても心を揺さぶられた。
今度は定番の演目も観てみたい♪