2014年 10月 09日
お釈迦様がいました <御前岳・釈迦岳>
登ったことのない山に行きたくなったので、御前岳から釈迦岳の縦走をしてきました。
初めての山にひとりで行くのはドキドキするけど、未知の風景にワクワクもする。
日田市内から高瀬地区を経由して前津江村へ。
山間に入っていくにつれ、迷わずに登山口にちゃんと辿り着くのか少し不安になってくる(笑)。
いくつか分岐があったけど、「御前岳」と書かれた道標があったので迷うことなく湧水登山口に到着。
所要時間は日田市内から30分くらい。
5台くらいは駐車できそう。
東屋はあるけどトイレはない。
8:10、入山。
最初は沢に沿ったコンクリ道。
豊の国名水15選に指定されているだけあって川の水がきれい。
5分も歩くと砂利道になって、10分歩くと森の中。
いい天気♪
緑が目に優しい。
倒木にきのこ。
きくらげ?
のんびり歩いていたら作業着姿のおじさん2人に追いつかれる。
「調査か何かですか?」と尋ねると、今日は集落のお祭りで、権現様(御前岳は権現岳とも呼ばれる)に挨拶に行くのだそう。
地元の山が地元の信仰に根付いていて、何百年も前からのしきたりがこうして今でも受け継がれていることに感嘆する。
山とは昔から神聖な場所なんだと改めて肝に銘じる。
慎ましく道を示してくれる積石。
仰々しくないこの積石がかわいく見えた。
踏み跡がわかりにくい箇所がいくつかあるけど、テープやケルンがあるので道迷いの心配は無用です。
ただ、倒木や道の崩落が何箇所かあったので注意は必要。
でっかい木。
シオジ原生林らしいけど、どれがシオジかよくわからず…。
これかな?
地図の参考タイムでは登山口から御前岳山頂まで1時間ってなってるんだけど、残り30分くらいからが結構しんどい。
傾斜がわりと急だし、道が荒れ気味で歩きにくい。
何度か立ち休憩で息を整える。
9:30(1時間20分経過)、御前岳山頂に到着。
写真ではわかりにくいけど奥の方に由布岳とくじゅう連山が見える。
南側の眺望。
くじゅうから見る風景はどーん!と広がっているのが気持ちいいのに対し、ここからの眺めは幾重にも連なった山々が神々しい。
本当に神様が住んでいそう。
天気もいいし、気持ちいい。
釈迦岳に向かいます。
多少のアップダウンはあるけど、平坦が多くて楽ちん。
美味しそうな色の実。
たまたま通りかかった年配のご夫婦に尋ねたら、スズタケの実だって。
カワイイ♪
少しだけ色づいた葉っぱを発見。
もうすぐ紅葉だな。
変な形に曲がった木。
その昔、ほかの木が立っていたか何かで曲がらなきゃいけなかったんだろうね。
自然って面白いなぁ。
ほぼ平坦だったけど頂上直下は急登になります。
そして鎖場。
これこれ!これを登りたかったんだぁ(笑)。
釈迦岳には鎖場があると聞いていたので楽しみだったのです♪
岩場をよじ登る鎖場が3箇所(だったかな?)あります。
足場がしっかりしているので怖くはなかったです。
10:45(2時間35分経過)、釈迦岳山頂に到着。
狭い山頂にお釈迦様がいました。
なんかいっぱい山が見えるんだけど名前がわからないなぁ、とか思いながらご飯を食べます。
20分ほど休憩して下山。
鎖場を下ってちょっと行ったところに湧水コース登山口へ直に下る道があったんだけど、「悪路、テープあり」と書いていたので行くのはやめました。
地図には載っていない道だし、「悪路」がどのくらいの悪路かわからないのは怖い。
御前岳手前の分岐まで戻って、来た道を帰ります。
行きには気づかなかった花を発見。
形が面白い。
調べたらジンジソウだって。
下の2枚の花びらが「人」の字に見えるからだね。
たくさん咲いていてキレイ。
13:22(5時間12分経過)、登山口まで無事下山。
写真を撮りながら、森の空気を感じながらののんびり山歩きでした。
先がどんな道なのかよくわからない初めての山は、冒険心がくすぐられて楽しいな。(*´∀`)