2013年 12月 15日
ビビリ過ぎ? <長者原~雨ヶ池~大船山~北大船山~諏蛾守越~長者原>
長者原の登山口は牧ノ戸と同じくらいメジャーだと思うんだけど、私は初めて。
初めてのところに一人で行くのはドキドキするわぁ。
ワクワクよりドキドキやわぁ。
ちょうど7:00、長者原の九重登山口を出発。
天気予報は曇りのち晴れだったけど小雪が舞ってます。
大船山に着く頃には晴れてくれるといいな。
地図を見ながら道迷いをしないように行こうと気合を入れていたけど、要所要所に道標があってとても親切な登山道です。
きちんと整備されてます。
森の中を進みます。
緩やかな上りで全然きつくない。
7:55(55分経過)、森の中なのにきちんとしたベンチのある休憩場所に着きました。
現在地。
アイゼンでシャクシャクと歩くのが気持ちいい。
寒いっちゃ寒いけど、歩いていれば気にならないくらい。
温度計を買おうと思ってたのに忘れてた。
何度くらいあるんだろ?
8:08(1時間8分経過)、指山と坊ガツルの分岐に到着。
三俣山よね?
ガスってて見えない…。
8:32(1時間32分経過)、雨ヶ池に到着。
木道が続いてる。
雨が降ると池になるらしい。
だから橋みたいな木道が整備されてる。
池になったところも見てみたい。
雪をまとったアセビ。
かわいい。
坊ガツルが見えた!
森の中を坊ガツルを目指して下る。
こんなところも階段で整備されてる。
すごいな。
9:12(2時間12分経過)、坊ガツルに着いた。
天気がいいならもっときれいなんだろうな。
坊ガツル・法華院方面に進みます。
車の轍があるアスファルトの道。
こんなに人工的だったなんて意外。
すぐに大船山登山道の分岐に着きました。
川が流れています。
玖珠川の源流だって。
トイレや炊事場のあるテント場を抜けたら、大船山と平治岳の分岐に着きました。
9:31(2時間31分経過)、大船山に取り付きます。
ここまでは「遊歩道」って感じの歩きやすい道だったのに、大船山に取り付いた途端、険しいな、こりゃ。
みんながきついっていうのがわかった。
石がゴロゴロして、しかも急な坂。
潅木の中だから景色も見えないし。
しんどーい!
立ち止まって息を整えながら一歩一歩進む。
雪があるからまだ歩きやすいのかも。
夏はツライだろうなぁ。
10:15(3時間15分経過)、立中山の分岐に到着。
まだ半分も来てない…。
木がだいぶ低くなってきた。
樹氷がやっぱりキレイ。
天気が良くならないなぁ。
10:57(3時間57分経過)、段原に着いた!
風、強っ!
しかもガス!
ここは大船山と北大船山の鞍部。
右に行くと大船山、あと25分だって。
今まで誰にも会わなかったのに、大船山から下ってくる人に出会うようになってきた。
するとおじさん2人組とすれ違うとき、「一人で行くの?」と怪訝な顔をされた。
上はさらに風が強くて危険かもって。
マジか…。
「様子を見て考えます」と言うと「くれぐれも気をつけて」と言われてしまった。
ただでさえビビリなのに、脅かさないでよ…。
木の高さが腰くらいになって頂上が見え始めた。
風の強さが半端ない。
立ってられないくらい。
息ができないくらい。
でも、ここまで4時間かかってるんだよ。
頂上に行かないという選択はないでしょう。
だけど、チキンな私はもう怖い。
怖いと思うから怖い、と自分を鼓舞して少しずつ進むんだけど、やっぱり怖い(笑)。
あと10分そこらでてっぺんなのに…。
で、この位置で引き返すことに。
無理してもね。
かなり悲しいけど、またすぐリベンジするさ。
段原まで戻って、北大船山に向かいます。
とりあえず、どっかの頂上に立たないことには気が済まない(笑)。
11:53(4時間53分経過)、北大船山頂に到着。
段原から10分くらいだった。
段原まで戻って、木の陰で風をよけながらごはん。
今日は手作りパンの店で買ったパニーニ。
ガツガツ食べてすぐ下ります。
立中山に寄ろうかとも思ったんだけど、時間的に厳しそうなのでやめた。
また次に。
13:08(6時間8分経過)、坊ガツルまで下ってきました。
帰りは法華院温泉の前を通って、諏蛾守越えで帰ります。
法華院温泉山荘。
登山道はこの建物の間を抜けて行きます。
宿泊の登山者がビールを飲んでいました。
けっこうきつめの上り坂なんだけど、もしかして諏蛾守越えって険しい?
地図を見る限りじゃそんなに急登じゃないと思ってたんだけど、ヤバイ、しんどい(笑)。
雨ヶ池越えは遊歩道みたいに穏やかだったけど、こっちはいかにも “ 登山道 ” って感じ。
ちょっと心が折れそうになる(笑)。
先が見えないのがつらいね。
大船山を振り返ってみると、晴れてるじゃない!
雲の流れもゆっくりになってるから風も収まってるんじゃない!?
今なら登れたな…。
ま、そんなこともあるさ、しょうがない。
14:16(7時間16分経過)、やっと登りきったら、なんだか荒涼とした場所に着いた。
北千里浜かしら?
このだっだぴろさはちょっと怖いね。
確か、昔、遭難事故があったんだよね?
こりゃ、ガスに巻かれたら遭難するわ。
それにしても寂しい場所だな。
猿の惑星な気分。
そして、ここからまた右方面に登ります。
また登りか…。
15分くらい登ったら諏蛾守峠に着いた。
遭難者の鎮魂の鐘があったけど、写真を撮るのはなんかちょっと怖かった。
ここからまた下ります。
アップダウンが激しいな。
石がゴロゴロ、歩きにくい。
14:51(7時間51分経過)、舗装された林道に出た。
ちょっと休憩しようかと思ったら、落石の危険があるから立ち止まらずに下山してくださいとの看板が。
オッケー、もうちょっと頑張るよ。
砂防ダムのところでちょっとだけお菓子タイム。
そのあとは一気に下山。
16:01(9時間経過)、長者原の登山口に帰ってきました。
今日もいっぱい歩いて満足、満足♪
大船山のピークに行けなかったのはやっぱり心残りだけどね。
次は男池の方から行ってみようかな。
諏蛾守越えは季節が悪かったのかな、しんどいだけで景色もキレイじゃないし、あまり楽しい道じゃないな。
トレーニングにはなるけど(笑)。
雨ヶ池コースの方が変化に富んでいて絶対楽しい。
こっちのコースは何回でも行ける。
また花の季節に諏蛾守越えにチャレンジしてみよう。
花が咲く感じじゃなかったけど。
初めてのコースを2つ制覇できたのが嬉しい。
少しずつフィールドが広がっていく