人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2013 F1 イギリスGP 決勝

F1はこのサーキットから始まったんだって。
だから「モータースポーツの聖地」で「伝統のイギリスGP」なんだって。

天気は晴れ、気温21℃、路面温度31℃、52周の戦い。
イギリスの天気は変わりやすいけど、崩れることはなさそう。

スターティンググリッドは
1.ハミルトン
2.ロズベルグ
3.ベッテル
4.ウェバー
5.リカルド
6.スーティル
7.グロージャン
8.ライコネン
9.アロンソ
10.バトン
マッサは11番手。

予選で5位だったディ・レスタが、予選後の検査で車両重量違反が発覚して最後尾に降格になったらしい。
なので、6位以下のマシンがひとつずつグリッドを上げた。

各車、スタート!
ハミルトンはいいスタートを切ったけど、2番手のロズベルグが失敗した。
その隙をついてベッテルが2番手に浮上。
マッサが驚きのロケットスタートで5番手まで上がってくる。
アロンソはひとつ落とした。

1周終えた時点での順位は、
1.ハミルトン
2.ベッテル
3.ロズベルグ
4.スーティル
5.マッサ
6.ライコネン
7.リカルド
8.グロージャン
9.バトン
10.アロンソ

あれっ、ウェバーがいない!?
順位を落としたアロンソが懸命に前に挑む映像。
そのとき、ウェバーからチームラジオが。
フロントウイングを損傷したとのこと。
どうやら、スタート直後に接触があったらしい。
14番手まで順位を下げていた。

3周目、一旦、隊列が落ち着く。
トップのハミルトンと2番手のベッテルとの差は、+1.773。

7周目、ハミルトンとベッテルとの差が少しずつ開き始める。+2.049。
でも、まだまだ始まったばかりだからね。
この間、ウェバーが徐々に順位を上げてきて、バトンを易々とかわして11番手まで浮上。

8周目に入ってすぐ、トップのハミルトンの左リアタイヤがいきなりバーストした!
その場所も悪くて、コースの3分の1ほどの位置だったからピットまでまだ3分の2も走らなきゃいけない。
ホイールにタイヤの残骸をわずかに巻きつけたような状態で走るハミルトン。
それによるマシンへのダメージも心配。
リプレイを見ると、わずかにリアが流れたような挙動のあと、いきなりバーストしたことがわかる。
金曜日のフリー走行で、ペレスも同じような場所で左リアタイヤがバーストしたんだって。

9周目、やっとのことでピットに戻ったハミルトン、マシンへの影響はなかったようでコースに戻る。
当然、最後尾で。
もったいなかったなぁ。

10周目、マッサがスピンして激しくコースアウト!
左リアタイヤがバーストしてる!
どこにもぶつからなかったのですぐにコースに戻るが、これで最後尾降格が決定。
いいスタートで、頑張って5番手まで上がってきていたのでもったいない!
リプレイを見ると、ハミルトンのときと同じような場所で、同じような現象。
なにか共通の原因があるのか!?
解説の右京さんは、考えられるとしたら縁石かなって。
原因がわからないとほかにドライバーも怖いよね。
地雷が埋まっているようなものだもん。

この周回からタイヤ交換ラッシュが始まる。
11周目でアロンソ、ウェバーがピットイン。
ウェバーは壊れていたフロントウイングも交換。
12周目でライコネンがピットイン。

この時点での順位、
1.ベッテル
2.ロズベルグ
3.スーティル
4.リカルド
5.ペレス
6.バトン
7.ライコネン
アロンソは11番手、ウェバーは14番手。

ウェバーにチームラジオで、4コーナーから5コーナーの縁石が原因ではないかとの情報が。
でも、急に縁石を使うなって言われても難しいよね。
プロだから対応できるのかしら?

13周目、ロズベルグがタイヤ交換、そのまま2番手でコース復帰。

アロンソはグングン順位をあげて5番手まで上がってくる。
先頭のベッテルとのポイント差が36もあるから、そこに追いつこうとグイグイいく。

先頭集団で唯一タイヤ交換をせずに引っ張っていたベッテルに、チームからピットインの指示が入る。
タイヤ交換を終えたマシンのタイムが伸びているので、このタイミングで交換しないとヤバイことになる。
1周、2周のタイミングのずれが命取りになることがあるからね。

14周目、ベッテルピットイン、トップでコース復帰。

5番手争いのベルニュ・グロージャン・ライコネンが熾烈なせめぎ合いを見せる。
今日はみんなアグレッシブだな。
見ていてハラハラするけど、面白い。
そんな様子をカメラが追っていると、一番前のベルニュの左リアタイヤがバーストした!
ゴムの破片が後方に飛び、ヒヤッとする。
ライコネンのオンボードカメラのリプレイでは、細かな破片がライコネンにも当たっているのがわかる。
超危険!
うまくかわしたからいいものの、大事故に繋がるよ。

タイヤの残骸を拾うマーシャルの姿にもヒヤヒヤする。
気をつけて!

16周目、ついにセーフティカーが入る。
このバーストのせいでレース展開が全然見えない。
トップを走ってても、タイヤがパンクしちゃえばおしまいだもの。

21周目、セーフティーカーが出てレース再開。
この時点での順位、
1.ベッテル
2.ロズベルグ
3.スーティル
4.アロンソ
5.ライコネン
6.グロージャン
7.リカルド
8.ペレス
9.ウェバー
10.バトン
ハミルトンは14番手、マッサは21番手。

22周目、前のスーティルを抜きにかかるアロンソ。
これをかわせば表彰台だから闘志むき出しで走る。

24周目、DRSが使用可能となる。
各車、1秒以内にいる接近戦なのでみんな一気にDRSを使う。
ハミルトンもマッサも少しずつ順位を上げていく。

27周目、アロンソを先頭に、ライコネン・グロージャン・リカルド・ウェバーの熾烈な4番手争い。
ここも1秒以内のせめぎ合い。
アロンソとしては、前のスティールにフタをされている形なのでなんとか追い越したいところ。

29周目、ようやくスーティルに並んだアロンソ。
ここでいきなりリプレイ映像。
4コーナー辺りでグティエレスの何かの破片が飛び散った。
マシンはフレームアウトしているので何が起きたのかよくわからないが、またバーストか?

この映像の間にアロンソがスーティルをかわした模様。
これで3番手に浮上。

30周目、ライコネンが2回目のピットイン、11番手でコース復帰。
グティエレスもピットに戻ってきた。
バーストではなかったみたい。

31周目、アロンソもピットイン、12番手でコース復帰。

34周目、ディ・レスタを追うハミルトン、なかなか追いつけない。
すぐ後ろには、タイヤがフレッシュなライコネンとアロンソが迫っている。
ここで、ディ・レスタがピットイン。
ライコネン、あっさりハミルトンを抜いていく。
続いてアロンソも。
アロンソはDRSを使ってライコネンも狙う。
だけど、ディフェンスに定評のあるライコネン、そう簡単には抜かせてくれない。
ウェバーもハミルトンをかわして来た。

目まぐるしく順位が入れ替わるレース展開で眠気なんか吹っ飛ぶね。
この時点での順位、
1.ベッテル
2.ロズベルグ
3.ライコネン
4.アロンソ
5.ウェバー
6.ハミルトン
7.スーティル
8.リカルド
9.マッサ
10.ペレス
バトンは12番手。

前回のカナダでポイントランキングをひとつ下げてしまったライコネンは少しでも多くポイントを稼ぎたいし、アロンソはベッテルとのポイント差を縮めたいし、ワールドチャンピオンをかけた意地のぶつかり合いにゾクゾクする(笑)。
バーストのせいで最下位まで順位を下げたハミルトンとマッサがこの位置にいるのはすごいね。
ウェバーもスタート直後に14番手まで下がってたのに。

35周目、ロズベルグがピットイン、変わらず2番手でコース復帰。
36周目、ロズベルグのタイミングに合わせたのか、ベッテルもピットイン、トップでコース復帰。
その間、ウェバーがアロンソの背中を捉える。
ウェバー、ちょくちょくファステストを出してきてるからね。
ベッテルのピット作業中に、ウェバーがアロンソをかわした模様。

スーティル・リカルドの7番手争い、マッサ・ペレスの9番手争いも激しい。

37周目、ハミルトンがピットイン、11番手でコース復帰。
この、ハミルトンがコースに出たのとディ・レスタがそこを通過するのがほぼ同時くらいで、わずかにハミルトンが前に出る。
このことでバトル勃発。
前に出たハミルトンを、そうはさせるかと抜き返すディ・レスタ。
そして、また抜くハミルトン、差し返すディ・レスタ。
接触ギリギリ、抜きつ抜かれつの攻防戦。
あー、面白い(笑)。
この争いに勝ったのはどうやらハミルトンのよう。
でも、その差、+0.124だって。

39周目、ライコネンとウェバーの3番手争い、その差、+0.520。

40周目、スーティルとリカルドの6番手争い。
あちこちでバトルが起こってて、あー、面白い(笑)。

41周目、ハミルトンがグロージャンも抜いて10番手に。
ポイント圏内に上がってきた。

カメラは、先頭のベッテルとロズベルグを追う。
その差がわずかに縮まってきている模様。
いつものようなベッテル独走、という感じではない。
と、いきなりベッテルが失速!
その横を悠々と抜いていくロズベルグ。
チームラジオでギアボックスのトラブルだって。
マジか!?

ロズベルグ、絶対ガッツポーズしたよね、きっと。
あと、ベッテルが失速したと同時くらいに観客から歓声が沸いたよね!?
大喜びする客席がアップになったし。
そんなにみんな、ベッテルが嫌い?

ホームストレートで完全に停止するベッテル、マシンを降りる。
もったいないね~!!
でも、これでポイントランキングが面白いことになってくる。

42周目、セーフティーカー導入。
この間に、ロズベルグとウェバーがタイヤ交換。
この直前にアロンソもタイヤ交換してる。

45周目、セーフティカーが出てレース再開、残り7周。
この時点での順位、
1.ロズベルグ
2.ライコネン
3.スーティル
4.リカルド
5.ウェバー
6.ペレス
7.バトン
8.アロンソ
9.ハミルトン
10.グロージャン
11.マッサ

46周目、ウェバーがひとつ上げて4番手に浮上。
表彰台まであとひとつ。
アロンソもバトンを抜いて7番手に。
闘争心むき出しでリスタートするマシンたち。
興奮するわ(笑)。

と、またタイヤの破片が飛ぶ。
ペレスの左リアタイヤ。

そんなことはお構いなしにバトルは加速していく。
バトルが激しすぎて、差が詰まりすぎて、何がどーなっているのかよくわからなくなる(笑)。
ヤバイ、ついていけん(笑)。

47周目、ウェバーが3番手まで上がってきている。
アロンソも6番手まで浮上。
さらに前のリカルドも射程圏内に納めた。
タイヤが接触するかというような激しい攻めで抜いていく。
タイヤが新しいから速い、速い。
倍速送りのような速さで順位を上げる。
ベッテルがいなくなった今、ポイントを縮める大チャンスだもんね。

そして同じくタイヤが新しいウェバーが、前のライコネンを捉えた。
ライコネンはセーフティーカーのタイミングでタイヤ交換しなかったんだよね。
完全に作戦ミス。
2回目のタイヤ交換がほかのマシンより早かったから、一番磨耗が激しいわけだからね。

48周目、ついにウェバーがライコネンを抜いた!
これで2番手に。
古いタイヤでライコネンも頑張るけど、やっぱり物理的に無理そう。
すぐ後ろにはスーティルをかわそうかというアロンソの姿も見える。

49周目に入ってすぐスーティルを抜くアロンソ。
次に狙うは、ライコネン。
アロンソ、頑張れと思う反面、ライコネンにも頑張ってほしい。
でも、速さが全然違うね。
アロンソ、はやっ!
で、なんだかんだでハミルトンもグイグイ上がってきてて、アロンソの後ろにいる。

50周目、アロンソがついにライコネンを抜いて3番手に。
ハミルトンもライコネンを捉える位置につけている。
残り2周、どうなるか!?
ファステストはウェバー。

51周目、ハミルトンがライコネンを抜いた!
これでライコネンは5番手。
ポイント争いからいくともっと前にいたかったね。
タイヤ交換しといたらよかったね~。
もったいない!

ファイナルラップ、ウェバーが脅威の走りでロズベルグに迫る勢い。
だけど、わずかに届かず、チェッカーを受けたのはロズベルグ。
2位・ウェバー、3位・アロンソ。
ロズベルグとウェバーの差は+0.765だから、もう1周あったらどうなってたかわからないね。

まあ、とにかく、波乱に満ち満ちたレースでした。
いやぁ、面白かった。
バトルだらけだったもんね。

ベッテルのリタイヤでワールドチャンピオンシップの行方もわからなくなってきた。
現在、
1.ベッテル
2.アロンソ
3.ライコネン
4.ハミルトン
5.ウェバー

ベッテルとアロンソの差は21に縮まって、アロンソとライコネンの差は13に開いて、ライコネンとハミルトンの差は9だし、ハミルトンとウェバーの差はわずかに2。
次のレースでひっくり返る可能性大だね。

それにしても、表彰台に上がったウェバーは久しぶりにニコニコしてたね。
いつもネガティブオーラをまとったような顔をしてるのに(笑)。
引退を表明してスッキリしたのか、ベッテルがいないから晴れやかなのか(笑)。

次回は今週末、ドイツです006.gif

ポイントランキングはこちら → TN ポイントランキング
Commented by namanamak at 2013-07-02 23:52
ありがとうございました!
週末のドイツ どうなるのでしょうか?ストライキとかいろいろ書かれてますけど。
安全確保、うまいタイヤマネージメントでなんとか開催して欲しいですね。
Commented by wakabanokimochi at 2013-07-09 22:32
無事に開催されましたね☆
よかった。(*'-'*)
面白いレースでした♪
by wakabanokimochi | 2013-07-02 20:23 | F1 | Trackback | Comments(2)