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【★★★★★(個人的好みを5段階で)】


この映画についての前知識はほぼ何もないまま、ディカプリオとブラッド・ピットの共演でしかも監督はタランティーノ、なんて贅沢で面白そうな映画! というだけの認識で観に行きました。
なので、どういう時代背景のもと描かれた作品なのかまったく知らなかったので、かなり衝撃的な展開の激しさに、声が出そうになるくらいびっくりしました。

観る予定の方は、できれば前知識がないままの方がより楽しめるのではないかと思います。
もしかしたら、ハリウッド映画に詳しいなら、登場人物の名前などでピンときてしまう人もいるかもしれないけど。
(私は詳しくないので全然ピンときませんでした。)

ネタバレはもちろんしませんが、まっさらな状態で観たい方はここから先は読まない方がいいかもです。
たいしたことは書いていませんが。



最初から最後まで、とにかくおしゃれ。
60年代のファッション、音楽、車、あの時代では当たり前の風景が、今見るとめちゃくちゃおしゃれです。
少し赤みがかったような映像も、雰囲気のいい古い映画のようでした。
二人が煙草をスパスパ吸っているのも、時代の古さを表現しつついい男をよりかっこよく見せていて、とても印象的でした。

そんなふうに、おしゃれだなぁ、かっこいいなぁ、レオがおちゃめだなぁと呑気に楽しんで観ていたので、最後の展開にものすごく驚いてしまいました。

この作品の背景を知っていた人は、ずっと何かしらの不穏さを感じながら観ていたのでしょう。
ブラッド・ピットがヒッピーの女の子と知り合うシーンとか、ヒッピーが住み着いている牧場のシーンとかはハラハラしていたのでしょう。
だけど、何も知らない私は、そういうシーンを多少の不穏さは感じつつものほほんと観ていたので、ラストに向けてのジェットコースターのような緩急をより強く感じました。

観たあとに、この映画がどういう背景をもとに作られたのか知りました。
知ってから思ったのは、あのラストは、1969年に起きた出来事へのタランティーノ監督による復讐であり、死者への弔いなのだろうということでした。
知ってしまったら、憎しみが滲むような過激なバイオレンスにどこか痛快ささえ感じてしまいました。

もう一回観たいです。
いろいろ知ったあとでは、作品全体の印象がずいぶん違ってくるのだろうと思います。


【◆作品データ → 映画.COM


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# by wakabanokimochi | 2019-09-21 00:20 | 映画 | Trackback | Comments(0)

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【★★(個人的好みを5段階で)】


人と少しずれているように見える主人公。
彼の言動のちぐはぐさが苦手で、私が知り合いだったら寄り添えないなぁと感じてしまいました。



作品紹介(Amazonより)--------------------------
一番 会いたい人に会いに行く。
こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。

演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。
夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。

『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、
書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。

夢と現実のはざまでもがきながら、
かけがえのない大切な誰かを想う、
切なくも胸にせまる恋愛小説。
------------------------------------------------


【これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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# by wakabanokimochi | 2019-09-05 22:39 | 読書 | Trackback | Comments(0)



【★★★★★(個人的好みを5段階で)】


首を長く長く長くして待っていた、
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が
8/23についに公開になりました!

どなたでも楽しめる映画だと思います。
ドラマのファンじゃなくても、なんならドラマを見ていなくても面白い作品です。
ジャンルはドタバタラブコメ。

「クスクス笑いたい」
「頭を使わなくてすむ映画が観たい」
「暇つぶしに映画でも観ようと思うけどどれにしよう?」

そんな方にぜひ観ていただきたい痛快コメディです。(ほんのり切なさ・ほっこりじんわりアリ)
私もそうですが、ほかのお客さんも声を出して笑っていました。


まずは、初見の時の感想を、自分の備忘録も兼ねて書いていこうと思います。(ネタバレはほぼないつもりです)

ドラマの時からどっぷりハマったファン(OL民)の私は現時点で三回観ていますが、一回目より二回目、二回目より三回目と、回を重ねるごとに新たな発見があったり受ける印象が変わったり感動が深くなったりするのが「さすが、おっさんずラブ」という感じです。
噛めば噛むほど味が出るスルメドラマ。
ですが、何も知らないまっさらな状態で観た一回目の印象や感覚もすごく大事だと思うので忘れずにいたい!
ということで、先にネタバレなしの感想を。

一番最初のカットを観た時にすぐ思ったのが「画角が映画!」でした。
ラストのカットもそうでしたね、画角が広い。
「ああ、本当に映画になったんだ……」とじんわり感動しました。

物語の感想としては、ただただ面白かったです。
めちゃくちゃ笑ったし、めちゃくちゃ泣きました。
「ドラマと比べたら、目まぐるしくてわちゃわちゃ忙しいなぁ(笑)」とちょっとは思いましたが、それも含めて面白かったです。
一部のOL民の感想で「思っていたのと違った」というような趣旨のものがありますが、私はかなり満足しました。
確かに物足りない部分もあるのですが、それは続編で観せてもらえればいいかなと思います。
公式にはこれで完結ということになっていますが、私は諦めていません(笑)。
今作のラストを観た時に「これ、続きがあるやつやん……!」って思いましたもん。

で、そのラストですが、私はものすごく寂しかったです。
二回、三回と観るうちに、そう寂しいラストでもないのかもと思えてくるのですが、初見の時はこっちが辛くなるくらい寂しかったです。
めちゃくちゃ面白い作品なのに、ラストだけがなんかモヤッとしました。


ここからはネタバレしながら、感じたこと、好きなシーン、その他諸々を書き殴っていきます。
ここからは長い長いしょうもない独り言みたいなものなので、興味のある人だけ読んでくれたら嬉しいです。
それ以外の人には拷問かも(笑)。


<B級香港映画風>
オープニングからのB級香港映画みたいなドタバタがなんとも安っぽいのですが(笑)、本格的過ぎない春田のアクションがカッコカワイイです。
「ポンコツはるたん、しょっぱなから一人でわちゃわちゃ騒がしいなぁ(笑)」とクスッとしちゃいました。


<爆イケ牧の登場>
酔っ払った春田が寝ているところに、突然牧が訪ねて来るシーン。
ここがすごく好き。

普段おちゃらけない牧が「ニーハオ」とはにかんで登場。
ぐうかわ!
「ああ! 牧だ……! 髪の毛ふんわりまんまるの牧だ……!」

春田と牧の初めての2ショットなのですが、春田が牧に抱きつく抱きつく。
「誰が見てるかわからないから」と必要以上にくっつくのを拒んでいたあの春田が。
見ているこちらが「お、おおぅ……」ってなるくらいくっつく。
春田、牧のことめっちゃ好きやん……。

それとは裏腹に、春田のベッドに裸の男がいるのを見て、真顔で静かに怒る牧が爆イケ。
このときの牧の目の動きがすごく好きなのです。
口では何も言わない。
目の動きで「ベッドに男がいて春田さんは裸で、なんですか、これ?」と訴える牧の表情がめちゃくちゃ好き。

怒って出ていく牧を呆然と見送る春田に「何やってんの! 早く追いかけて!」と言いたくなりました。


<満開の桜並木の下を歩く春田>
タイトルバックの時の、日本に帰ってきた春田があの青スーツであの桜並木の下を歩くシーンで泣けてきました。
「ああ、おっさんずラブの続きが見られるんだ。想像するしかなかった7話以降のみんなに会えるんだ……」と思うと泣けてきます。
ここは何回観ても泣いちゃいます。


<東京第二営業所に帰ってきた春田>
春田が営業所に「ただいま!」と帰ってきて、マイマイはじめみんなが「おかえりなさい!」と喜ぶシーン。
これは、私たち民へ言ってくれた「ただいま」なんじゃないかと思ったらまた泣けてきて(笑)。
もうすでに涙腺がバカになっています(笑)。
書いている今も涙が出る(笑)。

そして、出迎えた黒澤部長を見る春田の顔の優しいこと。
営業所のほかの人にはしない顔です。
春田にとって、信頼する上司であり、自分をワンアップさせてくれた人であり、深い愛情で大事な時に背中を押してくれた人。
そういう大切な人に向ける、愛おしさが滲んだ顔。
二人がガシッと抱き合うところでまたグッときました。


<敵みたいな立場の牧>
なんだかんだで営業所とは対立するような立場の牧が、ガサガサと横暴な本社の人に「必要なものだけで」と小声で言っているのがいい。
立場上仕方ないけど、営業所にもちゃんと気を遣っているのがわかります。


<狸穴とジャスティス>
この二人は、恋愛という形では絡んでこないだろうなと登場早々に感じたので、ではどういう役割なんだろうとワクワクして観ていました。
最後には、二人ともこの世界にすんなり馴染みました。
私は、特にジャスティスはずっといてほしい存在になりました。
男子校のノリで春田と一緒に騒いでいるのを見ていたい。

ジャスの家族の話は、おっさんずラブの世界にしてはずいぶん重たいエピソードなのでけっこうショックでした。
「この世界も人が死ぬんだ……」みたいな。


<ちずの恋>
ちずちゃんがイケメン執事と別れていたのは少し残念でした。


<牧のラタトゥイユ>
私は、このダイニングテーブルに向かい合って話す春田と牧の雰囲気が、なんでもない日常という雰囲気がすごく好きです。
今作は、(確か)二回あるこのダイニングのシーンではどちらも険悪なのが少し残念。
ほんわかも一回くらいは見たかったです。


<部長が入院>
病院の待合室で部長の治療を待つ春田・武川・マロのもとに蝶子さんが現れるシーンの、マロと蝶子さんのやり取りが自然で、この一年の二人の関係が垣間見えるのがいい。

部長をとても心配する武川さんがコミカルで、この時点で、今作では武川さんはコメディ要員なのかなと察せられます。
コミカルの中にもほんのり哀愁が漂っています。


<記憶喪失の部長>
部長の記憶喪失が発覚してから、コメディ全開の部長が爆誕です。
「ビビビッ」とか、ジャスにビンタしたり腹パンしたりする部長が面白すぎて、おもわず笑い声が漏れちゃいました。


<サウナファイト>
傑作でしたね。名シーンです。
その前の、うどん屋の倉庫でジャスに腹パンするシーンから部長(鋼太郎さん)の本領発揮でした。
狸穴と一緒にいる牧に嫉妬する春田、春田をまた好きになった部長に怒る牧。
かわいいし可笑しいし、あのわちゃわちゃを永遠に見ていたかったです。
事情がわからない天真爛漫なジャスもかわいいし。


<結婚って本気で言ってます?>
真っ黒の唐揚げを作ったり牧に立て続けにLINEを送ったり、春田がなんだか空回りしているようで見ていてちょっと心配になりました。
そしたら案の定、惨状と化した台所を見てため息をつく牧。
春田の空回りと、慣れない仕事でキャパオーバー気味の牧。
ギクシャクしているのがひしひしと伝わってきて私の心がザワザワ・ハラハラします。
牧の「結婚って本気で言ってます?」というセリフで、二人の結婚の認識に相違があるんだろうこともわかって気が気じゃなくなりました。
春田ママが家に帰ってくることになったので「出ていきます」と言う牧はホッとした顔をしていました。
納得いっていない春田とは対照的。


<牧とちず>
この二人がとても仲良くなっているのが嬉しいです。
春田のベッドに男がいたことも本社への移動のことも、ちずには話していた牧。
すぐに抱え込んでしまう牧に、なんでも話せるちずみたいな存在がいて良かったなと思います。
橋の上で叫び合って、ちずにはかっこ悪いところを見せているから心を許せるのかな。
春田が横にいるのに、買ったばかりの時計をちずに見せてキャッキャしている牧がかわいい。


<ネクタイをグイッ!>
いやいやいや。あれは。声が出る。
「ヒィ!」って言いそうになるのをハンカチで必死に押さえました。
グイッとした時の牧のドS顔!
春田の、驚いてから「えーっ、ここで? そう? チョット待って。うん、誰もいない。いいよ? する?」って顔!
そのあとの、きんぴらごぼうからのイチャコライチャコラ。
いたずらっ子のように嬉しそうにきんぴらごぼうを食べさせようとする牧、かわいい。

「じゃ」と別々に歩いていくのは寂しいし、振り返って手を振る牧が、かわいいけど少しせつない。


<マロと蝶子さんの葛藤>
ドラマの時、大人っぽく見えるように髪型を変えたりして頑張っていたマロだけど、映画では背伸びせず自然体になっていたように思えました。
子供みたいにすねたり、いざという時には男気を見せたり。
蝶子さんといい時間の過ごし方をしてきたんだなというのが垣間見えます。
マロがものすごくカッコよくなっていましたね。
かわいい顔もするし。
浴衣姿もかっこよかった!

花火大会の日の、蝶子さんの「今はいいけど、熱が冷めたらどうするの?」というセリフには泣けました。
ドラマの時から牧が、春田に普通に幸せになってほしい(結婚して子供ができて、という普通)と思って身を引いたりしますが、それと同じように蝶子さんにも色々と葛藤があります。
それが見ていて切なかったです。


<夏祭り>
浴衣の牧、眼福です……!
不安そうな顔で春田を待つ牧。
春田の姿を見つけて嬉しそうにはにかむ牧。
わたあめを頬張る牧。
そんな牧を愛しそうに見る春田。
恋人つなぎの手。
ネクタイをグイッの時とは違って、牧が素直に嬉しそうです。
今までけっこうギクシャクしていたから、「やっと幸せな二人が見れた♪」とほっこり。
幸せそうな二人を見ているとこちらまで幸せな気持ちになります。

でもすぐにケンカになってしまって、こちらは号泣する羽目になるんですが。

お互い、すごく好きで大切に思っていて、楽しみにしていたせっかくのお祭りだから楽しく過ごしたいのに、心の底に日々のイライラが溜まっているから小さなきっかけで爆発してしまう。
特にこういう、楽しみにしていたおでかけの日に限ってケンカしてしまう。
誰でも一度は身に覚えがあるシチュエーションがリアルで、どっちの気持ちもわかってしまうからそれも切なかったです。

春田は人を傷つけるようなことを言うタイプの人ではないはずなのに、余裕がなくなっているせいで声を荒げてしまうのが、裏返せばそれだけ牧のことが好きなんだなと思えて切なかった。
売り言葉に買い言葉で、心に押し込めていた本音をちょっと意地悪な言い方でぶつけてしまった牧が、イライラと後悔が混じったような複雑な顔をするのも切ない。
ついつい言ってしまった「別れようぜ」と、ついつい言ってしまった「今までありがとうございました」。
頭痛がするほど泣きました。


<燃え盛る倉庫で絶体絶命>
号泣必至の名シーンでした。

都市開発からのチャイニーズマフィアからの監禁・爆破と「展開が強引だなぁ(笑)」と少しは思いましたが、ドタバタラブコメなんだからこのくらいの強引さは全然アリです。

まず、部長と牧がお互いを罵り合いながらも、なんだかんだ協力しあって春田を助けに行くシーン。
民以外の人が見れば面白ドタバタコメディですが、民には感涙感動シーンでした。
春田に対していつも本音を出せずに一歩引いちゃう牧のことを、部長がガシガシ指摘してくれます。
春田のことを好きな部長の言葉だから牧にもまっすぐ刺さったみたい。
7話では春田の背中を押した部長が、今回は牧の背中を押してくれる。
「部長、やっぱカッケー!」ってなりました。

春田と牧が二人で支え合って火の中を歩くシーン。
私、怪我をしてぼろぼろなイケメンが大好きなのです。(足を引きずっている。頭から血。腕がだらーん。エトセトラ……)
私には垂涎ものでした。

そして、クライマックスの名シーン。

行き止まりに気づいた瞬間、少し諦めムードになる空気感も好きなんですよね。
「死ぬのは嫌だけどこの人と一緒ならまぁいっか」って、二人が同時にこの状況を受け入れたように見えてグッときました。

死ぬかもしれないからと本音を言い始める春田。
「子供が好き」とあえて言うところに春田の牧に対する本気が見えて、牧じゃなくても泣いちゃいます。

「もしハゲても入れ歯になっても……」とひとつひとつ言う春田を見つめながら、ひとつひとつ「うんうん」と聞く牧の顔。
「牧が俺のことを忘れても」と言ったあとの牧の感極まった表情に、こっちまで胸がパンパンになりました。
今、思い出しても泣いてしまいます。

春田をこっち側に引きずり込んだことをずっと気にしている牧。
不安や不満を溜め込んでしまう牧。
相手のためと勝手に決めつけて悲しい選択をしてしまう牧。
牧がそういう人だと私(たち)は知っているから。
春田への好きを胸に押し込めて、春田の言動に傷ついて春田の見ていないところで悲しい顔をして、「春田さんのことなんか好きじゃない」と泣きながら身を引いたことを知っているから。
だから、ここで春田が全力の好きを伝えてくれて、それを牧が全力で受け止めたことがものすごく嬉しいのです。
牧がもう悲しい思いをしませんようにとこの一年願ってきたから、この時の二人に胸が震えました。

どっちかだけが男らしくてどっちかだけが女々しいとかじゃなかったのもよかったです。
春田発信の覚悟の言葉だから男らしい春田かと思いきや、ボロボロ号泣しながら牧にすがりつく(“抱きしめる”じゃなく“すがりつく”)春田を牧がガシッと抱きしめるというのが、なんともよかった!
どっちにも強い部分も弱い部分もあって、ある時は春田がグッと受け止めて、ある時は牧がたくましく包み込む。
そうやって対等に支え合っている感じがとてもいいです。


<炎の中から無事生還>
春田と牧が無事に脱出してきた時に、記憶を取り戻した部長が「はるたん」と呼ぶのを見てなぜか泣けてきました。

営業所のみんなが抱き合って喜んでいる時に、武川さんが牧の頭を守るように愛しそうに抱きしめているのがまたいい!
二人が今は深い信頼で繋がっている身内のような戦友のような関係なんだろうなというのが、わんだほうで手を握られていた時とは明らかに違って、リラックスして抱きしめられている牧の表情に表れている気がしてほっこりしました。


<マロのプロポーズ>
部長に「蝶子さんを僕にください」って言うのは確かにおかしな話なんだけど、この営業所の人たちの関係性ならこれもアリかと思わせる妙な説得力があるのが面白いです。

こんなマロの、常識破り(常識知らず?)で天然で「俺らが良かったら誰が何と言おうと関係なくないですか?」とか言いそうな傍若無人さのおかげで、蝶子さんはあまり負い目を感じずに一緒にいられると思います。
とてもお似合いです。


<さて、ラスト>
初見の時、私はこのラストがものすごーく寂しく感じました。
7話でプロポーズして春田はすぐに上海に転勤で、一年の遠恋のあと帰国早々に別れるほどの大ゲンカをして、だけど仲直りして永遠の愛を誓ってから今度は牧がシンガポール、また離ればなれ。
少しは二人を一緒にいさせてあげてよと思っちゃいました。
いや、二人が納得して選んだ道だからいいんだけど……、でもやっぱりなんか寂しいなって。

二回目観た時に指輪に気づいて、三回目観た時にやっと、二人の清々しい顔を見て「二人が幸せならそれでいい」と思えました。


<最後に>
私の初見は初日の舞台挨拶ライブビューイングの回だったのですが、「これで完結」「これが最後」という言葉に勝手にいちいち傷ついていました。
大人の事情がいろいろあるのでしょう。
私の勝手な憶測ですが、役者さんの所属事務所の意向があったりするのかなとか勘ぐってみたり。

願わくば、また春田と牧が見たいです。
春田と牧と天空のみんなのこれからがまた見られますように。

ドラマが終わって悲しくて、でも映画化が決まって嬉しくて、それだけでも幸せなはずなのにもっともっとと欲してしまう。
なかなか強欲なものです。

シナリオ本が届いて熟読したらまた観に行きます。
そしたらまた、何か感想的なものを書くかもです。


【◆公式HP → https://ossanslove-the-movie.com/

【◆作品データ → 映画.COM


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# by wakabanokimochi | 2019-08-28 03:16 | 映画 | Trackback | Comments(0)

【映画】 天気の子



【★★★★★(個人的好みを5段階で)】


面白い!
前作の『君の名は。』と比べるなら、『君の名は。』ももちろん好きですが、私は今作の方が断然好きです。

『君の名は。』はせつない。
主人公たちが最後までずっと運命みたいなものに翻弄されていて、抗おうと自力で奔走するのだけどやっぱり運命みたいなものの力の方が強くて引き裂かれてしまいます。
二人は数年後に再び会うのだけどやっぱりそれも運命に導かれる感じの出会い方で、この「自分たちの力が及ばないものに翻弄されてしまう」はかなさがせつない。
もちろん、それがこの映画の醍醐味です。

一方、この『天気の子』は、主人公たちが目の前の問題を自分たちだけで解決しようと終始悪戦苦闘します。
家出とかアルバイトとか生活のこととか物語のメインのできごととか。
そして、本当になんとかしてしまいます。
運命みたいなものに抗おうとあがいて、結果、自分たちの望む形を獲得してしまう。
「世の中のルールとか世界の均衡とか知ったこっちゃない」と、自分たちの真っ直ぐな思いのために突き進んで、ある意味、暴走してしまいす。
その健気さとたくましさと図太さが力強いし、清々しい。
その思春期特有の青臭いエネルギーが、私には眩しくて羨ましくて、危なげだけど愉快でした。
私の視点は、おそらく須賀圭介(声:小栗旬)なんだろうと思います。(破天荒に見えて、実はとても常識的な大人)

前作に比べると、映像の美しさも進化していたように感じました。
空や雲や都会の風景の圧倒的な美しさと、水や雨粒の描写の繊細さ。
それと登場人物たちがみんな魅力的でキュート。
これは、劇場のスクリーンで観るべき作品です。


【◆作品データ → 映画.COM


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# by wakabanokimochi | 2019-08-23 02:22 | 映画 | Trackback | Comments(0)

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【★★★(個人的好みを5段階で)】


『何者』のときも思ったけど、朝井さんはこういう“意識が高いだけで中身がペラペラで、なんとなくみんなの鼻につく人物”を、いつも絶妙にいけ好かなく描きますね。
だけど、わりと多くの人がこの“意識高い系の人物”に自分を投影してしまって、バツが悪いような気持ちになっているのではないかなと思います。
身につまされて居心地の悪い気持ちにさせられる、そんな作品でした。



作品紹介(Amazonより)--------------------------
植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。
二人の間に横たわる“歪な真実”とは?
毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年ディレクター。
交わるはずのない点と点が、智也と雄介をなぞる線になるとき、目隠しをされた“平成”という時代の闇が露わになる―
“平成”を生きる若者たちが背負う自滅と祈りの物語。
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【これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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# by wakabanokimochi | 2019-08-17 23:05 | 読書 | Trackback | Comments(0)