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by wakabanokimochi
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タグ:羽田圭介 ( 2 ) タグの人気記事

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★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。
日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!
第153回芥川賞受賞作。
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就職活動がうまくいかずに家にいることの多い主人公の青年・健斗は、寝たきりというわけではないけど多少の介助が必要な祖父の面倒をみるのだけど、冷めてみえる健斗にちょっとだけ憤りを感じてしまった。
私は父の介護の経験があって、だけど、もっともっといろいろやってあげればよかったという後悔もあって、だから、ちょっと他人事な感じの健斗を好きになれなかった。
“親”と“祖父”の違いはあるのかもしれないけど。

祖父の介護を通して、老いていくと体のあちこちの機能が低下していく様子を目の当たりにして、このまま祖父も生きた屍のようになるのだろうか、そしてそれは自分の未来なのだろうかと考えて恐ろしくなる健斗の気持ちは痛いほど理解できた。


<過去の読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2017-01-27 22:44 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★<5段階評価>

作品紹介(Amazonより)--------
人生賭けたい夢がある。
でも、内定は欲しい。
かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。
しかし栄光も束の間、バンドは解散。
すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。
その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。
「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。
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高校生で文藝賞を獲って有名人になってしまった著者の羽田さん。
そんな自身の思いや経験が反映された作品なのかな、と思いながら読んだ。

自分の時代にはなかった就職活動の形態なので共感はしにくかった。
けど、何社も受けて、だけどエントリーシートの時点で落とされて、自分の価値そのものを否定されているような焦燥感にかられたり、将来に漠然とした不安を抱える就活生たちの焦りはひしひしと伝わってきた。

「いい大学に入っていい会社に就職する、それだけが人生じゃない」ときれいごとも言ってみたいけど、いい大学やいい会社に入らない(もしくは入れない)場合、のちのちけっこう大変だったりする現実もあるわけで。

就活に悩む大学生と今現在の自分を照らし合わせて、なんだか「スン…。 (´・ω・)」って気持ちになってしまった。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2016-03-27 23:39 | 読書 | Trackback | Comments(0)