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by wakabanokimochi
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タグ:東野圭吾 ( 3 ) タグの人気記事

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★★★<5段階評価>

内容紹介(Amazonより)------------------
娘の小学校受験が終わったら離婚する。
そう約束した仮面夫婦の二人。
彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。
娘がプールで溺れた―。
病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。
そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。
過酷な運命に苦悩する母親。
その愛と狂気は成就するのか―。
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臓器移植とか人間の体を機械で制御することとか、そういうものに対する葛藤がテーマになっている作品。
私自身の中でも賛否両論ある問題だけに興味深く読んだ。
テーマは重いけど重厚すぎず、医療や科学のわりに難解ではなく、東野さん特有のミステリー調のおかげですんなりと読めた。

第三者からは狂気的に見える母親の言動が、母ゆえの強さと愛に基づいたものだというところに凄みを感じた。



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by wakabanokimochi | 2016-03-13 22:29 | 読書 | Trackback(1) | Comments(1)
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★★★<5段階評価>

あらすじ(Amazonより)--------------------------
拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた!
引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所で撮られた
テディベアの写真のみ。しかも犯人との交渉が突如不可能に!
圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!

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深すぎず複雑すぎず、かといって単純でもなく、読者を裏切る東野ワールドもきちんと展開されていて、「東野さんは間違いないな」と改めて思った。
サラッと読めるのに物足りなさを感じさせない、「見始めたらついつい見ちゃう2時間ドラマ」みたいな気軽な作品。
サスペンスだけど、登場人物それぞれの思惑や心情が交錯して、人間ドラマとしても面白い。


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by wakabanokimochi | 2015-10-08 22:20 | 読書 | Trackback(1) | Comments(1)
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★★★★★<5段階評価>

-----あらすじ(文庫本の背表紙より)-----

奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。
そして、ヘリの燃料が尽きるとき…。

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何を借りようかと図書館をウロウロしたら、表紙にヘリコプターの絵が書かれていたので借りてみた。
航空自衛隊が出てくるかな~と思って。
読了後にネットで検索してみたら9月に映画が公開されるよう。
だからオススメコーナーにあったのか。

さて、感想。

素晴らしいエンターテイメント・サスペンス作品!
映画化されるのもわかる!
映像化したくなる作品。
場面展開や情景描写がとても映像的で、映画を見ているように物語が進んでいく。

原発を狙ったテロが発生するという物語なんだけど、注目すべきは、この作品が1995年の書かれているということだと思う。
福島原発の事故よりも東海村の事故よりも前に、「原発をテロのターゲットにしよう」と発想したのがすごい。
そしてその内容も、原発が危険か安全かとか、必要か不要かとか、そういうことが論点じゃないところも素晴らしいし面白い。

私の家の近くには原発はないせいもあって、福島原発の事故が起きるまで原発について考えたこともなかった。
そんな私(と私のような人)に向けての作品なんだと思う。
原発だけじゃなく、「私にはあまり関係ない」と無関心でいることに対して警鐘を鳴らす作品。
東野さんのそんなメッセージも込められているけど、エンタメとして傑作なので気負わずに楽しめる。

原発やヘリの構造とか仕組みについての描写が詳細で、パソコンを駆使しての遠隔操作とかにも詳しくて、そういうハイテク感が満載なので古臭さは一切感じない。
時代を感じるのは、捜査員が連絡のときに携帯電話ではなくてポケベルを使っているくらい。
そんな時代にこれを書いた東野圭吾さんは、やはり天才だと思う。

期待していた空自もちょっと出た。
メディックとか♪
そこの場面もカッコイイ。


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by wakabanokimochi | 2015-07-13 13:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)