ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

趣味のことをいろいろと


by wakabanokimochi
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★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
ならず者の頭目・骨皮道賢は幕府に食い込み、洛中の治安維持を任されていたが、密かに土倉を襲撃する。
浮浪の首魁・蓮田兵衛は、土倉で生き残った小僧に兵法者への道を歩ませ、各地で民百姓を糾合した。
肝胆相照らし、似通った野望を抱くふたり。
その名を歴史に刻む企てが、奔り出していた。
動乱の都を駆ける三人の男と京洛一の女。
超絶クールな熱き肖像。
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ならず者の頭目・怪力の道賢、浮浪の徒・剣の使い手の兵衛、妖艶さと聡明さを併せ持つ遊女・芳王子、そして、めきめきと六尺棒の技を上達させていく主人公の才蔵。
登場人物全員がとてもテンプレート的ではあるのだけど、それも含めて爽快で男臭くてカッコよくて面白い。

搾取され続けている民衆が権力に立ち向かうという構図には、なんだかとても惹きつけられる。
しかも、応仁の乱前夜という、時代がうねり始めたときの物語なので読み応えがある。
戦国時代しかり、幕末しかり、世の中がうねっている時代はドラマティック。

実在の人物である道賢と兵衛は、飢えや病気や暴力がはびこる世の中が少しでも良くなることを願い、そんな世の中に変えるために、身分も地位もない自分たちが捨て石になればいいと戦いに身を投じた。
その後、世は戦国となり、彼らの起こした革命は確実に時代を動かした。
“名もなき我ら”ときっと思っていただろう彼らの名は、540年後の今、Wikipediaに載り、小説にまでなった。


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by wakabanokimochi | 2017-02-27 22:45 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
純愛か、背徳か。
ホテルの清掃員をしながら夜間高校に通う涼子は、ある日、小説家の南馬と出会う。
「ヘンな人」でしかなかったその存在が、涼子の人生を静かに、そして大きく動かしていく―。
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主人公の高校生・涼子の、若さゆえの無知さと考えの至らなさを、親戚のおばちゃんのような心境で見守るようにハラハラした。
そんな大人と子供の狭間の危なっかしさがほっとけない気持ちにさせる。
登場人物の大人たちもきっとそうだったんだろうな。
モラルと反モラルのきわきわを綱渡りのように進むストーリーだったけど、私は、彼女が幸せになれればそれでいいと思えた。


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by wakabanokimochi | 2017-02-25 23:18 | 読書 | Trackback | Comments(0)

別府にハマりそうです

シンちゃんに誘われて別府・鉄輪の蒸し湯に行ってきました♪
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スゴイです、蒸し湯。(写真:じゃらん → http://www.jalan.net/news/article/18775/
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脱衣所でガウンに着替えて室の中へ。
熱気に一瞬たじろぎます。
入った瞬間に体中の毛穴という毛穴がガッと開いて、汗が止めどなく染み出してきます。
時間は10分と決められていて、8分経ったら係のおばちゃんが声をかけてくれるシステムです。
熱さに耐えられなくなったら、こちらから声をかければ時間にならなくても出してくれます。

石菖という薬草が敷き詰められていて、その上に仰向けに寝っ転がります。
この薬草の匂いが充満していて、なんだかとっても体に良さそう。
ただ、じわじわと熱さが辛くなってきます。
ガウンからむき出しの部分、顔とか足とか腕とかが熱さでヒリヒリしてきます。
吸う息も熱い!

限界を感じたので途中でリタイヤ、7分でギブアップでした。
その後は普通の温泉で汗を流します。
入浴後は肌がツルツル!

熱さは辛いけど気持ちいい♪
ちょっとヤミツキになりそうです。

外には無料の足蒸し湯もあります。
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お昼は焼肉ランチ♪
1000円でこのボリューム!
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せっかくだから地獄巡りもしてきました。
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ワニがウヨウヨ。
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青色がキレイ。
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ドポン…ドッポン…、と粘土質の湯が静かながらも力強く湧いています。
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血の池地獄は赤い。
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7つ全部の地獄を巡って、まるっと一日別府観光を楽しみました。
別府、かなり面白いです。
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by wakabanokimochi | 2017-02-23 22:06 | 旅・お出かけ | Trackback | Comments(0)
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08:00 大曲から入山
09:00 諏蛾守小屋
10:00 法華院温泉山荘
11:15 下山開始
13:10 大曲に到着


百大登山部、久しぶりの集合。
久しぶりなのでリハビリを兼ねてのんびり山行にしようということで、法華院温泉山荘まで行ってまったりする計画です。
行きは諏蛾守越がちょっと登りなのと、帰りは法華院から北千里までが少ししんどいだけなので、運動不足の体にはちょうどいい負荷です。

雪はほとんど残ってなくて残念です。
先週末は大雪だったけど、昨日(金曜日)が暖かい雨だったので溶けちゃったみたい。
今シーズンは雪山を歩かずに終わっちゃうかな~。( ノД`)

雄大な三俣山を見ながらてくてく。
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諏蛾守小屋からの久住・中岳。
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北千里。
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北千里の小川に氷が張ってて、その模様がキレイ。
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雪渓みたいに所々はまだ雪が残っていました。
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坊ガツルと大船山・平治岳を見ながら法華院に下ります。
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ミヤちゃんと法華院山荘。
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簡単ホットドック。
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天気も良くてポッカポカ♪
時折吹く風は冷たいけど、凍えるほどではない。
確実に春は来ているなぁ♪

ごはんを食べたりおやつを食べたりおしゃべりしたり、1時間ほどまったりして下山開始。

戻りの諏蛾守越の風は刺すように冷たかったけど、帰りに星生ホテルの温泉に入って身も心も温めました♪

冬は登山口に行くまでの道路の運転が怖くて足が遠のいていたけど、寒い中を歩くのはやっぱり楽しい♪
気持ちいい季節を歩くのももちろん楽しいけど、厳しい中を行くのが快感です(笑)。(〃▽〃)
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by wakabanokimochi | 2017-02-18 22:48 | 登山 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『きつねのはなし』、代表作すべてのエッセンスを昇華させた、森見ワールド最新作!

旅先で出会う謎の連作絵画「夜行」。
この十年、僕らは誰ひとり彼女を忘れられなかった。
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ちょっと怖いような、ゾクッとする不思議なお話。
ダークさ、少し濃い目。
“ダーク”というのは、内容が重いとかいう精神的なダークさではなくて、純粋に明暗がダーク。
『夜行』というタイトル通り、薄暗さを感じる。
森見さんの作品はいつもちょっと薄暗いけど、今回は特にそう感じた。
いつもはそんな薄暗さの中でもコミカルさやホッコリさがあるんだけど、今回は一切ない。
読んでいるこちらも、別の階層の世界に迷い込んでしまったような気分になった。


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by wakabanokimochi | 2017-02-16 23:13 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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<5段階評価>


この前の『金色機械』が面白かったので同じ作家さんのを読んでみたけど、これは私には面白くなかった。
展開の唐突さが気になったのと、場面と登場人物の感情がチグハグな感じがして、私にはちょっと合わなかったかな。


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by wakabanokimochi | 2017-02-11 23:33 | 読書 | Trackback | Comments(0)


★★★★<5段階評価>


なるべくネタバレしないように書きます。

この作品を観た感想とか印象とかは、西洋文化圏の人、キリスト教徒、ただの日本人など、立場が変われば全然違ってくると思う。
日本のことをあまりよく知らない海外の人が観たら、日本はなんて野蛮な民族なんだと思うんじゃないだろうか。

タイトル通りとても静かな作品。
オープニングからエンディングまで、ほとんど音楽は流れなかったと思う。(音楽を聴いた記憶がないから全く流れなかったかも)
波の音と虫の声がとても印象的。

長崎での激しいキリスト教弾圧が描かれているのだけど、その悲惨さとか残酷さだけを伝えるための作品ではない。
人間にとって宗教とは何なのか。
ひどい弾圧を受けながらも信仰を続けた人々にとってのキリスト教とは何だったのか。
弾圧をした権力側にとってのキリスト教とは何だったのか、そして、何故、それほど厳しく弾圧したのか。
そんなことが混沌と渦巻いていて、観ているうちに、何が(誰が)正しくて何が(誰が)間違っていてどうするのが正解なのかわからなくなってくる。

拷問なんて絶対だめだし、宗教を理由に人を殺すなんて絶対だめなことは当然わかっているけど、だけどちょっとだけ、異国の宗教が広まっていくことに危機感を募らせる権力側の気持ちもわからなくないと思ってしまった。
異国の宗教(思想)が徐々に、しかも草の根的に広まっていくことは、他国に侵略されている感覚だったんじゃないだろうか。
有無を言わさず拷問したり手当たり次第にキリスト教徒たちを殺したりしたわけではなく、非道さの前に寛容さと慈悲の心もあったように感じた(ものすごく感じた)のは、私がキリスト教徒ではない上に日本人だからなのか。
こんな風に思ってしまうのは正しくないのか?とか、自分が今まで構築してきた価値観を揺さぶられるようで不安になり、ぐるぐるといつまでも思考が止まらない。

一番不寛容だったのは誰だったんだろう。




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by wakabanokimochi | 2017-02-09 00:40 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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★★★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。
それがすべての発端だった。
創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。
ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。
同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。
暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。
事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。
イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
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とにかく面白い!

ネットで見かける本好きの方のお薦めリストなどでは何度となくこのタイトルを目にしていたのだけど、1ページ目がアメリカ大統領の描写で始まるので、アメリカが舞台なのかなと敬遠していました。
外国や外国人がメインの物語は、その国の文化や歴史や価値観を何となくでも知っていないと私は作品に入り込めないので好んでは読まないのです。
だけど、読んでみたらそんなこと関係ない、とても濃厚で壮大で、ハリウッド映画のような緊迫感と躍動感のあるスペクタクル・エンターテイメント作品でした。
やっぱり、似たような感性の本好きさんが面白いと勧めているものは読んでみるべきですね。
年始め早々、出会えてよかったと思える一冊です。

日本、コンゴ、アメリカでの攻防を巧みな場面展開で見せる演出は、まるで映像作品を観ているようでした。
また、物語のキーとなる“脅威とされる存在”にまつわるあれこれは、私の大好物でした。

それから、アフリカや中東で起こっている紛争や少年兵を描いた場面では、心をえぐられるような痛みと悲しみと激しい怒りを感じました。
石井光太さんのルポや、『ホテル・ルワンダ』『ブラッド・ダイヤモンド』などの映画を観たときと同じ種類の憤りです。

人類は生まれながらにして“悪”で、知能は地球上で一番高いかもしれないけど、実は下等な生き物なのかもしれないと思わされました。
人類は、過去に幾度となくジェノサイド(大量虐殺)を繰り返してきたけど、それが、2万数千年前のネアンデルタール人を絶滅させたところから始まっているのなら、人類のこの凶暴性・残虐性・他種を排除しようとする本能は人間の本質なのかもしれないと感じます。

まだまだいろいろ語りたいけど、ネタバレになるので我慢します。


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by wakabanokimochi | 2017-02-04 22:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階評価>


作品紹介(Amazonより)--------------------------
まったく新しい時代ファンタジー長篇誕生!
時は江戸。
ならず者の巣窟「極楽園」と異形の存在「金色様」に翻弄される人々の運命を描く長篇。
人間の善悪に迫る、著者の新境地。
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時代物が読みたくて、1ページめに目を通したらそうだったので読んでみたら思いがけずファンタジーものだった。

章ごとに人物目線が変わり、時間も前後しながら、別々の場所で生まれ育った無関係の人間の人生が糸を紡ぐようにより合わさっていく展開が面白かった。
時間と空間を行ったり来たりする空間旅行をしているようで、後半、物語の全体を俯瞰で見ている自分は「金色様」側の存在になったような感覚になった。

それぞれの登場人物が生と死・善と悪の狭間で揺れ動いてるさまや「金色様」の存在など、手塚治虫の「火の鳥」の一遍のようだった。


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by wakabanokimochi | 2017-02-01 21:57 | 読書 | Trackback | Comments(0)