ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

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by wakabanokimochi
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2016 F1 モナコGP

予選。
Q1、前回のスペインで優勝したフェルスタッペンは、クラッシュしてしまいタイムが出せず。

Q2、アロンソはQ3に進出。

Q3、一度コースに出たハミルトンだったが、マシンのトラブルですぐにピットインする。
今シーズンはマシントラブルに泣かされるハミルトン。
残り6分半でコースに出て、時間ギリギリ1回だけのアタックで3番手タイムを出す。
トップはダントツの速さでリカルド。


決勝は雨。
レース開始直前にセーフティーカー(SC)スタートであると発表される。

スターティング・グリッド
1.リカルド
2.ロズベルグ
3.ハミルトン
4.ベッテル
5.ヒュルケンベルグ
6.サインツ
7.ペレス
8.クビアト
9.アロンソ
10.ボッタス
11.ライコネン
12.グティエレス
13.バトン
14.マッサ
15.グロージャン
16.マグヌッセン
17.エリクソン
18.パーマー
19.ハリアント
20.ウェーレイン

フェルスタッペンとナッセはピットスタート。
ライコネンは予選順位は6位だったけど、ギアボックスの交換で5グリッドダウンのペナルティ。

水煙を上げながらSC先導でレースが始まる。
クビアトがマシントラブルでリタイヤ。

4周、5周走ったところでドライバーたちから無線で「路面は大丈夫だからレースを始めようぜ」という声が聞こえ始める。

7周目終わりでSCがはける。

リスタートしてすぐマグヌッセンがクラッシュ。
VSC(バーチャル・セーフティーカー)発動。

10周目、VSC解除。

ハミルトンがずーっとロズベルグの後ろにくっついてプレッシャーをかける。

インターミディエイトタイヤに交換したバトンとナッセが続けてファステストを出す。
まだ雨はやんでいないし路面は濡れているけどタイヤの換え時なのかも。

12周目、グロージャンとライコネンが接触。
フロントウィングを脱落したライコネンは、それを引きずりながら走ってピットに戻りリタイヤ。

13周目辺りからタイヤ交換ラッシュ。
フェルスタッペン、ベッテル、アロンソがインターミディエイトに交換。
メルセデスはまだピットインしない。

16周目、ハミルトンがロズベルグをかわす。
ハミルトンの方がペースがいいのでオーダー(ロズベルグが前を譲った)じゃないだろうかとのこと。

マッサの後ろを走るベッテル、ピッタリくっついてプレッシャーをかけるも抜けない。

20周目、ピットスタートだったフェルスタッペンはガンガン抜きまくって12番手まで順位を上げてきている。

21周目、ロズベルグ、マッサ、タイヤ交換。

24周目、リカルドがタイヤ交換、2番手でコース復帰。

順位の整理、
1.ハミルトン
2.リカルド
3.ロズベルグ
4.ペレス
5.ベッテル
6.ヒュルケンベルグ
7.サインツ
8.アロンソ
9.グティエレス
10.バトン

リカルドはハミルトンの後ろにジワジワと迫ってきた。

32周目、ハミルトンがようやくタイヤ交換、2番手でコース復帰。
ロズベルグもタイヤ交換、少しミスがあって8番手復帰。
ベッテルも交換、7番手復帰。

33周目、リカルドがタイヤ交換。
が、ここでピットクルーの大きなミス!
交換用のタイヤが用意されていなくて10秒以上もピットに留まってしまった。
コース復帰は鼻の差でハミルトンの後ろになってしまう!
もったいない!
この作業ミスがなければ余裕でトップでコース復帰できていたし、トップを走ってれば優勝の可能性大だったのに!
リカルド、ハミルトンをせっつくように攻めるけど抜けない。

35周目、フェルスタッペンがクラッシュ、リタイヤ!
ここまで順調に順位を上げて10番手を走っていたのに!
VSC発動。

順位の整理、
1.ハミルトン
2.リカルド
3.ペレス
4.ベッテル
5.アロンソ
6.ロズベルグ
7.ヒュルケンベルグ
8.サインツ
9.バトン
10.グティエレス

リカルドはハミルトンを、ベッテルはペレスを執拗に追いかけるけどなかなか抜くことはできない。

このあと、ザウバー同士の接触やコース上に異物が落ちていたりして2回VSCが発動される。

そして、上位陣に大きな順位の変化はなくチェッカー・フラッグ。
優勝・ハミルトン、2位・リカルド、3位・ペレス

ベッテルは4位。
マッサが10位に入賞。
マクラーレン・ホンダがダブル入賞。

今シーズン初めての優勝に大喜びするハミルトンとは対照的に、ぶすっと不機嫌なリカルド。
そりゃそうだ、可哀想になる。

リカルドのことは今まで好きでも嫌いでもなかったけど、表彰式の彼のインタビューを見て俄然好きになった。

こういうチームのミスで優勝を逃したときって、誰もが当然不機嫌になるし、インタビューの受け答えも素っ気なくて周りが気を遣っちゃうようないたたまれない雰囲気になるのが普通。
リカルドもずっと不機嫌な顔をしていたんだけど、インタビューのときは、「チームのミスについては話したくない(ムカついてるから)。だけど、こんな雨の中で応援してくれたファンのみなさん、ありがとう」って観客に笑顔で手を振っていた。
なんてジェントルなの!
チームのミスはチームの問題だし、ムカついてるのは自分の問題で、レースを楽しんでくれたお客さんには関係のないことだし、イヤな雰囲気にするのは違う、って考えてるんじゃないかな。
あの状況であの笑顔はなかなか出せるもんじゃない。
精神的にすごく大人。
ベッテルの次に好きになりました。(〃▽〃)


次回はカナダ、6月12日・予選、13日・決勝。

ポイントランキングはこちら → TN ポイントランキング

<写真:ESPN F1:ソフトタイヤでレース走るセバスチャン・ベッテル>
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<写真:ESPN F1:喜ぶルイス・ハミルトンと浮かない顔のダニエル・リカルド>
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by wakabanokimochi | 2016-05-30 23:41 | F1 | Trackback | Comments(2)
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★★★<5段階評価>

作品紹介(Amazonより)--------
テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。
彼女は順風満帆の生活を送っていた。
手がけた番組が賞を獲得、夫は優しく、出来がいいとはいえない息子も就職して独立している。
だが、引っ越し先で手にした見覚えのない本を開いた瞬間、彼女の人生は暗転した。
主人公は自分自身だ。
しかもその本は、20年間隠してきた秘密を暴こうとしている!
------------------------------

キャサリン側の視点と、謎の本を書いたスティーヴン側の視点、交互に物語が進む。
読み進めるうちにキャサリンの秘密が少しずつつまびらかになるが、最後には読者の予想に反する秘密が明かされる。
この、少しずつ少しずつという感じが焦れったくて先が気になって仕方ない。
グイグイ読者を引っ張っていく、読ませる作品。

グイグイ引っ張ってきたわりに、クライマックスの展開が意外にあっさりだったのがちょっと肩すかしだったけど、それでも十分面白い。
あと、読後に冷静になったら登場人物の心境を理解しにくいところもあったけど(なぜあの人はそういう行動をとったのかとか、なぜこの人は簡単に納得したのかとか)、そういう人物の機微は深く考えずにサスペンスの展開を楽しめばいいと思う。

とても映像向きな作品。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚>

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by wakabanokimochi | 2016-05-27 21:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★<5段階評価>

祖父の残した雑居ビル“バベル九朔”の管理人をしながら小説家を目指す男。
あちこちの賞に応募するも結果は出ず、そんな生活に対する小言を母親から言われる日々に鬱々としていた。
そんなある日、彼の前にカラスのような全身黒ずくめの女が現れる。
「扉はどこだ?」
女の意味不明な問いかけに戸惑う男は、このビルが持つ秘密の世界に引きずり込まれてしまう。


不思議な世界に迷い込むパラレルワールドの物語。
待ちに待った万城目さんの新作だけど、期待していたのとはちょっと趣の違う作品だった。

登場人物たちの心の陰の部分が強すぎて全体的に暗めな印象。
今までの作品の登場人物はそれぞれのキャラクターがとても魅力的だったけど、今回は主人公も含めて魅力を感じる登場人物に出会わなかった。

痛快さも少なめ、というか、ほぼない。
ユーモラスさもない。
今までの作品は、シリアス・切なさ・痛快・ユーモラスが同居していてそのバランスや緩急が楽しかったんだけど、今回はずっとシリアス。
なので、読んでいるこちらも鬱々となってしまった。
それは物語に引き込まれているということでもあるんだけど。

パラレルワールドの中のパラレルワールドの中のパラレルワールド、というように、世界の奥の奥に堕ちていく感じが不穏で、作品に感化されてこちらまで落ち着かない。
こういうありえない世界に引っ張りこむ万城目さんの作品力はすごいと思う。

万人受けする作品ではないかもしれない。
けっして面白くないわけじゃないんだけど、なんだかしっくりこなくて、万城目さんのダークサイドという印象。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2016-05-25 14:55 | 読書 | Trackback | Comments(0)

初夏の風物詩

今年も日田の観光祭に行ってきました。

昼間はガスト会。
2ヶ月ぶりの友達とつもる話をピーチクパーチク。

夕方から河原に移動して夜空の大輪に感動。

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by wakabanokimochi | 2016-05-23 13:25 | 旅・お出かけ | Trackback | Comments(0)
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★★<5段階評価>

田舎の小さな温泉町に住む小学5年生の「ぼく」は、急に大人っぽくなってきた女子たちに嫌悪感を抱いていた。
そして、少しずつ変化する自分の体に恐怖心すら抱くようになる。
そんなとき、同じクラスに「コズエ」という女の子が転校してくる。
ほかの女子にはない独特の雰囲気を持ったコズエのことが気になる「ぼく」だったが…。


小学生の男の子が主人公だし物語も文体も少し児童書っぽくて、私の心にグッとくるものは少なかったんだけど、思春期直前の男の子が感じる葛藤を通して西さんの葛藤が見えた気がして面白かった。
ファンタジーぽくなったのが私の好みではなかった。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2016-05-20 16:53 | 読書 | Trackback | Comments(0)

2016 F1 スペインGP

トロ・ロッソで走っていたフェルスタッペンがレッドブルに移籍。

予選Q3、ハミルトン・ロズベルグのメルセデス勢が相変わらずいいタイム。
ライコネン5番手、ベッテル6番手と不調気味。
代わりにリカルド3番手、フェルスタッペン4番手とレッドブル勢が好調。


決勝。

スターティンググリッド、
1.ハミルトン
2.ロズベルグ
3.リカルド
4.フェルスタッペン
5.ライコネン
6.ベッテル
7.ボッタス
8.サインツ
9.ペレス
10.アロンソ
11.ヒュルケンベルグ
12.バトン
13.クビアト
14.グロージャン
15.マグヌッセン
16.グティエレス
17.パーマー
18.マッサ
19.エリクソン
20.ナッセ
21.ウェーレイン
22.ハリアント

しょっぱなから波乱、そして、F1の歴史が塗り替えられるレースになった。

ハミルトン、いい蹴り出しでスタートしたが1コーナーでロズベルグにつかれて2番手に落ちる。
ライコネンが好スタートで3番手まで順位を上げた。
逆にベッテルは順位を下げる。

3コーナーでロズベルグを抜きにかかるハミルトン、ブロックするロズベルグ。
イン側に入ろうとしていたハミルトンはロズベルグのブロックにより逃げ場がなくなり芝生にコースアウト。
芝生の上でコントロールを失ったハミルトンのマシンは、滑るようにロズベルグのマシンとクラッシュ。
この一連の出来事が一瞬のうちに起きて、観ている側は騒然。
チームメイト同士のクラッシュという最悪の事故になってしまった。

メルセデス2台がオープニングラップで消えたので、レッドブルとフェラーリにとっては大チャンス。
ここでベッテルに頑張ってほしいところだけど、メルセデスが事故でリタイヤというのはなんとも後味が悪い。

4周目、
セーフティーカーがはけてリスタート。
この段階での順位は、
1.リカルド
2.フェルスタッペン
3.サインツ
4.ベッテル
5.ライコネン
6.ボッタス
7.ペレス
8.バトン
9.アロンソ
10.グロージャン

騒然としているあいだに、ベッテルが4番手まで順位を上げた。
12番手スタートだったバトンも8番手まで来ている。

ベッテル、前のサインツを追うがなかなか抜けない。
このサーキットは抜きにくいらしい。
早くサインツを抜かないとリカルド・フェルスタッペンとの差がどんどん開いてしまう。

8周目、
ベッテル、マシンを大きく左右に振ってインからサインツをかわし3番手に。
すぐ後ろのライコネンもサインツを狙う。

9周目、
ライコネンがサインツに仕掛けるがここはブロック、コース外に押し出されてしまうライコネン。

10周目、
ライコネン、サインツのオーバーテイクに成功。

11周目、
サインツ、マグヌッセンなど何台かタイヤ交換。

12周目、
リカルド、タイヤ交換。

13周目、
フェルスタッペン、ライコネン、タイヤ交換。

15周目、
ベッテル、タイヤ交換。

トップ4台がタイヤ交換を終えても順位に変動はなし。
1.リカルド
2.フェルスタッペン
3.ベッテル
4.ライコネン

26周目、
トップ4台のタイム差は1秒以内で、それぞれのマシンが前にプレッシャーをかけるが抜くことができない。

28周目、
リカルドがタイヤ交換、4番手でコース復帰。
このタイミングでタイヤ交換ということは3ストップ作戦。
川井さんいわく、3ストップはデータでは速いけどコース上でオーバーテイクしないと成立しない作戦なので、このサーキットではむかないとのこと。

30周目、
ベッテルもタイヤ交換、4番手でコース復帰。
おそらくベッテルも3ストップ。

この時点での順位、
1.フェルスタッペン
2.ライコネン
3.リカルド
4.ベッテル

35周目でフェルスタッペンが、36周目でライコネンがタイヤ交換。
この2台はおそらく2ストップ。

この時点で、
1.リカルド
2.ベッテル
3.フェルスタッペン
4.ライコネン

37周目、
ベッテルが最後のタイヤ交換、4番手復帰。
川井さんの解説を聞いたからではあるけど、素人目にも3ストップはいい作戦に見えない。
リカルドが3ストップを選択した時点でベッテルは2ストップにすればよかったのに。

43周目、
リカルドが最後のタイヤ交換、4番手復帰。

この時点で、
1.フェルスタッペン
2.ライコネン
3.ベッテル
4.リカルド

このままいけばフェルスタッペン優勝もありえるけど、残り周回はまだ20周以上。
ライコネンがじわじわとフェルスタッペンにプレッシャーをかける。

47周目、
パワーを失ったアロンソ、リタイヤ。

50周目、
フェルスタッペンとライコネンの差は1秒以内に。
最終コーナーで真後ろまで迫るライコネンだけどストレートで引き離されてしまってなかなか抜けない。

リカルドもじわじわとベッテルに迫ってきている。

59周目、
ホームストレートでリカルドがベッテルに仕掛ける。
一旦は抜いたもののコーナーを曲がりきれずラインを外れるリカルド。
うまくリカルドを抑えこんだベッテル。
接触寸前の激しいバトルにヒヤヒヤ。

フェルスタッペンとライコネン、ベッテルとリカルドの攻防戦がずっと続いて目が離せない。

65周目、
リカルドがパンク!
すぐにタイヤ交換に入って4番手順位は守ったものの3番手争いから脱落。

そして、この順位のままチェッカー・フラッグ。
優勝・フェルスタッペン、2位・ライコネン、3位・ベッテル。

18歳のフェルスタッペンの優勝は最年少で、F1の歴史に新たな記録が誕生した。
大喜びでウィニングランをするフェルスタッペンを、コース沿いのマーシャルたちが手を振って称える姿にジーンときた。

表彰台に上がったフェルスタッペンの顔はまだ少年で、こんな子がベテラン・ライコネンのプレッシャーに負けずにトップを20周以上も走ったのかと思うと末恐ろしい。
彼は去年からスゴイと言われてきたけど、レッドブルというトップチームのシートを得たことで化物と化したかもしれない。
ベッテル、負けないで!

ハミルトンとロズベルグの事故はレース後の審議ということだったけど、のちに、レース上のアクシデントに過ぎないのでお咎め無しという発表がされた。


ポイントランキングはこちら → TN ポイントランキング

<写真:ESPN F1:サインツのオーバーテイクに成功したベッテル>
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<写真:ESPN F1:初優勝し、表彰台でガッツポーズをするフェルスタッペン>
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by wakabanokimochi | 2016-05-17 01:10 | F1 | Trackback | Comments(2)
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★★★<5段階評価>

作品紹介(Amazon)---------
お笑い芸人二人。
奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。
笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。
彼らの人生はどう変転していくのか。
---------------------------

情景描写なんかがもったいぶった詩的な純文学みたいで、私はそれが読んでいて心地良かった。
戦前に書かれた文豪たちの作品はリズム感が苦手であまり読んでいないのだけど、この作品は純文学の雰囲気を持ちながらもリズムが今風なので難なく読むことができた。

どことなくうら寂しい、哀愁を満面に湛えたような作品でじんわりじんわり心に染みてくる。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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by wakabanokimochi | 2016-05-13 21:27 | 読書 | Trackback | Comments(0)

【映画】 追憶の森



作品データ (映画.COM) → http://eiga.com/movie/82197/


★★★★★<5段階評価>


※核心には触れてないけど多少のネタバレはあるかも。


思いつめた表情の男は、アメリカから飛行機に乗り電車やタクシーを乗り継いで富士山の麓の青木ヶ原樹海を訪れる。
立入禁止のロープをくぐり、森の奥へ奥へと進んでいく男。
生きた人間の気配など感じさせないほど深くまで入り込んだとき、森の中をさまよう日本人男性と出くわす。


とても神秘的な作品。

悲しいんだけど悲しいだけじゃないし、後悔に溢れているんだけどそれだけでもない。
救いがたい絶望も確かにあるけど、希望もちゃんとある。

観る人の感覚やそのときの心の在りようによって解釈も感じ方も変わると思う。
まるで抽象画のよう。

昨今、説明過多で「はい、泣くところ。はい、笑うところ。」と感情を指図される作品が多くなってきたけど、この映画は余計な説明が一切ない。
主人公のアメリカ人男性に起こったことを、過去の出来事も織り交ぜながら淡々と見せていくだけ。
解釈も感情も観る側に委ねられるので、その分心を揺さぶられて、私は大好きな作品。

冒頭の主人公の思いつめた表情は自殺を連想させるけど、森に入っていく彼は首吊り用のロープを持っているわけでもなく、睡眠薬のような物を飲もうとするシーンでも、ガサッと一気に手のひらに出すものの一錠ずつ飲んでいく。
それらの彼の行動が私には、死にたいんじゃなくて救われたいんだろうなって感じた。

積極的に“死にたい”わけではなく“生きていたくない”という思い。
“救われる”ことが“死ぬこと”ならばそれも受け入れようという、消極的な死。
迷い込んだら出られない深い森が彼の心の象徴に思える。

ただ、その森も、自殺の名所であるのに恐ろしげではなく、最初から最後までとても美しく神秘的に見せているのが印象的。
その美しい森の風景を見ていると、やはり“自殺”のようなネガティブな感覚ではなく、絶望の中にも見出すことができる明るい光、みたいなものを感じることができる。


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by wakabanokimochi | 2016-05-13 00:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
モンキーファン以外にはどうでもいい話ですが…。


今日からツアーがスタートしました。
復活1曲目だけがたくさんのメディアで生中継されました。
『プライマル。』でした。

イエローモンキー最後のシングル。
活動休止後に発表されたためにライブでは聴くことができなかった曲。
モンキー最後の曲だから、大好きだけど悲しい感情が湧き上がってしまう曲。

その曲からスタートなんて、止まっていた時計が本当に動き出したんだなぁと、やっぱり泣けちゃいます。

私はね、是が非でもモンキーに復活してもらいたい!と思っていたクチではないのです。
モンキーの解散は悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて、一旦は絶望の淵に落ちたのですが、少しずつ自分の中で昇華させてきて、「復活すれば嬉しいけど、しなくてもイエローモンキーはイエローモンキー」と悟りの境地を開いたつもりだったのです。

だけど、やっぱりこうしてステージに立つ4人を見ちゃうと、なんとも感慨深く、やっぱり感動で泣いちゃいそうです。

今回の再集結、私は勝手に「今年限りの期間限定ではないか」と思っていたのですが、限定販売のツアーパンフレット内での吉井さんの発言などを見ていると、どうも期間限定ではなさそうな口ぶりなのです。
これは、完全復活とみていいのでしょうか?

イエローモンキーに心を掴まれて約20年。
“好き”の気持ちは全然弱まることなく、どの時代のどの楽曲を聴いても、心がギュウゥゥゥっとなるくらい、ずーっと好きです。
完全復活だろうとそうじゃなかろうと、イエローモンキーに出会い、イエローモンキーと同じ時代に生きていられることを「この上ない幸せだなぁ」と、そう思うのです。


【パンフとTシャツ♪】
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【ALRIGHT PV】

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by wakabanokimochi | 2016-05-11 22:55 | THE YELLOW MONKEY | Trackback | Comments(0)

【映画】 ズートピア



作品データ (映画.COM) → http://eiga.com/movie/81260/

★★★★★<5段階評価>

作品紹介(映画.COMより)------
どんな動物も快適な暮らしができる環境が整えられた世界。
各々の動物たちには決められた役割があり、農場でニンジン作りに従事するのがウサギの務めだったが、ウサギの女の子ジュディは、サイやゾウ、カバといった大きくて強い動物だけがなれる警察官に憧れていた。
警察学校をトップの成績で卒業し、史上初のウサギの警察官として希望に胸を膨らませて大都会ズートピアにやってきたジュディだったが、スイギュウの署長ボゴは、そんなジュディの能力を認めてくれない。
なんとかして認められようと奮闘するジュディは、キツネの詐欺師ニックと出会い、ひょんなことからニックとともにカワウソの行方不明事件を追うことになるのだが……。
--------------

※ 核心には触れてないけど多少のネタバレはあるかも

またディズニーに名作が生まれた!

ウサギやキツネやたくさんの動物達が活躍する、子供向けのかわいいアニメーションかと思いきや、人種差別や民族差別に対するメッセージが込められた社会派な作品だった。
ただ、もちろんそこはディズニー、堅苦しさなど一切ない、子供も大人も楽しめるエンターテイメント作品。
そのバランスがうまいな~と思う。
けっこうガッツリ社会派なのに、それを感じさせないうまさ。

「肉食獣も草食獣も一緒に快適に暮らせる世界」というのを「当たり前の大前提ではない」としたところがスゴイ。
例えば、アンパンマンの世界はパンの妖精(?)や動物たちやジャムおじさんたちが仲良く暮らしていて当たり前の世界でしょ。
それを大前提として観ることで成立する面白さでしょ。
ズートピアは違う。
動物たちが進化して、凶暴で野蛮な野生を捨てて(抑えこんで、あるいは乗り越えて)すべての動物たちが仲良く共存することを選んだ世界。
知性と理性で自分たち(動物たち)が作り上げた世界である、というのがこの作品の肝。
作品の冒頭、子供のジュディが学芸会のお芝居で、動物たちの進化の過程と自分の将来の夢を発表するというシーンがあるんだけど、これが、この作品の世界観をさりげなく、だけどガッツリと観客に説明するシーンになっている。
この、違和感なく作品の世界に引きずり込む巧みさがスゴイ。

「すべての動物が快適に暮らせる楽園」と言いながら、実は肉食獣と草食獣の間には確執があって、そのことで馬鹿にされたりいじめられたりといった現実がある。
弱くて小さなウサギであるジュディがズートピア初の警察官であることは、組織のマイノリティ(女性が活躍しにくい職場とか)の象徴であるし、ずるくて嘘つきなイメージのキツネのニックが詐欺師として生きていることも、ある特定の民族や人種に対する先入観の象徴になっている。
そんなことを考えながら観ていると「なるほど、草食獣がアレの象徴で肉食獣がアレの象徴なのね~、ふむふむ」と思うのだけど、だんだん、「うん?逆か?」と思えてきたりして、とにかく奥が深い。

あと、かわいらしいジュディが無自覚に差別的な発言をして、そのことでニックが傷ついて、だけど天真爛漫なジュディはニックがなぜ傷ついているのかわからなくてという、日常的にある潜在的な問題点もきちんと描かれてる。

そんな小難しいことは抜きにしても、動物たちの愛らしさやストーリー展開だけでとても楽しめる。
擬人化した動物なのに、顔の表情や目の演技が素晴らしくて、特にキツネのニックのちょっとやさぐれてるけど芯は優しいいい男っぷりにキュンとなる。
あと、ダンサーのトラたちの顔つきが微妙に違う細かさとかに感嘆する。
それとカメラワークの素晴らしさ。
3Dではないのに、ジェットコースターに乗っているようなお腹の奥がズーンとする感覚になったり、物が飛んでくるときに避けそうになったり、臨場感溢れる演出も見どころ。
こういう、細部にまでこだわってこだわってこだわり抜くスタッフの情熱と技術力が見られるのもディズニーアニメーションの醍醐味。

いろいろ語ったけど、とにかく面白い!
子供も十分に楽しめる大人向けのアクション・エンターテイメント!
少なくとももう1回は劇場で観たい!

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by wakabanokimochi | 2016-05-09 23:27 | 映画 | Trackback | Comments(0)