ワカバノキモチ 朝暮日記 asakure.exblog.jp

趣味のことをいろいろと


by wakabanokimochi
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★★★★<5段階評価>

あらすじ(Amazonより)---------
2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。
現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。
太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。
「この男は、わたしのために殺されたのか? あるいは――」
疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?
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『本の話 WEB』というサイトのインタビューで著者の米澤さんは、

今回、「知る」ということ、それと表裏一体の「伝える」ということがテーマ

と言い、さらに、

以前私が書店員をしていた頃、人が亡くなったり、大きな悲劇があると「みんなこれに関する本を買いに来るぞ」ということで関連本の棚を作っていたんです。
その時に思ったのが、誰かの哀しみに関する本を読んで「考えました」と言っても、その考えたことで誰かが少しでも救われるのか、ということ。
特に関係ないというのであればそれはもう、悲劇を娯楽として楽しんでいる側面を否定できないのではないだろうか、という思いがどこかにありました。
それで、一回、ちゃんと向き合いたいとは思っていました。

と、仰っています。(インタビュー記事はこちら → 本の話 WEB

伝える側が取捨選択した情報を、受け取る側も見極めなければならないと改めて感じます。

この作品を読み終えて思い出したのは、石井光太さんの貧困国でのルポでした。
ルポ 餓死現場で生きる』や『絶対貧困』には、発展途上国での児童就労の現実が書かれていました。
先進国の正義が、不当に安い賃金や劣悪な環境で子供たちが働かされている実態をつまびらかにし、そういう工場を閉鎖させる。
その結果、子供たちは職を失い、飢餓や病気で死んでいく。
先進国の正義は果たして途上国の子供たちを救っているのか?
そんな問いをつきつけられるルポルタージュでした。

米澤さんの強いメッセージは込められているけど、難しいことや堅苦しいことは抜きにしてミステリものとして純粋に面白い作品です。
ネパールという土地の謎めいたエキゾチックさと、これから何かが起きるという不穏な空気感が相まって、物語にグイグイ引き込まれます。
登場人物が全員なんだか怪しくて、バラバラだった点と点が終盤で一気に繋がっていく感じが気持ちいい。
主要ミステリランキング三冠の作品だけあって、読み応え十分です。



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by wakabanokimochi | 2016-01-25 20:51 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>

小学生の男の子と女の子が少しだけ成長する物語。

大人から見たらたいしたことないようなあるような出来事に遭遇して、だけど子供だから思うように考えを巡らすことができなくて、自分の感情をうまく言葉にすることもできなくて、行動範囲やできることも限られていて、それでも一生懸命に考えて、自分を悩ます出来事に立ち向かっていく、そんなお話。

混乱する出来事に遭遇して、いろんな考えが浮かんでは消え、思考が定まらずに感情が揺さぶられる感覚が、まるで詩のような言葉で綴られている。
表現力が豊かで美しい。

劇的な感動、みたいなものはないんだけど、じわじわ胸の奥に染み込んでくるノスタルジーが心地良かった。


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by wakabanokimochi | 2016-01-21 21:27 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>

12代将軍・徳川家慶が死去するところから物語は始まる。
幕府はペリー来航の対応に追われ、国は開国派と攘夷派に割れて内乱が勃発。
260年続いた泰平の世が終わろうとしていた。
武士の父と公家の母の間に生まれた慶喜は二面性があり、側近でさえその心を読みかねていた。
この世での権力よりも歴史に名を残すことに執着した徳川最後の将軍は、混乱を極めた幕末でどう生きたのか------。

最後の将軍で大政奉還をした人、くらいの認識しかなかったので、慶喜公の考え方や生き様はとても興味深かった。

子供の頃から神童と言われ、端正な顔立ちも相まってモテモテ。
お忍びで町の遊女たちと遊ぶ女ったらし。
先見の明があり、歴史の風を冷静に分析しながら立ち振舞い、将軍に就くことはのらりくらりとかわす。
井伊直弼とのいざこざ、勝海舟との関わり、西郷隆盛との出会い。

坂本龍馬や薩長のことはなんとなくわかるけど、慶喜公の立場で見る幕末も面白い。

大正2年まで生きていた慶喜公。
私の中で完全に歴史上の人物だと思っていたけど、大正5年生まれの私の死んだ父と同世代の人なんだなぁ。



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by wakabanokimochi | 2016-01-19 20:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★<5段階評価>

CMでの作品紹介---------
「だから私は君の膵臓をたべたい。」
「もしかして、その君っていうのは僕のこと?」

他人には興味を持たず孤立している僕。
天真爛漫な性格で、人気者の彼女。
同じクラスだけど、それまで接点のなかった僕と彼女。
そんな二人があるきっかけから、
お互いがお互いを変えていく存在になっていく。
「愛してる」より素直な言葉を、僕らは知っている。

君の膵臓をたべたい------
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少し前の『ダ・ヴィンチ』で紹介されていて、このインパクトのあるタイトルが気になっていた作品。

タイトルだけ見るとグロテスクな猟奇的な印象を持つかもしれないけど、実は真反対の、装丁のままの淡くてせつない青春グラフィティ。
「恋愛モノ」とは一言では片付けられない、彼と彼女の絶妙な距離感がなんともせつない作品。

そんな彼らの動向を温かく見守ろうという心持ちで読み進めていると、胸の奥を殴られたような思いがけない展開に衝撃を受ける。
そこからは落涙必至なので、電車やカフェなど人前で読むことはお勧めできない。

「泣ける・泣けない」を作品の善し悪しの基準にするつもりはない。
が、彼らがお互いを求め合う強い思いや、彼らの辿る運命や、彼らが殻から抜け出そうともがく姿に、自然と泣かされてしまった。
とても悲しいけれど悲しいだけじゃない、強い作品。


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by wakabanokimochi | 2016-01-14 13:29 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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★★★★★<5段階評価>

作品紹介(Amazonより)-----------
オーガスト・プルマンは普通の男の子。
ただし、顔以外は。
生まれつき顔に障害があるオーガストは、幼い頃から人に怖がられたり、ぎょっとされることが多かった。
10歳ではじめて学校に通うことになったが、生徒たちはオーガストの顔をみて悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。
一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。
そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる…
------------------

児童書ではあるけれど、大人にもオススメしたい素晴らしい作品。
「障害にもいじめにも負けずまっすぐに生きる男の子」みたいなありきたりな物語ではないのがいい。

主人公・オーガストだけの目線ではなく、彼の姉、姉の友達、オーガストのクラスメイトたち、それぞれの目線の章で構成されていて、オーガストの周りの人々が抱く様々な思いが多角的に描かれている。

10歳まで家族の愛に守られて育ったオーガストが初めて学校に通うことで深く傷つきもするけど、大きく成長もする。
同時にクラスメイトたちも。
誤解やすれ違いが生まれたり、怒ったり許したり信じたり諦めたり、人と関わって生きるうえで避けられない様々を彼らは学んでいく。

読者としては、オーガストを取り巻く心ない視線や言葉に憤りを感じるけど、彼を取り巻く愛ある存在に救われたりもする。
読んだあとは、温かくて清々しくて晴れやかな感情で心が満たされる。

作中の国語の授業で出てきた格言。
「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらか選ぶときには、親切を選べ」
というのは、私の今後の指針のひとつになった。


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by wakabanokimochi | 2016-01-12 13:34 | 読書 | Trackback | Comments(0)
<吉部~鳴子川右岸登山道~北登山口~平治岳~坊ガツル~鳴子川左岸登山道~吉部登山口>

07:55 吉部を出発
09:00 北登山口
10:00 平治岳の山頂直下
10:52 平治岳山頂<食事タイム>
13:06 坊がつる
14:08 暮雨の滝
14:55 吉部に到着

今年初めての山登りは百大の二人と。
今年は雪が少なくて残念だなぁと思っていたけど、上の方は霧氷の林に覆われていて、それはそれは美しかったです。
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<撮影:大さん>
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<撮影:大さん>

前回北尾根を行った時はしんどくて泣きそうになったけど、今回は一人じゃなかったからかそこまで辛くはなかった。
傾斜は相変わらずの急傾斜でしたが。
霜柱がザクザクしてて、歩きにくいけど足の裏に伝わる感覚は気持ちいい。
雪道を歩いているみたいでした。
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以前、ハシゴがかかっていた大きな段差はハシゴがなくなっていて、頼りないロープがかかっていました。
登るのにちょっと苦労するけど、足場手掛かりをうまいこと見つければなんとかなります。
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<撮影:大さん>

てっぺんは、気温は低かったけど日差しはあって風がなかったのでゆっくりご飯を食べました。

マイナーでちょっとハードなルートだけど、歩き始めに相応しい楽しい山行でした♪

霧氷がキラキラ
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霧氷とみやちゃん
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登山道途中からの風景
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<撮影:大さん>
真っ白な三俣山
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<撮影:大さん>
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by wakabanokimochi | 2016-01-10 14:01 | 登山 | Trackback | Comments(0)

THE YELLOW MONKEY 復活!!

突然の発表に驚愕しています。
2001年に活動を休止、2004年に解散。
15年の時を経て再始動です。

特設サイトで謎のカウントダウンが始まっていると盛り上がっていたらしいのですが、私は全然知らず。
関東のモンキー友達からのメールで知りました。

アリーナツアーも決定。
福岡はマリンメッセ。
私が彼らに最後に会ったのもマリンメッセだったなぁ。

イエローモンキーの復活はまだまだないと思っていたので感慨深いです。
こんなこともあるんだなぁ。
彼らにまた会えるなんて、ワクワクが止まりません。
チケット、当選しますように。(。-人-。)

<オフィシャルサイトのスクショ>
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by wakabanokimochi | 2016-01-08 21:36 | THE YELLOW MONKEY | Trackback | Comments(0)
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★★★<5段階評価>

週刊文春に掲載されたコラムを一冊にまとめたもの。
科学的な難しい話はほとんどなく、マンハッタンに滞在した2年間の日常が中心。

分子生物学者の福岡先生は語り口が面白い。
何気ない日常の中に散らばっている疑問が題材になっていることが多くて、読み手の知的好奇心を大いに刺激してくれる。


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by wakabanokimochi | 2016-01-06 22:52 | 読書 | Trackback | Comments(0)
新年明けましておめでとうございます。

昨年は大きな怪我や病気もなく、わりと思った通りに過ごすことができたような気がします。
今年も趣味を中心に悔いのないように生きていこうと思います。

・山登り
去年は「石鎚山に登る」という目標を掲げていたけど行けませんでしたが、その代わり、北アルプスの燕岳には行けたので良しとします。
今年も北アルプス遠征はしたいと思ってます。
槍ヶ岳に登りたいなぁ。
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・読書
去年は年間50冊以上、平均週1冊以上のペースで読書できました。
図書館や書店に行くと膨大な量の本があって、さらに行くたびに新刊が出ていて、とてもじゃないけど読み尽くすのは無理だなと思うと、私が読める量には限界があるということを目の当たりにすると絶望的な気分になるのは私だけ(笑)?
読み尽くすのは無理だけど、今年もいっぱい読みたいな。

・ダイエット&肉体改造
ヨガとスロージョギングは時々サボったりしながらも続いています。
体重は落としたいけど筋肉はつけたいっていうのが、筋トレが楽しくないので難しく、体重は落ちたけど相変わらずプヨプヨしてます。
今年は1年かけてライザップみたいな体を目指そう。(*´∀`)
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by wakabanokimochi | 2016-01-03 19:43 | 雑記 | Trackback | Comments(0)