2017年 11月 15日
【読書】 夜の谷を行く / 桐野 夏生
★<5段階評価>
作品紹介(Amazonより)--------------------------
連合赤軍がひき起こした「あさま山荘」事件から四十年余。
その直前、山岳地帯で行なわれた「総括」と称する内部メンバー同士での批判により、12名がリンチで死亡した。
<中略>
いま明かされる「山岳ベース」で起こった出来事。「総括」とは何だったのか。
集った女たちが夢見たものとは――。
啓子は何を思い、何と戦っていたのか。
桐野夏生が挑む、「連合赤軍」の真実。
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読み始めた時は面白いと思ったんだけど、すぐにちょっと辛くなってきた。
この作家さんの作品はいくつか読んだんだけど、イマイチ私には合わないんだった…。
登場人物の性格付けがきっちり定まってない気がして、定まってないから言動に整合性がない気がする。
直前まで怒っていたのに急に冷静とか、直前まで穏やかに笑っていたのに急に泣くとか、感情のグラデーションが不気味で疲れた。