2017年 07月 03日
【読書】 花明り / 山本一力
★★<5段階評価>
江戸・深川で駕籠かきをなりわいとする若者二人。
粋で鯔背が信条の江戸っ子たちが織りなす人情時代劇。
江戸の町民の物語は、粋で鯔背でカッコイイ。
江戸の文化の知らなかったことも知れて勉強にもなるので面白い。
ただ、この作家さんの文章は私には少し合わなかった。
物語の盛り上がりの部分は面白く読めたんだけど、それ以外の部分の描写が少しぼんやりとしているように感じられて、情景や心情をうまく思い描けないまま話が先に進んでいくような感じだった。