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【読書】 嫌われる勇気 / 幸せになる勇気 / 岸見一郎・古賀史健

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★★★★★<5段階評価>


フロイト、ユングと並ぶ三大心理学者の一人、アルフレッド・アドラーの考え方を解説してくれている本。
“哲人”と“青年”の対話形式なっているのでとてもわかりやすい。

『嫌われる勇気』では、自分に自信がない劣等感の塊のような青年が哲人の書斎を訪れるところから始まる。
悩める青年に対して哲人は、アドラーの思想をとくとくと話して聞かせる。
アドラーの考え方に反発し反論していた青年だったが、最後には自信を取り戻し晴れやかに書斎を出て行く。

『幸せになる勇気』では、その3年後に青年がまた書斎を訪れるところから始まる。
最初の対話のあとに青年は、アドラー思想を信念とした教師になる。
だが、アドラーの考え方を実践しているにも関わらず生徒たちは荒れ、学級崩壊を起こすほどになっていた。
アドラー思想に失望し憤慨した青年は、その怒りを哲人にぶつけるために書斎を訪れたのだった。


NHK Eテレ『100分de名著』の今年2月分がこのアドラーの回で、この本の著者である岸見さんが解説してくれていた。
私は、アドラーという心理学者をこの番組で初めて知ったのだけれど、私がこの40数年間生きてきて経験や感覚で身につけた考え方・思想・渡世術が、アドラー思想にとても似ているものだったので、共感と納得のしまくりで鳥肌が立った。
その番組のあとに気になってこの2冊を読んでみたのだけど、やはり共感と納得しかなかった。

“全ての問題はシンプルである”とアドラーは言うけど、私も心からその通りだと思う。
悩んでいる人自身が問題をこねくり回してややこしくしているだけで、冷静に考えれば問題の核はシンプルだし、その核が見極められれば対策方法は絞られてくる。

とても論理的で合理的で単純明快な思考経路なので、この考え方で生きることができればものすごく楽だし、現に私は、対人関係で悩んだり揉めたりということが、“主観的に見て”ほとんどない。
この“主観的に見て”というのが大事なわけだけど。

理解するのも実践するのも難しいと言われているらしいアドラー心理学だけど、自分の心の有り様や考え方の方向性をほんの少し変えることができれば、抱えている問題や苦しさは劇的に変化すると思う。

学校や職場や家庭でトラブルを抱えて苦しい人にはぜひ読んでほしい本です。


<これまでの読書感想はこちら → 備忘録代わりの読書感想ブログ ワカバの本棚
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Commented by at 2016-06-23 12:29 x
面白そうやけん、早速Amazonで発注したよん
Commented by wakabanokimochi at 2016-06-25 20:58
百さん、買ったんや!?
もう届いた?
かなりためになるよ!
by wakabanokimochi | 2016-06-23 11:13 | 読書 | Trackback | Comments(2)