2016年 03月 13日
【読書】 人魚の眠る家 / 東野圭吾
★★★<5段階評価>
内容紹介(Amazonより)------------------
娘の小学校受験が終わったら離婚する。
そう約束した仮面夫婦の二人。
彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。
娘がプールで溺れた―。
病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。
そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。
過酷な運命に苦悩する母親。
その愛と狂気は成就するのか―。
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臓器移植とか人間の体を機械で制御することとか、そういうものに対する葛藤がテーマになっている作品。
私自身の中でも賛否両論ある問題だけに興味深く読んだ。
テーマは重いけど重厚すぎず、医療や科学のわりに難解ではなく、東野さん特有のミステリー調のおかげですんなりと読めた。
第三者からは狂気的に見える母親の言動が、母ゆえの強さと愛に基づいたものだというところに凄みを感じた。
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答えてください。 娘を殺したのは私でしょうか。 東野圭吾作家デビュー30周年記念作品 『人魚の眠る家』 娘の小学校受験が終わったら離婚する。 そう約束した仮面夫婦の二人。 彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前。 娘がプールで溺れたー。 病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。 そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。 過酷な運命...... more
賛否両論あるようですが、文学として飽きずに読ませる筆力はさすがです。
2~3回涙が出ました。
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