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【読書】 徳川慶喜 / 加野厚志

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★★★<5段階評価>

12代将軍・徳川家慶が死去するところから物語は始まる。
幕府はペリー来航の対応に追われ、国は開国派と攘夷派に割れて内乱が勃発。
260年続いた泰平の世が終わろうとしていた。
武士の父と公家の母の間に生まれた慶喜は二面性があり、側近でさえその心を読みかねていた。
この世での権力よりも歴史に名を残すことに執着した徳川最後の将軍は、混乱を極めた幕末でどう生きたのか------。

最後の将軍で大政奉還をした人、くらいの認識しかなかったので、慶喜公の考え方や生き様はとても興味深かった。

子供の頃から神童と言われ、端正な顔立ちも相まってモテモテ。
お忍びで町の遊女たちと遊ぶ女ったらし。
先見の明があり、歴史の風を冷静に分析しながら立ち振舞い、将軍に就くことはのらりくらりとかわす。
井伊直弼とのいざこざ、勝海舟との関わり、西郷隆盛との出会い。

坂本龍馬や薩長のことはなんとなくわかるけど、慶喜公の立場で見る幕末も面白い。

大正2年まで生きていた慶喜公。
私の中で完全に歴史上の人物だと思っていたけど、大正5年生まれの私の死んだ父と同世代の人なんだなぁ。



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by wakabanokimochi | 2016-01-19 20:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)