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【読書】 ワンダー / R・J・パラシオ (著)、中井はるの (翻訳)

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★★★★★<5段階評価>

作品紹介(Amazonより)-----------
オーガスト・プルマンは普通の男の子。
ただし、顔以外は。
生まれつき顔に障害があるオーガストは、幼い頃から人に怖がられたり、ぎょっとされることが多かった。
10歳ではじめて学校に通うことになったが、生徒たちはオーガストの顔をみて悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。
一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。
そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる…
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児童書ではあるけれど、大人にもオススメしたい素晴らしい作品。
「障害にもいじめにも負けずまっすぐに生きる男の子」みたいなありきたりな物語ではないのがいい。

主人公・オーガストだけの目線ではなく、彼の姉、姉の友達、オーガストのクラスメイトたち、それぞれの目線の章で構成されていて、オーガストの周りの人々が抱く様々な思いが多角的に描かれている。

10歳まで家族の愛に守られて育ったオーガストが初めて学校に通うことで深く傷つきもするけど、大きく成長もする。
同時にクラスメイトたちも。
誤解やすれ違いが生まれたり、怒ったり許したり信じたり諦めたり、人と関わって生きるうえで避けられない様々を彼らは学んでいく。

読者としては、オーガストを取り巻く心ない視線や言葉に憤りを感じるけど、彼を取り巻く愛ある存在に救われたりもする。
読んだあとは、温かくて清々しくて晴れやかな感情で心が満たされる。

作中の国語の授業で出てきた格言。
「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらか選ぶときには、親切を選べ」
というのは、私の今後の指針のひとつになった。


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by wakabanokimochi | 2016-01-12 13:34 | 読書 | Trackback | Comments(0)