2015年 06月 05日
【読書】 お父さんと伊藤さん / 中澤日菜子
★★★<5段階評価>
34歳の彩は、54歳の伊藤さんと2間のボロアパートで同棲している。
そこに突然、74歳の彩の父親がやってきて、なりゆきで共同生活をすることになる。
父と娘の間にある、確執というほどでもないわだかまり。
多少の罪悪感を感じながらも、父親に寄り添えない娘。
自分の思いを優先させてしまう彩に対して、今寄り添わなければ後悔するときが来るよ、とやきもきしながら読んだ。
彩と伊藤さん、お父さんと伊藤さんの関係はほのぼのしていていい。
大人な伊藤さんの存在がホッとする。
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