2015年 03月 30日
【読書】 空の中 / 有川浩
★★★★<5段階評価>
日本の上空2万メートル地点で原因不明の航空機事故が相次ぐ。
航空機メーカーの技術者と航空自衛隊のパイロットの二人が事故調査の中心となって、原因究明と対策のために奔走する。
一方、四国の田舎町に住む高校生の瞬と幼なじみの佳江の二人もまた、この航空機事故事故に翻弄される。
上空2万メートルにある“秘密”とは?
自衛隊三部作の空自編。
恋愛要素は少なめだけど、有川さん特有の胸キュンポイントはもちろんある。
骨格部分は大胆なファンタジーなんだけど、自衛隊組織の描写などの肉付けの部分がリアルなので一切違和感を感じることなく読んだ。
キーとなる“秘密”の部分がすごく興味深くて面白かった。
それぞれが色々と抱えていて、その切なさとかやるせなさにグッときた。
メーカーの技術者が空自のパイロットに同行してF15に乗るシーンが、臨場感ある描写でワクワク・ドキドキして好き。
私も1回乗ってみたい!
たぶん吐くだろうけど。
作者のあとがきに、関係各者への感謝の言葉とともに「この作品を読んでくれてありがとう」という趣旨の言葉が書かれていたんだけど、「こちらこそ、こんなに面白い作品をいつも書いて下さってありがとうございます」と言いたいです。
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コメントありがとうございます☆
有川さんはマンガみたいな設定だったり描写だったりするんですが、そういうとこも好きです♪(〃▽〃)
ところで、姫路駅のブルーがカッコよかったみたいですね♪