2013年 04月 16日
2013 F1 中国GP
Q1、みんななかなか走り出さないのはなぜ?
出方を伺っているって感じ?
残り10分くらいで各車一斉に走行開始。
結果、ハミルトンがトップ。
Q2、2回目のアタックでウェバーがコース上に停止。
どうやらガス欠らしい。
解説の川井さんは、タイヤを温存する作戦じゃないかって言ってけど。
結果、ハミルトンがトップ。
Q3、またなかなかみんな出ない。
残り2分40秒くらいでポツポツ走行開始。
ここでもハミルトンがトップ、ポールポジション決定。
ベッテルは途中で走行をやめて、結果9位。
今回は初のソフトタイヤ使用ということで、各チームこのタイヤのポテンシャルを探るための駆け引き合戦だった感じ。
こういう戦略型もいいけど、やっぱり手に汗握るタイムトライアルの方が興奮するよね。
さて、決勝。
予選Q1でガス欠してしまったウェバーは予選終了後の暫定順位では14位だったけど、ペナルティで最後尾に降格。
チームの作戦でピットスタートを選択。
スターティンググリッドは、
1.ハミルトン
2.ライコネン
3.アロンソ
4.ロズベルグ
5.マッサ
6.グロジャン
7.リチャルド
8.バトン
9.ベッテル
解説の川井さん曰く、ソフトタイヤは持ちが悪くてまともに走れるのは4・5周だろうと。
だからこのソフトタイヤの使い方がカギとなると。
そして、前から7台はソフトタイヤでスタート、バトン・ベッテルはミディアムタイヤでスタート。
ちなみにウェバーはソフトタイヤ。
シグナルが消えて各車、一斉にスタート!
ライコネンはスタートに失敗して4番まで下がる。
ハミルトンはいいスタート。
4周目、ハミルトンのラップタイムがガクッと落ちる。
タイヤがきつい。
5周目、同じソフトタイヤで2・3番を走っていたアロンソとマッサが一気にハミルトンを抜く。
タイヤは同じでも、マシンによってパフォーマンスに差が出ることを目の当たりにする。
6周目、耐え切れずにハミルトン、タイヤ交換。
同時にチームメイトのロズベルグも。
7周目、アロンソとライコネンがタイヤ交換。
14周目あたり、そろそろミディアムタイヤでスタートしたマシンはタイヤがきつくなる頃。
ソフトタイヤスタートで早々にミディアムに換えたアロンソは4番まで上がってきている。
一方、ハミルトンは7番手、ライコネンは8番手。
トップを走るヒュルケンベルグのせいで、2番手を走っているベッテルは抑えられている形に。
ここで、タイヤ交換をすることに。
川井さん曰く、2ストップ作戦だったかもしれなかったのに、予想外のピットスットプをするはめになったのかもって。
で、ベッテルのピットインと同時に、なんとそのヒュルケンベルグもピットイン。
ベッテルを前にやらないためのヒュルケンベルグの作戦。
とはいえ、ピット作業に定評のあるレッドブル。
ベッテルの方が先に作業を終えてコース復帰。
作業時間、レッドブル・19秒323、ザウバー(ヒュルケンベルグ)・22秒838。
F1レースでの3.5秒の差はかなりデカイ。
15周目、ウェバーがベルニュに接触。
すぐにピットインしてタイヤとフロントウィングを交換。
16周目、今度はライコネンがペレスに接触。
ライコネンもフロントウイングが壊れたけど、そのままレース続行。
と、コース復帰していたウェバーが急にスピードダウン。
スロー走行でピットに戻ろうとするが、途中でタイヤが脱落、リタイヤ。
予選から、ウェバーにとっては散々なレースに。
この時点での見た目の順位。
1.バトン 2.アロンソ 3.ハミルトン 4.ライコネン 5.ペレス 6.マッサ 7.ベッテル
20周目、マッサがピットイン。
その隙に、ベッテルがペレスをかわし5番手に浮上。
21周目、アロンソがバトンを抜く。
まだ1回もピットストップしていないバトンをそんなに必死に抜かなくてもいいんじゃないかと思うけど、どうなの?
ライコネンはハミルトンをかわそうと必死。
解説では、ライコネンの方が0.6秒くらいペースが速いとのこと。
タイミングさえ合えば抜けるんだろうけど、それがなかなか難しそう。
22周目、ハミルトンとライコネンが同時にピットイン。
同時にコース復帰。
順位は変わらず。
24周目、アロンソが2回目のタイヤ交換。
同周回でバトンも初めてのタイヤ交換。
おそらくバトンは2ストップ作戦。
29周目、ファスセストラップを出したアロンソがトップを走るベッテルの背中を捉えて、そして抜いていく。
この時点での見た目の順位。
1.アロンソ 2.ベッテル 3.ヒュルケンベルグ 4.バトン 5.ハミルトン 6.ライコネン
30周目、ペースが落ちてきたバトンをハミルトンが抜く。
ライコネンもバトンの背中を狙う。
熾烈な3番手争い。
タイムはハミルトンと比べて、バトン・+1.023、ライコネン・+0.341。
数字上ではライコネンが速いのでバトンを抜くのは時間の問題。
ハミルトンも差せるかも。
と思っているうちに、ライコネンがバトンを抜いた。
31周目、ベッテルが2回目のタイヤ交換。
レースは半分以上終わっているけど、誰がどうなるかまだまだわからない状態。
ここで、タイヤ交換回数の情報が出る。
1.アロンソ・2回、2.ハミルトン・2回、3.ライコネン・2回、4.バトン1回、5.ベッテル・2回。
それぞれあと1回ずつのタイヤ交換を予定しているはずだから、現時点では見た目の順位が事実上の順位。
35周目、ライコネンが最後のタイヤ交換。
37周目、ベッテルがバトンを抜いた。
バトンはどんどんタイムが落ちている。
今回のレースで2ストップ作戦は厳しかったか?
38周目、ハミルトンが最後のタイヤ交換。
41周目、アロンソも最後のタイヤ交換。
ベッテルの後ろでコース復帰。
見た目の順位は、
1.ベッテル 2.アロンソ 3.バトン 4.ライコネン 5.ハミルトン
この先頭5台のうち、ベッテルとバトンがあと1回のストップを残すことに。
すぐにアロンソがベッテルを抜く。
その直後、ライコネンとハミルトンがバトンを抜いた。
これで、見た目の順位と実際の順位が同じになって非常にわかりやすい。
50周目、バトンが最後のタイヤ交換。
持ちが悪いソフトタイヤを装着。
7番手でコース復帰。
すぐにマッサを抜くが、無理をするとタイヤが持たないし、これからのレース展開が難しい。
52周目、ベッテルが最後のタイヤ交換。
こちらもソフトタイヤ。
4番手でコース復帰。
残り5周でどこまで追い上げるのか見もの。
解説の川井さんは、ハミルトンと9秒も差があるからさすがのベッテルも無理だろうと。
だけど、ベッテルはガンガン攻めの走りを見せる。
後ろの車との差はあるから、多少タイヤに無理をさせても前の車を抜く走りに徹しようという気らしい。
9秒あった差が、6秒、5秒とみるみる縮まっていく。
ハミルトンを抜けば3位。
3位だと表彰台に上がれるわけだから、この3位に食い込むのか4位で終わるかの差はデカイ。
55周目が終わった時点で、ハミルトンとベッテルの差は1.2秒。
そして、ファイナルラップ。
0.63秒差までタイムを縮める。
完全に背中を捕らえたベッテル。
こりゃ、いくんじゃね!?
と見ているこっちは最後の最後で大興奮。
チェッカー・フラッグが振られる瞬間までベッテルの怒涛の追い上げがあったけど、結局、0.203秒差でフラッグが振られ、本当に惜かったけど3位入選はならず。
ゴール後にその勢いのままハミルトンを抜いてみせるベッテルはやっぱりやんちゃだなぁ(笑)。
結果、優勝・アロンソ、2位・ライコネン、3位・ハミルトン。
いやぁ、やっぱりベッテルは見せてくれるなぁ。
チームオーダーだなんだと問題児でもあるけど、走りに関してはやっぱり天才だわ。
タイヤ交換だとか作戦だとか、そういうのが中心になったせいで直接バトルがほとんどなかったこの中国GPは、私としてはあまり面白くないレースだったけど、最後のベッテルの走りのおかげでちゃんと楽しませていただきました。
次は今週末のバーレーンGPです。
ただ、予選がよくわからないや。
予選用に2セットぐらい、昔みたいにみんなで1時間はしろ〜よ。