2013年 03月 27日
2013 F1 マレーシアGP
途中から雨が降り出したんだけど、降る前は各車1分30秒台で走っていたのに、降り出したとたん1分50秒後半までタイムが落ちる。
やっぱり、こんなに違うもんなんだね。
みんな少しずつタイムを縮めていって1分50秒台前半で走る中、ついにハミルトンが51秒台。
「おーっ!」っと思っていたら、最後の最後でベッテルが49秒台をたたき出す。
やっぱスゴイな、この男。
で、決勝も雨が降ってる。
コースの一部分だけスコールのような土砂降りだって。
そこ以外は乾いているわけだからタイヤのチョイスが難しくなる。
荒れるレースになるかな。
スターティング・グリッドは、
1.ベッテル
2.マッサ
3.アロンソ
4.ハミルトン
5.ウェバー
ライコネンは、予選では7位だったけど、ペナルティで10番グリッドに降格。
ベッテルはいいスタート。
ウェバーも今回はいいスタートで、3番まで順位を上げる。
2コーナー辺りでベッテルに接触してしまったアロンソはフロントウイングが壊れて、引きずって火花を撒き散らしながら走行。
ところが、チームはそのまま走ることを指示したためアロンソは走り続け、2周目でウイングがマシンの下に入り込みコースアウト。
リタイヤとなる。
ワールドチャンピオン争いをする上で0ポイントは非常に痛い。
6周目を過ぎた辺りで1回目のタイヤ交換ラッシュ。
今回のレースは最初から最後までピットがバタバタしてる印象。
ハミルトンは前のチームのマクラーレンの所に止まろうとするし、フォースインディアはタイヤが外れずにあたふたしてるし、ケータハムだかどっかのマシンはピット内で接触してるし。
みんな落ち着け。
ライコネンとペレスの9位争いがずーっと続いていたけど、16周目辺りでライコネンがやっと追い越した。
初戦優勝のライコネンも、こんな感じじゃ今回は上位に食い込むのは難しいかな。
20周目辺りからまた続々とピットインラッシュ。
こんなにちょこちょこピットインされると事実上の順位がわからなくなる。
ピット回数の表示を早く出して欲しいな。
この2回目のタイヤ交換を終えた時点で、ウェバーがトップ、0.6秒差でベッテル2番。
27周目辺り、ペースが上がらないウェバーのせいで詰まってしまってる感じになっているベッテルがキレ気味。
30周を過ぎた辺りから3回目のピットインが始まる。
36周目、4位を走っていたバトンのクルーが3回目のタイヤ交換で作業ミスしちゃう。
あーあ…。
14位まで順位を落とす。
もうちょっと周回が残っていたら挽回できるかもしれないけど、あと20周じゃ厳しいかな。
せめてポイント圏内までには上がれるといいんだけど。
40周過ぎた辺りから4回目のピットイン。
最後のタイヤ交換を終えたベッテルはギリギリのところでウェバーの後ろにコース復帰。
ここから、チームメイト同士のバトルが始まる。
ベッテルが、接触するんじゃないかというほど激しくウェバーに襲いかかる。
その後ろではメルセデス2台もバトル中。
タイヤ交換のタイミングとか、そういう戦術的争いも面白いけど、やっぱりこういう直接バトルは見ていてハラハラ・ワクワクするよね
醍醐味よね。
46周目、ついにベッテルがウェバーを差してトップに立つ。
解説の右京さんも興奮中(笑)。
でもチームメイト同士で接触なんかしてリタイヤとかなっちゃうと元も子もないわけだから、チームは頭を抱えてるけどね(笑)。
と、のんきな感じで見ていたけど、この両チームのバトルがレース後に物議を醸すこととなる。
結果、1位・ベッテル、2位・ウェバー、3位・ハミルトン。
4位はロズベルグ、ライコネンは7位。
去年までは、青いレッドブルと赤いフェラーリとシルバーのマクラーレンがいつも争っていた感じだったのに、今年はその色合いが変わってて目に新鮮。
表彰台のシーンはなんかギスギスしてた。
そりゃ、ベッテルがあんな感じでバトルしかけたんじゃウェバーは面白くないだろうけど、問題はそんなに単純じゃなかったみたい。
4回目のタイヤ交換を終えたレッドブル陣は、もう1・2フィニッシュ確定だからそのままの順位で、無理な争いはせずにゴールするように両ドライバーに指示を出す。
その指示に従ってペースを保ったウェバーを、強引なバトルを仕掛けて抜いてしまったベッテル。
何もなかったからいいようなものの、ここで接触なんかのトラブルを起こしてたなら、すぐ後ろのメルセデス2台に優勝を譲ることになったわけだから、チームとしてはご立腹。
一方、メルセデス陣。
ガス欠寸前でペースを落として走らざるをえないハミルトンの後ろで、まだ余力を残すロズベルグが「ハミルトンの前に出たい」とチームに進言。
しかし、チームは「だめだ」と。
ベッテルと違ってチームの意向に背かなかったロズベルグは結局、表彰台には立てなかった。
批判が集中しているベッテルだけど、そりゃ、彼が悪いと私も思う。
レッドブルの指示がチームオーダ(チームが所属ドライバーへ指示を出すことによって故意に所属ドライバー間の順位を入れかえたり、保持しようとしたりすること)だという意見も一部にはあるようだけど、1・2位確定だったんだから無理しないように指示を出すのは作戦の範囲内じゃない?
自滅しちゃうかもしれないリスクを犯したベッテルの方が悪いと思う。
ワールドチャンピオン争いもしているわけだから1位になりたい気持ちはわかるけど。
メルセデスの方はチームが悪いでしょ。
これは完全にチームオーダだと思う。
ロズベルグがかわいそう。
だから、表彰台のシーンでは、いつもなら子供のようにはしゃぐベッテルは大人しかったし、ウェバーは怒りを抑えてる表情だったし、ハミルトンは申し訳なさそうな顔で「ここにはロズベルグが立つべきだった」とか言うし。
なんか、こう、後味の悪い雰囲気で終わったレースでした
もともとあまり仲がよくなかったベッテルとウェバーだけど、これからのレースはどうなるでしょう。
ちょっと楽しみだったりして(笑)。
次は4月14日の中国。
3週間も先かぁ。
待ち長いなぁ
あ~ もう 2戦も終わっちゃったんですよね。
気には しながら まだ見れてないです。
でも、解説、実況のようによくわかります。ありがとうございます。
まだ観れてないんですね。
息子さんたちのことで忙しい時期でしょうからね。
次の中国GPは観れるといいですね☆